沖縄の歴史を凝縮したチャンプルー文化の街

コザ(沖縄市)はミックスカルチャータウンだ。その独自の文化は、沖縄の庶民料理にたとえられ「チャンプルー文化」とも称される。チャンプルーとは、野菜や豆腐などを炒めた沖縄料理のこと。「混ぜこぜにした」という意味を持つ。

米軍嘉手納基地の門前町として発達した歴史を持つ沖縄市・コザ。外国人向けの飲食店が建ち並ぶゲート通りは異国情緒にあふれる。

沖縄は有史以来、波瀾の歴史をくぐり抜けてきた。琉球王国時代から中国や日本、東南アジア諸国などからの影響を強く受け、交易を通じて多種多様な文化が渡来し、沖縄ならではの特異な文化を編み出した。日本の統治機構に組み込まれた近代以降では、米国による占領時代を経験して、現在見られるチャンプルー文化が誕生した。

昭和49年(1974)にコザ市と美里村が合併して誕生した沖縄市。その名残りで今も「コザ」は愛称として親しまれている。

こうした沖縄の歴史を凝縮した地がコザなのだ。色鮮やかなチャンプルー文化により形成されたコザのミックスカルチャーは、今や市内外だけでなく外国からも注目されるようになっているのだ。

鮮やかに独自の伝統を紡ぐ色彩豊かな歴史の交差点

コザの物語は市街中心地のコザ十字路の歴史絵巻から始まる。平成27年1月、コザ十字路に巨大壁画が出現した。『コザ十字路歴史絵巻』は「忘れてはいけない歴史と沖縄市のアイデンティティ」をテーマに、現在のコザへと移り変わるまでの歴史を絵巻として表現している。約1,600平方メートルというスケールは圧巻のひと言だ。

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世界中から集まった病みつきソウルフードたち

コザではぜひ、世界のソウルフードを楽しみたい。米国、インド、中国、フィリピン、韓国など、沖縄市には約40カ国の外国人が暮らし、国際色豊かな食文化が育まれている。外国人相手の飲食店も多く、本場の味を楽しめるのだ。

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コザの叫びが聞こえるクラシックロックの夕べ

「ようこそ沖縄・コザへ」そう言って出迎えてくれたのは、沖縄ロックバンドの草分け的存在「紫」の元メンバーであり歌手・ドラマーの宮永英一さんだ。

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文◎仲武一朗 写真◎安村直樹