24674〈行きたい東京のBAR〉22年間に18万人の客が集ったもてなしと斬新なカクテル【 Bar Tenderly 】(大森)┃TOKYO BAR STORY

〈行きたい東京のBAR〉22年間に18万人の客が集ったもてなしと斬新なカクテル【 Bar Tenderly 】(大森)┃TOKYO BAR STORY

男の隠れ家編集部
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大森は東京を代表する花街のひとつで、一時期は400人以上の芸者衆がいた。三業地でもあるこの下町で22年間、バーを営むのが地元で生まれ育ったオーナーバーテンダーの宮崎優子氏だ。大森愛は熱く、大森さくらフェスティバルの実行委員長として伝統文化の発信も行っている。そして、数々のカクテル競技大会で優勝を重ねてきた。
桜の花の咲く公園に面していて、春はバーも盛り上がる。

「大森のバーに勤め、独学でカクテルを始めました。転機となったのはバーテンダーズスクールの講師でいらっしゃった毛利BARの毛利隆雄さんとの出会いです」と宮崎氏。名バーテンダーと称された毛利氏は数々の質問に丁寧に答えてくれた。そして宮崎氏にこう伝えたという。

「感謝の気持ちを忘れてはいけない」

その言葉を胸に宮崎氏は研鑽を積んだ。ある時、日報を見ていて15万人もの来客があることに気付く。今ではさらに増え18万人に達した。その柔らかな物腰と絶妙なカクテルの味を楽しみに今夜も多くの客が集う。

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宮崎氏の見事な手さばきを見ながら一杯いただく。
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宮崎氏の教えを受けたテンダリーのバーテンダーには競技大会受賞者が多い。
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店内を飾る装飾のひとつ。

【Selected cocktail】艶女(アデージョ)

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艶女(アデージョ)

47歳の若さで亡くなった芸者さんがいた。闘病生活を送る彼女を励ますために作ったこのカクテルは、競技大会でグランプリを受賞。カルヴァドスの香りが豊かな一杯。1500円。

※営業日時などについては要確認。

文◎相庭泰志 撮影◎遠藤純

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