渋谷で今なお受け継がれる
名店“コレオス”のDNA

渋谷の名店「コレオス」で、伝説的バーテンダー・大泉洋氏の右腕として経験を積んだ福島寿継氏が、平成26年(2014)にオープンした。

進駐軍のバーで経験を積んだ大泉氏は、平成3年(1991)に渋谷109の8階に「コレヒオ」をオープン。やがてコレオスと名を変えて渋谷区宇田川町に移転。平成26年に惜しまれつつも閉店した。

「大泉はカウンターを隔てた間の取り方が抜群でした。人に寄り添う力、と言いましょうか。越えられないお師匠さんでした」と福島氏。

店内のカウンターやバックバー、帽子掛けのフックやグラスなどは、コレオスで使っていたものをそのまま引き継いだ。そして誰もが気軽に足を運べるコレオスの雰囲気もまた、そのまま引き継いでいる。

「バーは酒だけじゃない。バーテンダーの魅力が大事。引き出しを持ちなさいと、よく言われました」

ちなみに電話番号も継承。昭和を知るバーのDNAは今も渋谷にある。

写真/池本 史彦