880FOS|東京・台東区のオーセンティックバー

FOS|東京・台東区のオーセンティックバー

男の隠れ家編集部
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築50年の古民家を改装 和の空間の正統派

わずか26歳だった平成13年(2001)、言問通りに最初の『フォス』をオープンさせた森崇浩氏。平成18年(2006)には築50年、踊りの師匠が住居兼稽古場としていた古民家を改装し移転した。バーには珍しい格子戸をくぐり抜け、上がり框で靴を脱いで上がるスタイルは、森氏の「自宅に帰ってきたような落ち着ける空間を」というこだわり。

「19歳で浅草に出てきて、老舗バー『バーリィ浅草』で修業しました。この地の居心地の良さが気に入り、そのまま浅草で店を始めたわけです」。

そう語る森氏は、スコットランドやケンタッキーといったウイスキーの聖地を巡り、常に情報を仕入れ、さらに研鑽を積むことを忘れてはいない。それだけにウイスキーの品揃えは素晴らしく、シングルモルトとカクテルのオーダーは半々だという。

「様々なお酒をご紹介するのも私たちの仕事ですから」と森氏。和テイストの雰囲気だけで勝負をしているわけでない、本物なのである。

文/野田 伊豆守

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いくつになっても、男は心に 隠れ家を持っている。

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