44470大正8年から始めたウイスキーへの挑戦 「江井ヶ嶋蒸溜所」

大正8年から始めたウイスキーへの挑戦 「江井ヶ嶋蒸溜所」

編集部
その佇まいは、まるで本場のスコットランドの蔵である。江戸時代から酒造りを続ける江井ヶ嶋酒造が手がけるジャパニーズウイスキーは、多くのファンを獲得している。

■最も海に近い蒸留所ながら食事を引き立てる軽やかな味

良質な水と米に恵まれた播磨平野の明石では、隣りの灘五郷の影響を受け、江戸時代初期から酒造りが盛んで、江井ヶ嶋酒造の前身である卜部家も酒造株を有していた。明治21年(1888)、そんな明石で設立。当初から「日本酒メーカーは日本酒のみをつくるにあらず」という考えを持っていて、大正8年(1919)には早くもウイスキーの製造免許を取得し、昭和36年(1961)にポットスチルを設置し、自社でもモルトウイスキーの製造を始めた。

そんな江井ヶ嶋酒造が新たな蒸留所を竣工したのは昭和59年(1984)のこと。スコットランド地方の様式を取り入れている。当時は熟成を含めた製造のすべての過程がひとつの建物に収まっている、ユニークなレイアウトであった。現在、熟成庫は別棟となっている。ここは日本で最も海に近い蒸溜所だが、後味がすっきりした食中酒が誕生している。

■世界に誇れる日本の味が続々と誕生

ウォッシュバックは1984年に、ポットスチルは2019年に新しく導入。その当時は熟成を含めた製造の全ての過程がひとつの建物に収まっていた。後に熟成庫は別の建物へ移設された。瀬戸内海の気候が味に変化をつける。

・江井ヶ嶋の地名の由来をラベルに描いた自信作

ブレンデッド江井ヶ嶋 シェリーカスクフィニッシュ
英国産麦芽100%を原料に造ったモルトウイスキーとグレーンウイスキーをブレンドした後、シェリー樽で後熟した味わい深い1本。

容量:500ml
アルコール度数:50度
価格:3300円
【色】赤みがかった琥珀色
【香り】フローラルで華やかな香り
【味わい】程よいボディー感とタンニンがありマイルドでスイート
【余韻】モルトの香り華やかに、果実感と滑らかな味わいを感じることができる

あかし700 スペシャルブレンド
厳選されたモルトとグレーンを使用して完成させるブレンデッドウイスキーである。

容量:700ml
アルコール度数:40度
価格:1980円

ホワイトオーク シングルモルトあかし
モルトの香り華やかに淡麗でやや辛口な、気軽に愉しむことができる明石の地ウイスキー。

容量:500ml
アルコール度数:46度
価格:3850円

文/野田伊豆守

江井ヶ嶋蒸溜所(えいがしまじょうりゅうじょ)

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