6164アメ横で“海のレバー”を銘酒と共に味わう「魚草」|東京・上野にある昼呑みの名店

アメ横で“海のレバー”を銘酒と共に味わう「魚草」|東京・上野にある昼呑みの名店

男の隠れ家編集部
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上野・アメ横の高架下にある立ち呑みの名店「魚草」。大船渡、淡路島、島根の各港から直送される新鮮な魚を堪能しつつ、柿沼商店とふくはら酒店から厳選して仕入れる、日本酒20種類は、オール500円。テーブル上にはドンと和らぎ水のボトルも用意されているという心配りが嬉しい。さっと寄って味わって、また別の場所へ。そんな気軽さもこの店ならではだ。

上野・アメ横にある呑める「魚屋」

アメ横の高架下、鮮魚店や乾物店に挟まれた広さ3坪ほどの「魚草」は、20種類の日本酒と大船渡、淡路島、島根の港から直送される魚が楽しめるオープンエアの立ち呑み店。

とろけるような食感の「エイ(ホシエイ)の肝刺し」は500円。

「エイの肝刺し」「モウカの星(モウカザメの心臓)」など、他店ではお目にかかれない品が並ぶ。

「水揚げしてすぐ神経〆した魚を、細胞を壊さない最新冷凍技術(CAS)で凍結させたものを仕入れてます。時間を止めたような〝絶対鮮度〟が自慢」と店長の佐々木拓郎さん。

〝つのとろ〟とも呼ばれる脳天はマグロ一本から2本しか取れない希少部位。「まぐろ脳天あぶり」
(500円)
深海魚どんこ(エゾアイナメ)の身と骨を味噌と肝で叩いた「どんこの肝叩き」(500円)。

社長を務める大橋磨州さんは東大大学院在籍中に上野の鮮魚店に勤め、この店を始めた。エイの肝はとろりと溶ける濃厚な味わい。レバーのようなサメの心臓も、ネギとタレが絡みなんとも旨い。

塩とニンニクでいただく名物メニュー「モウカの星」(500円)は、気仙沼で揚がるモウカザメの心臓。「モウカの星」に合わせた日本酒は岩手の「月の輪」。そのほか、「刺盛り(3点)と酒のセッ
ト」(1000円)など、標榜する「呑める魚屋」にふさわしい品書きが魅力だ。

「初めて寄ったんですが、ほんと旨いっすね」と、若いサラリーマン。甘口から辛口まで幅広く揃えた酒と新鮮な魚を味わいたい。

文/奥 紀栄 撮影/島崎信一

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