レトロなアーケード街の立ち呑み屋
JR京橋駅の東側、昔ながらの濃~い歓楽色が息づくエリア。有名なレジャー施設・グランシャトーの手前のビル1階にあり、“立ち呑み処”の文字が浮かぶ赤提灯が客を誘っている。
狭い入口はうっかりすると見落としそうだが、中に入れば思いのほか広く、変形コの字型カウンターがいい感じで存在感を見せている。
開店と同時に暖簾をくぐり一番奥のカウンターに陣取った常連は、「ここで呑むのは毎日の習慣だっせ」と笑い、日本酒の冷やをぐびりとあおった。
最近までモーニングサービスなる朝呑みメニューがあったが、開店時間が11時からになったことで「昼呑みサービスセット」に変更。
値段は50円アップしたが、おでん1品+揚げ物+アテ+ドリンクで550円という破格さは感涙ものだ。
店名の二升五合は“ますますはんじょう”とも読めるとかで、その名の通り昼間から呑兵衛たちで賑わっている。
文/岩谷雪美 写真/秋 武生