落ち着いた風情が体感できる
鎌先温泉の老舗宿

宮城県白石市に湧出し、正長元年(1428)に発見された鎌先温泉。その名の由来は、この地の里人が草刈りの最中に鎌の先で温泉を掘り当てたと伝えられている。「湯守木村屋」は、鎌先温泉地域に5軒だけ建つ温泉宿のひとつ。元禄元年(1688)に創業して以来、多くの宿泊客を癒してきた宿だ。

奥羽の薬湯としても有名な温泉があふれ、神経痛やリウマチなどに効き目があるという。源泉かけ流しの浴場は、内湯や露天風呂、貸切風呂だけではない。

鍾乳洞を思わせる風呂場に、洞窟風呂も備わった混浴天狗岩風呂がある。竹取物語をはじめ天狗やカッパの伝説など、多くの伝説が残る名湯で湯浴みが愉しめる。

また宿の最上階にはご来光と風光明媚な風景が一望できる月見浴殿がある。冬の夜空を見上げながら存分に湯を堪能できる。

夕食は宮城の旬の食が味わえる。食材は地元の農家で育てられた新鮮な野菜をはじめ、山と海の幸をバランス良く使った料理だ。

古くからの伝説が数多く残る歴史ある鎌先の地で、体も舌も喜ぶひとり旅を満喫したい。