12082欲しい中古レコードを探せ。3万枚の在庫からきっと見つかる「フラッシュ・ディスク・ランチ」(東京・下北沢)|

欲しい中古レコードを探せ。3万枚の在庫からきっと見つかる「フラッシュ・ディスク・ランチ」(東京・下北沢)|

男の隠れ家編集部
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小劇場や古着屋、ライブハウス、レコード店、本屋……。下北沢はサブカルチャーの聖地として知られるスポットだ。1982年から下北沢の地に根ざしてきた老舗の中古レコード店「フラッシュ・ディスク・ランチ」は、膨大な在庫から必ずお気に入りの1枚が見つかる場所である。

安価で良いレコードに出会えるスポット

アナログ黄金時代だった60年代から80年代にかけてのレコードは、聴くだけでも高い価値がある。そうしたレコードをジャンルを問わずに広く普及させるため、安価で提供することを心がけているのが、下北沢に店を構える「フラッシュ・ディスク・ランチ」だ。

店頭には希少価値の高いものから、廉価版まで常時1万5000枚が所狭しと並んでいる。在庫を合わせれば約3万枚ものレコードをストックしているというから驚きだ。

宝探しのように没頭してレコードを吟味する客たち。

店主の椿 正雄さんは1982年に下北沢に店を構えてからずっと、さまざまなジャンルの中古レコードを低価格で提供することをモットーとしてきた。ソフトロック、カントリー、サントラ、ガレージ、ソウルジャズ、ジャズファンク、ムード、ハウス、ヒップホップ、オルタナティブ、テクノポップ、レゲエ……。なんでもあるのが「すごい」のひと言だ。

気さくに対応してくれる店主の椿さん。

近年はインバウンドの影響もあり、外国人の客も増えているという。インターネットでいつでも気軽に音楽が聴ける昨今、レコードを求めてここへ来る外国人客も少なくない。それもこれも、多岐にわたるジャンルと膨大な在庫があるからだといえる。取り扱うレコードの価格は300円から3万円程度と幅広く、月に数回お得なイベントも開催している。

1本は買っておきたいオリジナル商品の「アナログ洗浄液」。

さらに、レコードファンから特に支持されているのが同店オリジナルの「アナログ洗浄液」だ。550円という安価にもかかわらず、その効果の高さは有名だ。長年の汚れによって埋もれてしまうアナログレコードの音を、掘り起こされると評判を呼んでいる。

安価でレコードが手に入る上、いつ訪れても新たな発見や出会いがある。まるでキラキラ輝く宝箱のような店、それが「フラッシュ・ディスク・ランチ」なのだ。

オススメのアナログ盤

ここではお店がオススメしたアナログ盤を紹介しよう。もちろん、素晴らしい音楽がたくさんあるなかで、選んでいただいたもの。これだけが全てではないが参考までに。

Shout It Out
パトリス・ラーシェン/1977
Prestige
ジェイムス・ギャドソンやトム・スコット、アル・マッケイを迎えたファンクな仕上がり。ディスコ・ブームの一歩手前のサウンドを楽しめる1枚だ。

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