13209まるでショールームのようなガレージ。生活感のない“遊べる”理想の空間〈千葉県 F邸〉|木の家のビルトインガレージ

まるでショールームのようなガレージ。生活感のない“遊べる”理想の空間〈千葉県 F邸〉|木の家のビルトインガレージ

男の隠れ家編集部
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閑静な住宅街に建つガレージ。外観に大きな違和感はなく、街並みに溶け込んでいる。それでいて人目を引きつける佇まいがある。住居というより大きなガレージだ。生活感を排除したかったオーナーの希望を具現化した。そんな木造のガレージを紹介しよう。

まず「木造のガレージがあって、生活感が見えない遊べる快適な場所が欲しい」。オーナーからのそんな要望に対しての答えが、まさにこのビルトインガレージだろう。周囲は密度の高い住宅街であるにもかかわらず、アメリカンフェンスが違和感なく敷地を囲む。

1階は大判タイル張りの床で、まるでショールームのような広いガレージ空間を確保している。見上げるとむき出しの梁が目に飛び込んでくる。木の質感を贅沢に味わえる造りだ。

温かみのある木造でありながら、大判の床のタイルでショールームのような広いガレージを確保。右の引き戸はサニタリールーム。床はガレージと同じタイルで一体感を出した。

ほかにガレージと一体感のあるサニタリールームと、2階へのエントランスを兼ねた居住空間を設けた。鋳物(いもの)製の小ぶりな薪ストーブが、大人の遊び心を刺激してくれる。

サロンスペースを兼ねた2階へのエントランス。薪ストーブはコンツーラC850をセットし て、くつろぐスペースにしている。
2階のキッチン用配管は、ガレージ天井にまとめている。ラッキング(配管カバー)が木材の梁と絶妙にマッチ。
ガレージ内のサニタリールームの壁には白の大判タイルを使用。奥にはシャワールームも造られている。

2階は「生活を感じさせない空間を造りたい」というオーナーの希望通り、柱のない広大なLDKとなっている。木材に囲まれた空間に、無機質なオールステンレスのキッチンセットだけが置かれ、アクセントとなっている。家族や仲間が“集う”素敵な空間である。

シャッターは電動オーバーヘッド方式。間口も広くとったのでクルマの出し入れでストレスは感じない。

株式会社バウハウス 三品信喜さんコメント
木は年月と共に味わいが増していきます。断熱性と気密性を高め、単なるガレージではなく遊べるスペースに仕上げました。柱や梁は狂いや痩せの心配がない集成材を使用。金物工法でつなぎ、大空間ながら強固な躯体(くたい)が保てます。

編集部
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いくつになっても、男は心に 隠れ家を持っている。

我々は、あらゆるテーマから、徹底的に「隠れ家」というストーリーを求めていきます。

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