19138一期一会の出合いを信じて手に入れた愛車「シトロエン ライトフィフティーン」(1956/フランス)|わたしが クラシックカーに乗り続ける、その理由。

一期一会の出合いを信じて手に入れた愛車「シトロエン ライトフィフティーン」(1956/フランス)|わたしが クラシックカーに乗り続ける、その理由。

男の隠れ家編集部
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車体を見ているだけで1950年代にタイムスリップしてしまいそうな、真っ赤なシトロエン。オーナーの江口さんは昭和歌謡のグループ、ロス・インディオス&シルビアの元メンバーだ。現在は茨城県笠間市内でジャズ喫茶を営んでいる。

真っ赤なシトロエンでタイムスリップを味わう

いつもは自宅のガレージに停めているが、シトロエン仲間たちが店に集まる時には店まで持ってきて、クルマの話で盛り上がるという。

茨城県の笠間市内で鉄道貨物車両の車掌車を利用してジャズ喫茶を営んでいる江口さん。昭和歌謡を知る世代には懐かしいロス・インディオス&シルビアの元メンバーだ。長年音楽の世界で暮らしてきたためか、店内はレコードや昭和の香り溢れるグッズで埋め尽くされている。

ヨーロッパ車を長年乗り継いできた江口さんが一目惚れしてその場で即決購入したシトロエンの優雅なスタイル。

江口さんはクラッシックカー、特にヨーロッパ車への造詣が深く、10代で免許を取った時の愛車がトライアンフスピットファイヤーだった。その後もフィアットやワーゲン、BMW、アウディ、MGA、アルファロメオなどを乗り継いできた。

3速マニュアルのミッションはいたって快調。普段の足にもしている。

現在所有しているシトロエン・ライトフィフティーンは「4年前に京都で見つけて、即購入を決めて自走して帰ってきたんです」と江口さん。クルマを見るだけで1950年代にタイムスリップできる、このスタイルにひと目惚れしたらしい。

どこから見ても50年代のデザインは、いつまで見ても飽きない。

「世界中のクルマに乗るのが夢でしたが、2CVと出逢い、その発想力に感動してシトロエンと恋に落ちてしまったって感じですかね」。

運転席周りの美しいウッドパネルが特徴だ。
エンジンは直列4気筒の1901cc。

ジャズ喫茶の名前も「2CV」。シトロエンへの愛が貫かれている。

昭和のグッズで溢れている店内にはロスインディオスのゴールドディズクも飾られている。ジャズ喫茶『2CV』営業時間は未定、火・水曜が定休。

【Owner’s voice】
クラシックカーとは 一期一会を大事に
京都で一目見たとたん、 インス ピレーションでこのクルマを絶 対手に入れたいと思いました。 買ってすぐ自走で持ってきたの も、 この機会を逃したら二度と 会えないと思ったからです。

シトロエン ライトフィフティーン

前輪駆動を意味する「トラクシオン・アバン」シリーズの4気筒中型車。仏名は11CV。意味は「15馬力」。英語名は15馬力のショートボディとなる。

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