ハンドルまわりを見るとコラム式の3速ミッションでウッドパネルはオリジナル。懐かしい運転席周りだ。

1965年の日産セドリックならセダンタイプでもかなり貴重だが、このワゴンタイプはさらに現残数が少ない。オーナーの梛野さんは、元々同年式のセダンを高校生時代に実家の愛知で見つけ、その威厳あるボディーに憧れたという。「免許を取って、そのクルマのオーナーに交渉して手に入れました」と熱い思いを笑いながら語る。

横目4灯は初代後期型だ。

結局そのセダンには20年以上乗り続けた。その後、大分へと移り住んだときにセドリックのクラブ仲間でこのワゴンを持っている旧友から、2年間ほど交渉して譲ってもらった。貴重なクルマであることはもちろん、運転していても楽しいとのこと。

エンジンは1900ccの直列4気筒を載せている。

パーツが少ないことが悩みだが、大切に乗り続けていきたいそうだ。車体は塗り直しはしたが、当時と同色。ホワイトルーフのツートンは今でもおしゃれだ。

後ろ下開きのリアゲートは、当時のアメリカ車ステーションワゴンのようで、その影響を強く受けている。同時期の日本製のバンとは明らかに違う雰囲気だ。

【Owner’s voice】
結局は高校時代から好きだったクルマです
日本車でも当時からフルサイズ系車両にはステーションワゴンがラインナップされていましたが、セダンに比べると数が極端に少なくなかなか現存するクルマにお目にかかれませんでした。

日産セドリックエステートワゴン

ワゴンは荷室にジャンプシートが設けられて8人乗り。マイナーチェンジでヘッドランプが縦から横並びに変更された。オートクラッチ付きもあった。