ひときわ目立つカラーにあっという間に陥落した
「お店で一目見て妖しいピンク色に惚れちゃいました」。そう話す的場さんのGT750は、1972年製の初期型モデルだ。キャンディーラベンダーのカラーリングは輸出専用色で、北米では200㎏を超える水冷マシンということで“ウォーターバッファロー”と呼ばれ親しまれた。
水冷2スト並列3気筒エンジンは現在でも見劣りしないクオリティ。根強いファンも多く、当時は白バイにも採用された。フルオリジナルの的場さんのマシンは程度も絶好調だ。
中央のシリンダーから2本出しになっているエンピツマフラー。奏でられる独特の2ストサウンドはGT750の代名詞だ。
特にお気に入りのポイントはダブルドラムブレーキと純正のカラーリングという。的場さんに影響された奥様が免許を取得し、最近は一緒に走るのが楽しい時間。
※2019年取材
文/田村巴 取材協力/ウエマツ東京本店、ブリティッシュビート、ボートラップ
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