アクセントとしての屋根の形の入口がいっそう雰囲気を醸し出す。

元々は玄関ホールから続く廊下だった部分を改修し、小さいながらもリビングにつながるミニ書斎を造ったのだ。「小さいがゆえの程よい“こもり感”が、男の秘密基地のようで落ち着きますね」とSさん。

元は玄関から続く廊下だった部分。一部をLDKに取り込むことで空間を確保でき、Sさんの秘密基地を実現することができた。

リビングの一角とはいえアクセントをつけ、秘密基地感を出すために入口を単純なドア形の長方形ではなく「屋根」の形にくり抜き、ロールカーテンを付けてリビングとの境にしている。しかし基本はオープンだ。また、その奥は階段下の傾斜空間を利用したデスクスペースにしたり、壁面を本やCDをたくさん収納できるようにして、小さくても使い勝手の良い空間を実現している。

奥には階段下の傾斜空間を利用したデスクスペースが。壁面には本やCDが収まる棚が造り付けられている。

今回のリノベーションによって奥さんのアトリエもリビングの一角に設けることができ、「3世帯住宅ながらも夫婦それぞれの趣味を満喫できる部屋が確保できたことが良かったです」とSさんは語る。

この秘密基地で、ひとりの時間を満喫したり、子どもと2人で好きな音楽を聴くことも楽しいと笑った。

【秘密基地造りのPOINT】
1.入口や階段下利用で秘密基地を演出。
2.屋根形の壁でリビングとの境界感を出す。
3.小さいけれど書斎としての機能を実現。

【Owner’s voice】
仕事をする際はロールカーテンを締め切ることで没頭でき、子どもと一緒に音楽を聴く時はオープンにします。この適度な“こもり感”がいいですね。

写真/広井一成(H2studio)