「あと20年は必要ないから」と奥さん。その結果、撤去した跡にスペースが生まれ、収納たっぷりのゆとり空間に生まれ変わった。
ワークスペースは各階にある。1階は洗面所とつながったユーティリティスペース。約4mの長い作り付けデスクがある。
「アイロンがけやミシン作業がスムーズにできて便利です」
奥さんは子どものバッグなどをミシンで作るので、布やファスナーなどの材料が大量にあり、収納スペースの多さにも助かっている。
2階はリビングに面した、エレベーターがあったところに子どもの勉強スペースを造った。子ども部屋は別にあるため、主に学校・勉強関係の物を収納。リビングは3人の子どもがいるとは思えないくらい整理整頓されている。
3階のミニ書斎は夫妻のベッドルームの角にあるスペース。寝る前の読書などに使用している。
「家中に収納スペースがあり、ワークスペースにも収納をたっぷりと造りました。各階がきれいに片付いて、ここに引っ越してから子どもたちに、片付けなさいという言葉を使う回数が減った気がします」と奥さんも大満足という。
【秘密基地造りのPOINT】
1.洗面所からの動線を確保。
2.仕事と趣味を両立できるスペース。
3.リビングから離れて熱中できる。
【Owner’s voice】
ワークスペースをはじめ、家中に居場所ができたので、家族それぞれが好きな場所で楽 しむことができます。
文/阿部文枝 写真/佐藤佳穂