鴨川の瀬音を愉しみ味わう京の贅を凝らした御膳

 木屋町通から高瀬川を背に細い石畳の路地を奥に進み、観音開きの門をくぐると、別世界が広がる。「京料理 梅むら」は、京都らしい奥行きのある数寄屋造りで、元々、伊藤博文も常宿としていた旅館だった。

それが昭和59年(1984)、当時の店主が「より多くの人に、鴨川の川床を楽しんでいただきたい」と考え、料理屋となった。

お昼のお勧めといえば、20種類以上の京料理が重箱に敷き詰められた「鴨川御膳」(5400円)だろう。鴨ロースや天ぷら、刺身のお造り、煮物など、その季節に合わせた料理が彩り豊かに供される。

5月と9月だけお昼も鴨川の川床で食事を愉しめるので、その時季にぜひとも訪れたい。