6280地元客だけで席が埋まってしまうほどの人気店「正ちゃん」|東京・浅草にある昼呑みの名店

地元客だけで席が埋まってしまうほどの人気店「正ちゃん」|東京・浅草にある昼呑みの名店

男の隠れ家編集部
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東京・浅草は通称「ホッピー通り」と呼ばれるほど昼呑み店が軒を連ねている。その通りに絶品の煮込み料理が味わえる「正ちゃん」がある。店内はカウンター席のみで、「肉じゃが」や「手羽先煮」などが盛られた大皿が並ぶ。入口の外には屋根付きの外席も16席用意。店の スタッフによると「夜は地元客がほとんどでギューギューだから、ゆっくり呑むなら昼間が狙い目だよ」とのこと。

絶品!! トロトロ牛煮込みが旨い

浅草界隈きっての昼呑みスポットといえば、伝法院通りと花やしき通りを結ぶ通称「ホッピー通り」。両脇に連なる呑み屋を横目に通りを進むと、鼻先をくすぐる煮込みのいい匂い――。

花やしき通りの手前に、目指す「正ちゃん」がある。戦後間もない昭和26年(1951)に煮込みの屋台から始まり、現店主が二代目だ。

「週末は朝8時から仕込み。一回に10㎏の牛スジを継ぎ足しのタレで3時間煮込むの。味付け? 醤油と酒とザラメだよ」。名物の「牛煮込み」はテイクアウトができ、地元客に人気。

トロトロの煮込みに一味を振って口に運べば、濃厚なコクに唸る。一日13回炊いたこともあるという人気の品だ。

大鍋に茶色くタレが染みた豆腐が浮かぶ煮込み。
先代から受け継がれるトロトロの「牛煮込み」は、10㎏の牛スジを継ぎ足しのタレで3時間煮込んでいる。ここで必ず味わっておきたい一品だ。これをたっぷりご飯にのせた「牛めし」は〆にぴったり。その他「肉じゃが」「ぜんまい煮」など煮物系のつまみや、「つぶ貝」も人気のメニュー。

「ここにはホッピー呑みに来るんです。焼酎が多いからね、一本で3杯飲めるの」と常連客。昨今は外国人客も多いようで、英語メニューも完備する。酒場の魅力は国境を越え伝わるようだ。

日本酒は「浅草無双」と「藤村のにごり酒」などが揃う。

文/奥 紀栄 撮影/島崎信一

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