隠れ家的立ち呑み処で地元客と一献

JR京橋駅の東口を下り、立ち呑み屋がずらりと並ぶのを横目に見ながら道を先へと進むこと約5分。あれっ、店が無くなった!? と心配になった頃、その1本裏手の通りにぽつんと建つ「たちのみねこ」。

料理を担当する明るく元気なスタッフ。
一見さんには入りにくい外観だが意を決して中に入れれば和気あいあい。

知る人ぞ知る立地のためか、やはり地元客や、京橋をはしごしてたらたどり着いたという人も少なくない。この日、九州からの女性の2人組も、たまたまこの店を見つけたそうだ。

店名の通りネコグッズに囲まれている店内。

店の名の通り立ち呑み専門で、店主は大の猫好き。店内には猫の人形や写真があちこちにあるが、客が持って来たり貼ったりしたものも多いという。

ウイスキーのポスターにも登場したことがある店主の中里憲一さん。

店主の中里憲一さんは、寡黙な雰囲気を漂わせながらもニコニコと柔和な笑顔を見せる聞き上手なタイプのよう。

4年前のオープン以来、盆も正月も一日も店を閉めたことがないのだとか。

常連客からは「この人、半分サイボーグやねん」と言われ、中里さんは照れたように笑った。

スナック菓子も酒のアテに。
チーズオムレツ(280円)。
まずは生ビール(200円)で乾杯。床は市松模様だ。
店をのぞき込むと狭くて初めてだとちょっと入りにくい雰囲気もあるかもしれない。しかし、一度足を踏み入れてしまえばすぐに馴染める、和みの空間になる。店内は猫グッズや写真があちこちに。毎日のように訪れるという地元客と話しが弾んだ。
80円の酎ハイに合う旨辛麻婆とホルモン。ブラックニッカのハイボールや酎ハイは180円、生ビールやワインは200円。そして一緒に味わいたいお勧めのフードの、「麻婆豆腐」や「極旨ホルモン煮」は各280円……って安すぎる! 値段が安くてもしっかり手作りしている。ほかにも串カツやおでんなどが人気。

文/岩谷雪美 写真/秋 武生