日本一の商店街に暖簾を出す老舗酒場

南北約2.6㎞、日本一の長さを誇る天満橋筋商店街。「天満酒蔵」は、そのアーケードの一角に暖簾を掲げて50年になる大衆居酒屋だ。

「天満酒蔵」の文字を染めた暖簾をくぐると、奥へとカウンターが続いている。
酒のアテにぴったりのメニューがずらりと並ぶ。安い!
明るい店内は、長いカウンター席が特徴的。

11時の開店と同時にご近所さんとおぼしき客がひとり二人と訪れ、勝手知ったる様子で酒をちびりちびり。

毎日のように訪れる常連さんたちでカウンター席は早くも大賑わい。

居心地の良いカウンター席とテーブルは、常連さんのお気に入り席もあるという。

店を開業した岡正夫さんから店を引き継いだ牧子さん(右)と娘の久美子さん。2人の笑顔と接客も人気の秘密である。

「父が店をやっていた時から、ここに来るのを一日のルーティーンにしているお馴染みさんもいます」と笑顔で話すのは、母の岡牧子さんと二人三脚で店を切り盛りする娘の久美子さん。

奥のテーブル席に落ち着く。居心地が良い。
「きずし」(250円)。関西では〆鯖は“きずし”という。
ポテトサラダ(150円)。
寿司屋のようにネタケースに並ぶ食材。

料理も基本的に2人の手作りで、壁にずらりと並ぶメニューは100種を数えるという。

きずし(〆鯖)、ポテトサラダ、関東煮、天ぷらなどなどこれぞ王道というアテが揃い、供されるスピード感も店の売り。

オリジナルTシャツも格好いい!

日本酒はもちろん、ウイスキーとレモンチューハイを合わせたオリジナルハイボールも大人気である。

店自慢のウイスキーとレモンチューハイを合わせたハイボール(340円)と、一緒に味わいたい関東煮。“かんとだき”と呼ぶいわゆるおでんのことだが、関西では出汁を効かせて薄口醤油で煮るのがお馴染みの味。赤いかまぼこも嬉しい。盛り合わせは400円で単品もある。

文/岩谷雪美 写真/秋 武生