この記事では、ウイスキーの概要から美味しい飲み方、今さら聞けないウイスキーの種類やサイズについて紹介する。ウイスキー好きの人もそうでない人も楽しめるよう、基本的な情報から豆知識まで詳しくまとめているので、最後までチェックしていただけたら幸いだ。

ウイスキーとは?

今や世界中の人々に愛されているウイスキー。しかし、ウイスキーの具体的な定義や名前の由来については、知らない人のほうが多いのではないだろうか。ここでは、そんなウイスキーの詳しい定義や、名前の由来について詳しく解説していく。

そもそも、ウイスキーの定義は国によって異なるが、一般的には穀類を原料として木製の樽で貯蔵熟成させたお酒とされている。ここで重要なのは、「木製の樽」を使用しているという点だ。

穀類を原料として製造するお酒といえば、焼酎が挙げられる。一般的に焼酎の色は透明であることが多いが、ウイスキーは長期にわたって木製の樽で熟成させるため、木樽の成分が溶け出して琥珀色になるのだ。またウイスキーは、蒸留を2回行う点も焼酎と異なる。焼酎の蒸留は1回だけで、貯蔵熟成の工程もない。

このように長い時間をかけたウイスキー作りの工程が、独特の味わいや香り、深い色合いを生み出すのである。

気になるウイスキーの歴史については諸説あり、はっきりとした歴史は分かっていない。ただ、ウイスキーの名前の語源は、ゲール語で生命の水という意味の「Uisge-beatha(ウシュクベーハー)」が由来といわれている。そして、時代とともに名前は変化し、現在の「Whiskey」になったのだ。

ウイスキーの美味しい飲み方

ここからは、ウイスキーの美味しい飲み方について見ていこう。居酒屋などのカジュアルな店ではハイボールとして親しまれているウイスキー。少しおしゃれなバーなどに行くと、ロックで飲む方が多い印象がある。もちろん、それ以外にも様々な飲み方があるので、ぜひ参考にして欲しい。

ストレート

ウイスキーの美味しい飲み方といえば、まずは「ストレート」だ。ウイスキーをストレートで楽しむときには、チェイサーを用意するのがよいだろう。チェイサーを用意しておくと、ストレートでも飲みやすくなるだけでなく、チェイサーとウイスキーを交互に楽しむことで口の中をリフレッシュでき、より深くウイスキーの味を堪能することができる。

ハイボール(ソーダ割り)

ウイスキーを料理と一緒に楽しむ場合は、「ハイボール」がおすすめだ。お酒が苦手で、ウイスキー単体の味に少し抵抗がある人でも、ソーダ割りにすればすっきりと飲むことができるだろう。美味しいハイボールを作るコツは、炭酸水を入れた後にグラスの中を混ぜすぎないこと。最後にレモンの皮などで香りをつけると、よりさわやかな味わいを楽しむことができる。

トワイスアップ(水割り)

「トワイスアップ」とは、常温のウイスキーの水割りを意味し、ウイスキーの香りをより深く感じることができる飲み方だ。グラスにウイスキーと天然水を同量ずつ注ぐだけで完成なので、作り方は非常に簡単。ウイスキー本来の香りを楽しみたい方向けの飲み方で、通好みの飲み方のひとつともいえる。

オン・ザ・ロックス

ウイスキー好きの方は、「オン・ザ・ロックス」という飲み方もぜひ試して欲しい。ウイスキーのオン・ザ・ロックスを作る際には、大きめの氷を用意するとよいだろう。氷を入れたグラスにウイスキーを注ぐだけで完成だ。オン・ザ・ロックスでウイスキーを楽しむときには、グラスをしっかりと冷やしておく必要がある。氷を入れてウイスキーを注ぐ前に、氷と水を注いでグラスを冷やし、完全にグラスが冷えたのを確認してから氷と水を捨て、オン・ザ・ロックスを作る方法がおすすめだ。

ハーフロック

「ハーフロック」も非常におすすめの飲み方だ。作り方は、グラスに大きめの氷を入れるところまではオン・ザ・ロックスと同様で、そこからウイスキー、さらにウイスキーと同量の天然水の順に注いでいく。ウイスキーと水を軽く混ぜたら、ハーフロックの完成だ。

水割り

ウイスキーの水割りと聞くと、あまり馴染みのない方も多いのではないだろうか。ハイボールやロックだけでなく、ウイスキーは水割りでも楽しむことが可能だ。ウイスキーの水割りを作るときには、ウイスキー1に対して水2~2.5ほどの割合にするとよいだろう。

ウイスキーフロート

ロックやハイボール以外にも、新しいウイスキーの飲み方を見つけたい人には、「ウイスキーフロート」もおすすめだ。ウイスキーフロートを作るには、氷・水・ウイスキーの順番でグラスに注いでいく。ウイスキーと水が完全には混ざりきらない状態にするのがコツだ。ウイスキーが水と氷の上に浮いているように見えるのが、ウイスキーフロートの最大の特徴だ。完全に混ぜずに楽しむことによって、味の変化を存分に堪能できるだろう。

ミスト

水や炭酸で割らずに、ウイスキーをさっぱりと味わいたい人には、「ミスト」という飲み方もおすすめだ。ミストを作るには、まずロックグラスにクラッシュドアイスをたっぷりと入れ、ウイスキーを注ぐ。マドラーでかき混ぜた後、レモンピールを絞り、そのままグラスの中に入れれば完成だ。

ホットウイスキー

最後に紹介するのは「ホットウイスキー」だ。簡単に説明すると、ホットウイスキーはウイスキーのお湯割りで、ストレートのウイスキーに対して2倍~3倍のお湯を加えたものだ。ホットウイスキーに馴染みがない人が多いかもしれないが、そのまま飲んでも美味しく楽しむことができ、レモンやシナモンを入れても、普段とは一味違ったウイスキーの味わいを堪能することができるだろう。

ウイスキーの種類

よく耳にするウイスキーの種類は、大きく分けてシングルモルト・グレーン・ブレンデッドの3種がある。それぞれの特徴と飲み方を詳しく見ていこう。

シングルモルトウイスキー

おそらくもっとも耳にすることが多いであろうシングルモルトウイスキー。シングルモルトの「シングル」とは、ひとつの蒸留所だけで作られていることを意味し、「モルトウイスキー」とは、大麦の麦芽だけを原料にしたウイスキーを意味する。日本の有名な銘柄を例に挙げると、「山崎」や「白州」などがこれに該当する。

蒸留所や銘柄によって風味や色合いなど様々な個性があるため、ウイスキー本来の深みを楽しめるストレートがおすすめだ。慣れていない方はハイボールや水割りなどにして、度数を調整するのもよいだろう。

グレーンウイスキー

グレーンウイスキーは、トウモロコシや小麦などを原料とし、連続式蒸留器によって作られる。こちらは一般的に、ブレンド用として作られることが多い。

ちなみに、日本の有名な銘柄である「知多」は、グレーンウイスキーの一種ではあるが、シングルモルトと同様に単一蒸留所で作られている。このようにひとつの蒸留所だけで作られるグレーンウイスキーは、「シングルグレーンウイスキー」と呼ばれる。

グレーンウイスキーは基本的に、度数が低めで口当たりの軽いものが多く、初心者でもストレートで飲みやすいタイプとされている。しかし、ここではあえてハイボールにすることをおすすめしたい。低めの度数をさらに引き下げることで、お酒が苦手な人でもジュース感覚で無理なくウイスキーを楽しめるようになって欲しいからだ。

ブレンデッドウイスキー

シングルモルトウイスキーやグレーンウイスキーを複数集め、ブレンドしたものを「ブレンデッドウイスキー」という。高価なものからお手頃なものまで、幅広いラインナップが特徴だ。日本のウイスキーを例に挙げると、「響」や「角瓶」などがこのブレンデッドウイスキーに分類される。

シングルモルトとグレーンのブレンドというだけあって、非常にバランスのよい味わいが魅力。様々な飲み方に適しているので、一概にどれがおすすめとは言い難い。香り高く度数が控えめのものはストレート、癖が強いものはロックやハイボールなど、銘柄ごとの特徴や個人の好みに合わせた飲み方を選ぶのがベターだろう。

ウイスキーの「シングル」「ダブル」「ジガー」とは

最後に、ウイスキーのサイズについて紹介しよう。ウイスキーを注文する際、シングルやダブルなどとサイズを聞かれることが多々あるが、それぞれの具体的な量をご存知だろうか。

ウイスキーのサイズには、シングル・ダブル・シガーの3種類がある。シングルは約30ml、ダブルは約60ml、シガーは約45mlだ。グラスに指を当てて指の本数でサイズを測る方法(ツーフィンガー、スリーフィンガーなどの呼び方がこの方法)などもあるので、量については大体の目安で覚えておくとよいだろう。

今回は、ウイスキーの概要や美味しい飲み方について紹介したが、お楽しみいただけただろうか。ウイスキー好きの人はぜひ、ミストやホットウイスキーなどの一風変わった飲み方をぜひ試してみて欲しい。きっと新たなウイスキーの楽しみ方が見つかるはずだ。