64306豊潤で綺麗な後味が特徴的なスプリングバレー|これまでの歴史やビールリストを解説

豊潤で綺麗な後味が特徴的なスプリングバレー|これまでの歴史やビールリストを解説

男の隠れ家編集部
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スプリングバレーというビールの銘柄をご存知だろうか? スプリングバレーは、豊潤な味わいとバランスの良い香り、綺麗な後味が魅力的なビールである。

一言にスプリングバレーと言ってもレパートリーが豊富で、和風テイストのものやフルーティーのもの、コーヒーのようなロースト香のものなど、実に個性豊かである。食事に合わせて選ぶのもおすすめだ。

そこで男の隠れ家デジタルでは、スプリングバレーの特徴や歴史、ビールリストを徹底解説する。最後まで読めば、スプリングバレーについて深く理解できるはずだ。

スプリングバレーとは?味わい・香り

スプリングバレーは、キリンビールが提供する「まさにクラフトビール」という味わいのビール銘柄である。豊潤な味わいとバランスの良い香り、綺麗な後味が特徴的で、感動のビール体験を味わえる。

ホップはこだわりの5種類を使用しており、上品で穏やかな香りが特徴の「IBUKI」を一部使用することで、バランスの良い香りを実現した。麦芽は通常の麦芽だけでなく、渋さが出ないよう焙煎した麦芽を組み合わせ、豊潤なコクを生み出している。

また、糖化方法には「インフュージョン法」を採用しており、全体の温度を徐々に上げることで、多くの麦芽を用いながらもすっきりとした綺麗な後味を実現した。

さらに「ディップホップ法」でホップを7日間漬け込む手法により、じっくりと丁寧に香りが引き出されている。原料の良さを最大限に引き立たせ、丁寧なビール造りから生み出されたのがスプリングバレーである。

スプリングバレーの歴史

スプリングバレーが誕生してから、現在に至るまでの歴史を解説する。スプリングバレーの歴史を知ることで、この銘柄についてより深く理解できるはずだ。

1870年:「スプリングバレー・ブルワリー」設立

ノルウェー生まれのアメリカ人である「ウィリアム・コープランド」が、横浜に位置する場所に「スプリングバレー・ブルワリー」というビール醸造所を設立した。

ビール醸造に関する設備や原料が不足しているなか、試行錯誤を凝らして造られた彼のビールは横浜居留地の外国人の間で話題となり、やがて日本人にも親しまれるようになった。

そうして「スプリングバレー・ブルワリー」はビール醸造所として、日本初の商業的成功を成し遂げた。

2011年:クラフトビールの構想がスタート

コープランドの時代からおよそ130年。「あらためて、ビールの魅力を伝えていきたい」という想いを持ったキリンビールのわずか3名のメンバーによって、「SPRING VALLEY」の名前を掲げた取り組みが立ち上げられる。

社長の「どうせやるなら凄いことをやろう」という意思のもと、コープランドのパイオニア精神とおいしさを追求する姿勢、ものづくりへのこだわりを現代に受け継いだ「SPRING VALLEY」の新たな歴史が始まった。

2014年:SPRING VALLEY 始動

店のオープンの半年前に、プロトタイプ(試作品)をキリンオンラインショップDRINXにて数量限定発売する。

購買客からは数多くの反響が寄せられ、後の「SPRING VALLEY 豊潤<496>」まで続くビール造りの一助となった。

2015年:醸造所併設店舗がオープン

構想開始から4年。横浜にあるキリンビール工場内と、東京代官山の東急東横線の線路跡地に醸造所併設店舗がオープンした。

それぞれ「歴史」と「未来」をテーマとして掲げている。個性豊かなクラフトビールやこだわりの料理とのペアリング、クラフトブルワリーを創り上げるイベントなど、さまざまなビール体験を楽しむことができる。

2017年:SPRING VALLEY BREWERY 京都がオープン

「伝統と革新」をテーマに掲げ、錦市場からほど近い場所に3店目の醸造所併設店舗をオープン。

「日本ならではのクラフトビールのおいしさを味わっていただきたい」というコンセプトのもと、築約100年の町屋を改装した店舗内では、京都の素材や地元とのコラボレーションにこだわった取り組みが行われている。

2018年:Tap Marché(タップ・マルシェ)開発

ビールサーバー「Tap Marché(タップ・マルシェ)」がキリンビールにより独自開発される。

飲食店では手軽にクラフトビールを提供することが可能になり、身近なところでクラフトビールを楽しみやすくなった。それにより、SPRING VALLEYはビール専門店のみならず全国に広まった。

2021年:「SPRING VALLEY 豊潤<496>」全国の量販店・飲食店販売

構想10年の技術と知見を注ぎ込まれた「SPRING VALEY 豊潤<496>」が発売される。自宅飲みの需要が増している昨今で、自宅でも気軽にクラフトビールを楽しめるようになった。

このような歴史をたどり、スプリングバレーは現在に至る。現在では世界中の人々に愛されている。

スプリングバレーのビールリスト

続いて、スプリングバレーのビールリストを解説する。スプリングバレーと一言で言っても、以下のようにさまざまな種類が存在する。

  1. スプリングバレー 豊潤496
  2. スプリングバレー アフターダーク
  3. スプリングバレー オン・ザ・クラウド
  4. スプリングバレー デイドリーム
  5. スプリングバレー ジャズベリー

それぞれの特徴を比べた上で、自分好みの銘柄をぜひ見つけてみてほしい。

1.スプリングバレー 豊潤496

「スプリングバレー 豊潤496」は、豊潤な味わいとバランスの良い香り、綺麗な後味が特徴的のビール銘柄だ。ホップを5種類使用しており、こだわり抜かれた製法により、豊かな香りかつすっきりした後味を実現。

スプリングバレーの良さを凝縮した銘柄でもあるため、初めて味わう方は、まずはこの銘柄から飲んでみてほしい。

2.スプリングバレー アフターダーク

2つ目に紹介する銘柄は、「スプリングバレー アフターダーク」だ。澄んだ飲み口に、ローストの香りが特徴的。

コーヒーのようなロースト香は焙煎した麦芽に、さらにひと手間加えることで生み出されている。こだわりの柔らかな甘みと、上質な苦味を同時に味わうことができる。

3.スプリングバレー オン・ザ・クラウド

「スプリングバレー オン・ザ・クラウド」は、黄金のように美しい見た目のビール銘柄である。爽やかな香りのウィートエール(小麦を使ったビール)であり、白ワインや柑橘のようなみずみずしい香りと穏やかな苦味、すっきりとした味わいが楽しめる。

4.スプリングバレー デイドリーム

柔らかな味わいのジャパニーズホワイトである「スプリングバレー デイドリーム」。柚子と山椒、和素材が丁寧に効いている。

もっちりとした泡と和素材の繊細な香りが漂うため、魚介類や和食に合わせても楽しめる。なお、本銘柄は日本の酒税法上の区分では「発泡酒」に分類されている。

5.スプリングバレー ジャズベリー

5つ目に紹介するビールリストは、華やかなフルーツビールタイプの「スプリングバレー ジャズベリー」だ。麦芽とホップにラズベリー果汁を加えてワイン酵母で醸造しているため、ラズベリーの心地よい酸味と爽やかな飲み口を楽しむことができる。

見た目は華やかなルビー色。美しいルビー色を見ているだけでも楽しめる銘柄だ。なお、この銘柄も日本の酒税法上の区分では「発泡酒」である。

スプリングバレーに似たおすすめビール

最後に、スプリングバレーに似たおすすめビールを3つ紹介する。

  1. キリン 一番搾り生ビール
  2. キリン ラガービール
  3. サッポロ ヱビスビール

スプリングバレーが好きな方は、以下商品の購入もぜひ検討してみてほしい。

1.キリン 一番搾り生ビール

キリン 一番搾り生ビール

「キリン 一番搾り生ビール」の特徴といえば、麦の旨味と上品で澄んだ味わいだ。一番搾り製法が採用されており、もろみから最初に流れ出る麦汁だけを贅沢に使用しているため、「麦の旨味」と「澄んだ味わい」が最大限に引き出されている。

さらに仕込み条件や発酵条件が改善されており、調和の取れた飲みやすく飲み飽きない仕上がりになっている。さまざまな料理との相性も抜群だ。

  • 液体容量:350ml
  • アルコール度数:5%
  • 参考価格:187円/本

2.キリン ラガービール

キリン ラガービール

「キリンラガー」はホップの効いた飲みごたえと心地のよい苦味、締りのある後味が特徴的である。130年以上もの間、愛され続けているキリン伝統の本格ビールだ。

品質へのこだわりは現在まで継承されており、苦味、渋味の強いホップの割合を減らし、穏やかな苦味のホップの比率を増やすことで、バランスの良い味わいに調整されている。

  • 液体容量:350ml
  • アルコール度数:5%
  • 参考価格:197円/本

3.サッポロ ヱビスビール

サッポロ ヱビスビール

「サッポロ ヱビスビール」の特徴といえば、深いコクがありながらもキリッと締りのある味わいが楽しめるところだ。副原料は一切使用せず、麦芽100%とホップで作られているため、一般的な銘柄よりも長期熟成を行い、素材の上質な旨味を引き出している。

また、ヱビスのみに使用が許された「ヱビス酵母」を使用することで、ヱビスならではの広がりのある深いコクを実現している。

  • 液体容量:350ml
  • アルコール度数:5%
  • 参考価格:196円/本

まとめ

今回は、スプリングバレーの特徴や歴史、複数のビールリストについて解説した。

スプリングバレーはこだわり抜かれた素材・製法により、豊潤な味わいとバランスの良い香り、綺麗な後味を実現した。ビール専門店のみでの提供から徐々に全国へと広まり、現在では身近で楽しめるよう「SPRING VALLEY 豊潤<496>」が全国の量販店・飲食店にて販売されている。

レパートリーも豊富で、「豊潤496」、ロースト香が特徴の「アフターダーク」、爽やかな香りの「オン・ザ・クラウド」、和素材の繊細な香りが楽しめる「デイドリーム」、華やかなフルーツビールの「ジャズベリー」など、幅広いビールを楽しむことができる。

本記事を読んで興味が湧いた方は、ぜひスプリングバレーを飲んでみてほしい。これまでにない最高の味わい・香り・後味を体験できるはずだ。

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