19246アフターコロナに車中泊! シートがフラットになって快適なミニバン&SUV6選

アフターコロナに車中泊! シートがフラットになって快適なミニバン&SUV6選

男の隠れ家編集部
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キャンプやアウトドアスポーツ、温泉巡りやグルメ旅など、レジャーに行った先で車中泊をする層は増加傾向だ。現在は、新型コロナウイルスの影響でなかなかレジャー目的の外出はできないが、「自粛明け」にはぜひ楽しみたいと思っている人も多いだろう。そういった快適な車中泊が楽しめるクルマの中でも、特に室内にゆとりがあるミニバンや人気のSUVから厳選6台を紹介。
目次

ミニバンならゆとりの車中泊が楽しめる

車中泊を楽しめるクルマには、本格的なキャンピングカーといった選択肢ももちろんあるが、“普通のクルマ”でも十分適したモデルは多い。

一番のポイントは、シートができるだけ段差なくフラットにできるかどうか。段差があると、寝心地が悪くなり、快適な睡眠ができないためだ。

ここでは、そういった快適な車中泊が楽しめるクルマの中でも、特に室内にゆとりがあるミニバンや人気のSUVからおすすめの1台をピックアップした。

日産・セレナ マルチベッド

日産の7人乗り/8人乗りミニバン「セレナ」をベースに、車中泊仕様にしたのが「日産・セレナ マルチベッド」だ。日産傘下のカスタマイズメーカー「オーテックジャパン」が開発し販売を行っている。

通常仕様が3列シートなのに対し、このモデルは2列シート仕様にし、2列目の座席を倒せば専用のベッドマットを搭載することができるのが特徴。

広くフラットなベッドは、荷室前後のフレームで固定でき、大人2人がゆったりと休むことが可能。ベッド下は収納スペースとして使えるため、キャンプやアウトドアの荷物を収納することもできる。

走行時などで2列目シートを起こす場合、ベッドマットは畳んで荷室後部に収納することも可能。

また、マットを搭載しなければ、より大きな荷物の積載もできるため、アウトドアで使うアイテムはもちろん、ホームセンターでたくさんの買い物をしたり、多くの道具を積みこんだりする時にとても便利だ。

ガソリン車(5人乗り)のほか、エンジンで発電し電動モーターで走るe-POWER車(4人乗り)にも設定。新車価格(税込)は、321万1800円〜374万6600円だ。

日産・NV200バネット マルチベッドワゴン

「NV200バネット マルチベッドワゴン」は、日産の小型ワンボックスカー「NV200バネット」の2列シート5人乗りワゴンをベースにした仕様。快適な車中泊が楽しめるという意味では、セレナ マルチベッドと同様だ。

こちらも、オーテックジャパンが開発したもので、2列目シートを倒しベッドマットを設置すれば、大人2人が余裕で寝られるスペースを実現。

ベッドを積載しない場合は、大きな荷物も運べる荷室スペースとして使えるなども同様だ。

新車価格(税込)は、262万4600円〜271万4800円。

トヨタ・ノア/ヴォクシー/エスクァイア

トヨタの人気ミニバンで、同一プラットフォームを持つ兄弟車が「ノア」、「ヴォクシー」、「エスクァイア」。

これらは、いずれも7人乗り/8人乗りの3列シート仕様で、多彩なシートアレンジができるのが特徴だ。

特に、車中泊派に注目なのは、2列目と3列目のシートを倒せばフルフラットにできること。こちらも、大人2人くらいなら横になって休むことが十分可能。

ほかにも例えば、7人乗りでは3列目シートを跳ね上げ、2列目シートを後ろ一杯にスライドさせて背もたれを倒せば、ソファ感覚でくつろげる空間を演出できるなど、様々なアレンジが楽しめるのも魅力だ。

新車価格(税込)は、ノアが255万6400円〜344万3000円、ヴォクシーが281万3800円〜344万3000円、エスクァイアが296万3400円〜346万600円。ガソリン車とハイブリッド車、2WDと4WDが選べる。

トヨタ・シエンタ ファンベース

5ナンバーサイズのミニバンでは、「シエンタ」の2列シート5人乗り仕様「FUNBASE(ファンベース)」が車中泊に最適だ。

2列目シートを前に倒すと、最大荷室長2065mmものラゲッジスペースとなり、大人2人が余裕で車中泊をすることが可能。

また、ラゲージスペース下には大容量の収納ボックスが設定されていることで、濡れた衣服や汚れ物などの収納が可能など、アウトドアでの使い勝手を向上させている。

通常モデルの3列シート6人乗り/7人乗りに比べ乗車定員は少ないが、車中泊の快適性でいえばこの仕様の方が間違いない。

新車価格(税込)は、ガソリン車が180万9500円〜239万4700円、ハイブリッド車が222万7500円〜248万1600円だ。

ホンダ・フリード+

同じく5ナンバーのミニバンでは、ホンダにも2列シート5人乗りの「フリード+(プラス)」がある。

この仕様も、通常モデルの「フリード」が6人乗り/7人乗りの3列シート仕様なのに対し、座席数を減らした分、2列目の後部に荷室スペースを確保。

その荷室に専用のユーティリティボードを設置し、前後シートをフラットにすれば、セミダブルサイズのマットレスが敷ける車中泊空間を実現できる。

新車価格(税込)は、ガソリン車が218万2400円〜〜263万8900円、ハイブリッド車が258万3900円〜304万400円。FF車(2WD)と4WD車が選べる。

日産・エクストレイル

今人気のSUVモデルでも車中泊が楽しめるモデルがある。中でも注目は日産の「エクストレイル」だ。

エクストレイルには、ハイブリッド車とガソリン車、3列シート仕様と2列シート仕様があるが、2列シート・ガソリン車には、後部の荷室に2枚のボードで仕切りができるラゲッジボードを装備する。

このラゲッジボードが秀逸で、2列目のシートを前に倒しボードを前方に伸ばせば、フルフラットな荷室スペースができあがり、エアマットなどを敷くことで車中泊も可能だ。

しかも、シートやフロア、ラゲッジボードは全て防水なので、濡れたウェアやグッズなどを置いても、簡単に拭き取ることが可能。アウトドアでの使い勝手の良さを考慮した装備も自慢だ。

ラゲッジルームは2列目シートを倒した状態で最大長1745mm、幅は1305mm、高さ845mmなので、ミニバンほどの広さはないが、1〜2人の少人数での車中泊には十分対応する。

価格(税込)は、304万9600円〜400万9500円。2WDと4WDが選べる。

文:平塚直樹/写真:トヨタ自動車、日産自動車、本田技研工業

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