美味しいビールを飲むために泡は必須と考えている人は少なくない。
実際に泡は、風味が変わるのを防ぎながら苦味成分を吸着させる役割を担っているため、ビールのクリーミーな部分と口当たりにおいて重要な役目を果たしている。
一般的にビールと泡の配分は「7:3」がベストだといわれているが、それは外で飲む生ビールに限った話。家で飲む缶ビールでは理想の泡を作るのは難しいのが現状だった。
しかし、現在は自宅にいながら気軽にクリーミーな泡を作れる商品が販売されている。そのアイテムこそが、本記事で紹介するプレモルの「神泡サーバー」である。
自宅にいながら缶ビールで最高のビールを堪能したいと考えている人は、この記事をぜひ最後までご覧いただきたい。きっと、家飲みが最高の時間に変貌するはずだ。
プレモルの神泡サーバーとは

ザ・プレミアム・モルツ 神泡サーバー Supreme Edition
- 発売日:2021年4月26日
- 製品名:ザ・プレミアム・モルツ 神泡サーバー Supreme Edition
- サイズ:W49㎜XD28㎜XH109㎜
- 電源:単4形アルカリ乾電池2本
- 価格:980円(税込み)
サントリービールが製造している「ザ・プレミアム・モルツ(以下プレモル)」は、麦芽100%の日本を代表するビールである。
1989年に樽生限定で誕生し、2000年11月に「モルツスーパープレミアム」に名称を変更してから缶製品の販売が開始されている。その後の活躍は皆さんご存知の通り。今では、プレモルを見ないコンビニや酒屋はないといっても過言ではない程に流通している。
そんなプレモルから販売されているのが、まるでお店に出てくるようなリッチな泡を作ることができる『神泡サーバー』である。オリジナル超音波サーバーにより、ただでさえ美味しいプレモルの泡をリッチでクリーミーな泡に変貌させてくれる逸品だ。
そもそも、ここ数年でビール各社による泡闘争は激化している。しかし、その中でもやはりプレモルの神泡は他社製品を大きく突き放し群を抜いている存在であるといえる。
その理由は、プレモルで採用されている「神泡」の存在だ。
サントリーはビールを出荷し始めた初期から、徹底的な泡へのこだわりを見せている。香りの元には希少なアロマホップとダイヤモンド麦芽を採用し、独自の手法でプレモル独特の華やかな香りと深いコクを実現した。
プレモルの神泡はそのまま飲んでも美味しいのだが、神泡サーバーを使えばさらに深い味わいとコクを堪能できる。長い年月と手間暇をかけて開発された究極の神泡サーバーは、極上のプレモルを最高の状態で飲むためには不可欠なアイテムなのである。
神泡サーバーの特徴

プレモルの神泡サーバーは2012年に第1号が誕生。当初は大型で自宅に置くには幅を取るデザインだったが、2019年に最終形態となる斬新な小型デザインになり話題を集めた。
2021年に販売が開始された「ザ・プレミアム・モルツ 神泡サーバー Supreme Edition」は、神泡サーバー史上最大の超音波振動数を達成した傑作だ。以下で詳しく特徴を紹介していこう。
神泡サーバー史上最大の超音波振動数
2021に販売された最新の神泡サーバーは、史上最高の超音波振動数となっている。
プレモルが開発したオリジナルの超音波振動は、数が多ければ多い程、泡がよりクリーミーになっていく。Supreme Editionでは、毎秒41,500回の超音波振動を生み出している。
コンセプトである「おうちで手軽に、お店のような生ビールを飲みたい」を叶えているのは、この超音波振動である。
料金も税込み980円と格安なので、試しに購入してみようという気にさせられる価格帯である。また、単4形アルカリ電池2本で動かせるので日々の管理も手軽だ。
洗浄する必要がない
神泡サーバーは洗浄する手間がかからないのも大きな魅力である。
詳しくは以下で紹介する使い方の項目で説明するが、神泡サーバーは直接ビールに触れることなくリッチな泡を作り出すことができる。ビールに触れないため汚れる心配がないのだ。
ちなみに、2012年や13年の初期に発売されていた神泡サーバーは、サーバーの中にビールを入れて泡を作り出していたため、定期的な洗浄を必要としていた。
しかし、改良が重ねられて誕生した2019年モデルからは、ビールに触れることなく泡を作れるようになっている。いちいち洗浄しなくて良いというのは大きな魅力である。
コンパクトで持ち運びが楽
神泡サーバーは、約11センチの手のひらサイズなので手軽に持ち運びができる。
コンパクトでありながら洗練されたフォルムと高級感が溢れるデザインは、Supreme Editionになってから採用されている。冷蔵庫にピタリと貼り付けられるマグネット付きなので、保管場所にも困らない親切設計になっている点も魅力的だ。
持ち運びに困らないサイズ感なので、自宅だけではなく外出先でも重宝できるだろう。アウトドアが好きな人でも、外出先で店にいるかのような極上の一杯を楽しむことが可能だ。
神泡サーバーの使い方

ここからは、『神泡サーバーSupreme Edition』の正しい使い方を説明していこう。使い方は非常にシンプルで簡単なので、誰でもすぐに使いこなせるようになるはずだ。
- プレモルをグラスの7分目まで注ぐ
- 缶に神泡サーバーをセットする
- 神泡サーバーのボタンを押す
- 缶の中で泡を作るシュワーという音が聞こえてくる
- ゆっくりとグラスに泡を乗せる
神泡サーバーを使用するのは、グラスにプレモルを7分目まで注いだ後。その際、少しでも泡を立てないようにゆっくりと注ぐのがポイントだ。
泡を綺麗に乗せられるように7分目まで注いだグラスを平らな場所に置いたら、缶に神泡サーバーをセットする。缶の注ぎ口を底面として、その下にセットしよう。
そしてスイッチを押すと、缶の中で神泡が作られていく。注ぎ口から泡が作られているところを見ることができるため、十分に作られたタイミングでストップ。
その後、スイッチを押しながらゆっくりと缶を傾けてグラスに注いで終了となる。このように難しい操作が一切ないアイテムなので、誰でもお店に出るようなビールを堪能することが可能だ。
神泡サーバーで飲みたいおすすめのプレモルを紹介
最後に、ぜひとも神泡サーバーを使って飲んでいただきたいプレモルを紹介していこう。それぞれの味の特徴を詳しく紹介していくので、ぜひ参考にしていただきたい。
ザ・プレミアム・モルツ

定番である『ザ・プレミアム・モルツ』は外すことができない至高の逸品である。
サントリーを代表する缶ビールで、通称プレモルと呼ばれている。旨さを引き出すダブルデコクション製法と、香りの質を高めるアロマリッチホッピング製法を採用しながら、徹底的にこだわった製法により世界最高峰のビールを目指している。
プレモルの最大の特徴は、華やかな香りと印象的なコクだ。
質の高い香りは缶を開けた時から立ち上がり、グラスに注ぐとさらに充満されていく。口に含むと上質な旨味を感じることができ、最後に戻り香と呼ばれる華やかな香りを体感できる。
ビール本来の味、キレ、香り、コクの全てが高い次元で融合しているのがプレモルであり、ご馳走ビールとして常に家に保管している人も少なくない。ぜひとも神泡サーバーを使い、まずはスタンダードなプレモルを体感していただきたい。
プレミアム・モルツ 〈香る〉エール

フルーティーな味と豊かな風味を堪能したい人には『プレミアム・モルツ 〈香る〉エール』をおすすめしたい。
プレモルとの違いは発酵方法。プレモルは一般的な下面発酵によるラガービールだが、香るエールは上面発酵によるエールビールだ。なぜ発酵方法を変えたのかというと、プレモルとはまた一味も二味も違う香りを楽しんでもらうため。香りの革新に取り組んでいる逸品である。
上面発酵で発酵させると、フルーティーさと奥深さの両方が強調されやすくなる。そのため、香るエールはプレモル本来の味わいとコクを残しつつ、フルーティーな味わいを感じることができるのだ。
もちろん、プレモルが徹底的にこだわっている神泡は健在。フルーティーかつ濃厚な神泡を堪能しながら、プレモルとは違う味わいを堪能できるようになっている。
プレミアム・モルツ〈黒〉

さらに深い味わいを求めている人には『プレミアム・モルツ〈黒〉』をおすすめしたい。
ビール大国チェコが開催しているビール品評会にてNo.1を獲得した実績を持つプレモル黒は、ダブルデコクション製法を採用することでコクや旨味を強めている黒ビールだ。
味の特徴は豊かなコクと強烈な旨味。それでいてプレモル本来の飲みやすさは残したままになっているため、黒ビールが苦手な人でも安心して飲める味わいになっている。
ちなみに、プレモル黒ビールは常に販売されている商品ではなく限定醸造となっている。
2018年4月に全国で終了限定発売されたのを皮切りに、同年は4月、10月、12月の合計3回のリリースを発表。その後も、年に3回から4回のペースで限定醸造されており、数量限定で販売されて在庫がなくなったら終了というスタイルが続いている。
2022年は2月1日から全国にて数量限定で発売されており、記事執筆時点(2月27日)では通販サイトなどではまだ在庫があり買える状態だ。常に飲めるわけではないが、それだからこそ希少性も相まって高い人気を獲得しているというわけである。
ぜひ、神泡サーバーを使い極上のプレモル黒ビールを堪能していただきたい。
まとめ
特徴的なプレモルの神泡をオリジナルの超音波振動でリッチにしてくれる神泡サーバー。
コンパクト・格安・スタイリッシュでありながら抜群の活躍を見せてくれる神泡サーバーは、ビール好きなら一家に一台は常設しておきたい逸品である。
ただでさえ美味しいプレモルの神泡は、神泡サーバーを使うことでまるでお店で飲む生ビールかのような極上の逸品へと変わる。
最近は新型コロナウイルス感染拡大の影響により、気軽に外でお酒が飲めなくなってしまった。しかしながら、神泡サーバーさえあれば家飲みでも極上のビールを楽しめるため、ビールが好きな人や家飲みが好きな人は満足してもらえるはずだ。