10583梅酒の驚きの効能とは?自家製梅酒の作り方・飲み方を徹底解説

梅酒の驚きの効能とは?自家製梅酒の作り方・飲み方を徹底解説

男の隠れ家編集部
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甘酸っぱい味わいが特徴的な梅酒。家庭でも造ることができ、その効能から薬用酒として扱われることもある。そんな梅酒が持つ健康効果や栄養価、効能について紹介する。他のお酒とは少し違う梅酒の効能を知って、より健康的に梅酒を味わってみよう。
目次

さっぱりと甘く、お酒が苦手の方でも飲みやすい「梅酒」。この梅酒について、どれくらい知っているだろうか?

梅酒には疲労回復や免疫機能の維持など、健康に嬉しい効能がある。また、梅酒の飲み方には複数あり、使用するお酒に応じて味わいや香りが変化する。

そこで今回は、梅酒の基礎知識や作り方、美味しく飲む方法について詳しく解説する。最後まで読めば、梅酒というお酒を深く理解できるはずだ。

そもそも梅酒とは?

そもそも梅酒は、毎年6月頃に収穫される青梅をアルコールに漬け込んでつくる果実酒の一種だ。青梅をアルコールに漬けて寝かせることで、梅の旨味やエキスが染み出し、爽やかで甘く、ほんのりと酸味を感じるお酒になる。

また、梅酒は寝かせる期間やベースとなるお酒の種類に応じて、味わいや香りが大きく変化する。ご自身で一から梅酒を作る場合は、自分好みになるように適切な期間を見つけてみてほしい。

なお、アルコール度数が20度未満のお酒で梅酒を作ると、再発酵により度数が上がるため、酒税法に違反してしまう。そのため梅酒に使用するお酒は、必ずアルコール度数が20度以上のものを選択しよう。

働き盛りの体に嬉しい。梅酒の効能とは

梅酒には、疲労回復を促すクエン酸のほか、ビタミンB2、ビタミンB6、カリウム、ピクリン酸、ポリフェノールなど、さまざまな栄養素が含まれている。その代表的な効能について見ていこう。

疲労回復

梅干し1つにつき1g含まれるというクエン酸は、体内でエネルギーを作り出したり、疲労の元となる「乳酸」を分解したりして疲労回復を促す。またミネラルの吸収を助け、新陳代謝を促す。

細胞の再生

ビタミンB2は、皮膚や髪、爪などの再生を促す。梅酒が肌によいといわれるのは、これが理由だ。ほかにも代謝やエネルギー生産などにも関わる。

免疫機能の維持

ビタミンB6は、免疫機能を維持し、皮膚の抵抗力を高めたり、ヘモグロビンの合成を行ったりする。脂質の代謝にも関わる。ビタミンB6が不足すると、皮膚炎や口内炎になるおそれがあるといわれている。

肝臓・胃腸の活性化

梅酒に含まれるピクリン酸は、クエン酸と同じく、有機酸と呼ばれるものの一種。肝臓・胃腸の働きを良くする効果が報告されている。二日酔いや乗り物酔いにも効くといわれるほか、便通の改善も期待できる。

塩分の調節

カリウムは、ナトリウムを排出する働きがあるため、取り過ぎた塩分を体外へと出してくれる。これにより血圧を下げる効果も期待できるそうだ。体内のpHバランスや浸透圧を適切に保つ効果もある。

ほかにも梅酒に含まれる酸味が胃腸を刺激し、食欲増進の効果が生まれるともいわれている。

寝る前の一杯が仕事の疲れを癒す

健康に嬉しい梅酒は、寝る前にコップ一杯飲むのがおすすめ。梅酒に含まれるアルコールが血行を促進して体を温め、さらに梅酒のよい香りでリラックスできるため、寝つきがよくなるとされている。

きっと毎日の仕事の疲れを癒してくれることだろう。寒い日にはお湯割りにして飲むことで、さらに体を温めることができる。

とはいえ、飲みすぎると逆効果になる。たとえば眠りが浅くなったり、肝機能を弱らせたりすることもある。健康的な効果を期待するなら、適量を守って飲むことを忘れないようにしたい。

また、お酒を飲むとどうしてもおつまみを食べてしまう。お酒の適量を守っていても、塩分や糖分の多いおつまみを食べすぎることのないように注意したい。

梅酒の作り方|4つの手順

自家製の梅酒は以下4つの手順で作ることができる。

  1. 梅酒の材料を用意する
  2. 青梅と氷砂糖を瓶に入れる
  3. お酒を瓶に注ぐ
  4. お酒を保存する

それぞれの手順を1つずつ解説していく。ご自身で梅酒を作りたい方は、ぜひ以下の手順を参考にしてみてほしい。

手順1.梅酒の材料を用意する

まずは梅酒の材料を用意しよう。梅酒の主原料となる梅は、熟す前の硬い青梅を使用する。青梅の下処理として黒いヘタを取り、青梅を1つずつキレイに洗って水気を取ろう。

保存する瓶の殺菌も欠かせない。使用する保存瓶は熱湯で殺傷し、よく乾かしてから使うようにしよう。分量はあくまで目安だが、必要となる材料は以下の通りだ。

  • 青梅:1kg
  • 氷砂糖:1kg
  • お酒:1.8L
  • 保存瓶:1個

手順2.青梅と氷砂糖を瓶に入れる

材料が用意できたら、保存瓶に青梅と氷砂糖を交互に入れていく。この際、青梅が傷つかないように優しく扱うのがポイントだ。また、傷んでいる青梅はしっかり取り除こう。

ちなみに「甘い梅酒は苦手」という方は、氷砂糖を青梅と同じ1kgではなく、500g程度まで減らそう。自身の好みに合わせて、材料の入れる量を調整するのがポイントだ。

手順3.お酒を瓶に注ぐ

青梅と氷砂糖を一通り入れ終わったら、ベースとなるお酒を注ごう。お酒の種類やアルコール度数によって、完成する梅酒の味わいや香りが変化する。好みとなる銘柄を見つけよう。

手順4.お酒を保存する

材料をすべて入れたあとは、お酒を保存する。保存期間に応じて味わいが変化するため、この保存期間が特に重要となる。一般的には、半年〜1年頃が飲み頃だとされる。

また、保存する場所は、直射日光の当たらない冷暗所がおすすめだ。作った日にちがわかるように、瓶のラベルには作成日を記録しておこう。

自家製梅酒の美味しい飲み方

自家製梅酒の楽しみ方はいくつか考えられる。飲み方によって感じ方が異なるため、以下の項目を確認した上で、ご自身に合った飲み方を見つけてみてほしい。

ストレート

梅酒本来の味わいを楽しみたい方は、ストレートがおすすめだ。梅酒のコクや甘みを感じることができるだろう。とはいえ、アルコール感が強いため「お酒はあまり得意ではない」という方にはおすすめできない。

ロック

グラスに氷を入れるロックもおすすめ。梅酒の旨味とコクはそのままで、氷が溶けてアルコール感が薄まるため、ストレートに比べて飲みやすくなる。

また、氷が溶けて薄まるため、時間が経つにつれて味わいが少しずつ変化する。この変化を楽しむのがロックの醍醐味である。

サワー

アルコール感が苦手な方は、炭酸水を入れるサワーがおすすめだ。炭酸のシュワシュワが合わさり爽快感が増すため、ほかの飲み方に比べてかなり飲みやすくなる。飲みやすさをさらに求める方は、シロップを加えて甘味を足そう。

お湯割り

梅酒のお湯割りという飲み方もある。この飲み方は梅酒の香りがより際立ち、寒い時期でも体の芯からポカポカと温まることができる。就寝前の飲酒にもおすすめ。

梅酒ゼリー

デザート感覚として楽しみたい方には、梅酒ゼリーをおすすめする。梅酒に粉ゼラチンとはちみつ、水を加えて冷蔵庫で冷やせば、ぷるぷるの梅酒ゼリーが出来上がる。爽やかで美味しい梅酒ゼリーは、食後のデザートにもピッタリだ。

自家製梅酒のベースにおすすめのお酒5選

最後に、自家製梅酒のベースにおすすめのお酒を全部で5つ紹介する。ベースにするお酒によって、完成する梅酒の味わいが大きく異なる。

例えば、焼酎で梅酒を作れば梅本来の味わいを楽しめる。日本酒であれば、米の甘味やコクがプラスされて深い味わいになる。また、ブランデーやウイスキーを使用する場合、まろやかで深いコクが加わるため、独特な梅酒を作ることができるだろう。

このように使用するお酒によって特徴が異なるため、以下の銘柄を1つずつ確認した上で、ご自身に適したお酒を見つけてみてほしい。

焼酎|いいちこ 25度 麦焼酎

いいちこ 25度 麦焼酎

1つ目に紹介する「いいちこ 25度 麦焼酎」は、焼酎のなかでも王道的な銘柄だ。まろやかで飲み飽きしない味わいが特徴。クセや雑味がないため、梅酒のベースとして適している。安価で購入できる点も魅力的だ。

  • 液体容量:1800ml
  • アルコール度数:25%
  • 参考価格:1,422円

焼酎|宝 35% 果実酒の季節

宝 35% 果実酒の季節

「宝 35% 果実酒の季節」はその名前の通り、梅酒など果実酒に使用するための焼酎である。本銘柄自体は無味無臭なので、素材の味をそのまま梅酒に活かすことができる。

また、アルコール度数は35度とかなり高いため、果実の成分を早く引き出してくれるとともに、保存性にも長けている。

  • 液体容量:1800ml
  • アルコール度数:35%
  • 参考価格:1,597円

日本酒|苗場山 果実酒用 梅酒用

苗場山 果実酒用 梅酒用

「苗場山 果実酒用 梅酒用」は、果実酒用として製造されている日本酒だ。スーパーなどで販売されている日本酒の多くは、アルコール度数が20度未満であるため、梅酒に利用することができない。

その一方、本銘柄は日本酒であるのにも関わらず、アルコール度数が21度なので、日本酒の原料である米の旨味を活かしつつ、コクの深い梅酒を作ることができる。

  • 液体容量:1800ml
  • アルコール度数:21%
  • 参考価格:1,800円

ブランデー|サントリー V.O

サントリー V.O

4つ目におすすめの銘柄は、ブランデーの「サントリー V.O」だ。本銘柄自体がフルーティで華やかなので、梅酒のベースとして使用すれば、甘くてすっきりとした梅酒が出来上がる。もちろん梅酒のベース以外にも、ロックや水割り、料理用など、多彩な楽しみ方がある。

  • 液体容量:2700ml
  • アルコール度数:37%
  • 参考価格:3,730円

ウイスキー|ブラックニッカ クリア

ブラックニッカ クリア

最後に紹介する「ブラックニッカ クリア」は、やわらかな香りが特徴的なウイスキーである。容量も1800mlと梅酒のベースとして丁度よく、クセのない爽やかな味わいは、梅酒用のお酒として適している。雑味の少ない梅酒を作ることができるだろう。

  • 液体容量:1800ml
  • アルコール度数:37%
  • 参考価格:2,199円

まとめ

本記事では、梅酒の作り方や飲み方、ベースに使用すべきおすすめのお酒を解説した。

梅酒は、毎年6月頃に収穫される青梅をアルコールに漬け込んでつくる果実酒であり、疲労回復や細胞の再生など、さまざまな効能に期待できる。仕事の疲れを癒やす効果もあるため、仕事などで疲労が溜まったときには、ぜひ梅酒を飲んでみてほしい。

なお、自家製の梅酒を作りたい方は、本記事で解説した「自家製梅酒の作り方」を参考にしてみよう。自分好みの自家製梅酒を作ることができるはずだ。

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いくつになっても、男は心に 隠れ家を持っている。

我々は、あらゆるテーマから、徹底的に「隠れ家」というストーリーを求めていきます。

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