11700粋な男は知っている。昭和ノスタルジー漂う「ホッピー」の美味しい飲み方

粋な男は知っている。昭和ノスタルジー漂う「ホッピー」の美味しい飲み方

男の隠れ家編集部
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東京赤坂で70年以上前に誕生した、日本独自のビアテイスト清涼飲料水「ホッピー」。一般的に焼酎と割って飲まれるが、その際はホッピー、焼酎、ジョッキ、それぞれをよく冷やして飲む「3冷」が基本スタイルだ。焼酎の割り方やホッピーを美味しく飲む方法や作り方を紹介する。
目次

低カロリー、低糖質、プリン体ゼロで健康が気になる世代に嬉しいビアテイスト飲料「ホッピー」。ファンも多いが、まずは基本的な飲み方を知っておこう。よりおいしく飲む方法を知れば、さらにその魅力が分かるはずだ。

昭和酒場の定番「ホッピー」の基本スタイルを知る

戦後間もない昭和23年(1948年)にコクカ飲料株式会社(現:ホッピービバレッジ)が東京赤坂で製造・販売し、70年以上にわたり飲み続けられる日本独自のリキュール割り飲料「ホッピー」。0.8%の低アルコール飲料で、焼酎の他にジン、ウォッカ、梅酒など、組み合わせは自由だ。アレンジの前に推奨される基本スタイルを知っておこう。

ホッピーの原料はこだわりの天然水である。味を損なわないために氷を入れるのは避けたい。ホッピー社が公式で推奨する飲み方はホッピー、焼酎をよく冷やし、ジョッキは冷凍庫で凍らせる「3冷」だ。昭和40年代後半に発案されたとされる。今もその基本スタイルは変わらない。

また、居酒屋のホッピーセットは「中」と呼ぶ焼酎と「外」と呼ぶホッピーで構成される。自分の好みで「中」と「外」の割合を変えてアルコール量を調整できる。

ホッピーには後味すっきりの白、4種の麦芽を調合した黒がある。割る焼酎は、味を邪魔しない甲類がおすすめだ。「外」1本に対し、「中」2~3杯の割り方が黄金比率とされるが、人の嗜好は同じではない。それぞれに割合を変えて好きな味を楽しんでほしい。

ここで注意したいのは、マドラーは使わないことだ。ホッピーの風味と爽快感がそのまま楽しめるので、ジョッキにホッピーを一気に注いだらそのまま待つこと。これだけで、もっとも美味しいホッピーを堪能できるだろう。

粋な男が知っている。ホッピーを堪能する飲み方

ホッピーはカクテルレシピもあるのでさまざまな味わいを楽しんでほしい。

ハーフ&ハーフ

ビールのハーフ&ハーフのホッピー版。冷凍庫でキンキンに冷したジョッキに、白のホッピーと黒のホッピーを1:1の割合で注ぐだけだ。どんな料理にも合うカクテル。

シャリシャリホッピー

シャリキンホッピーとも呼ばれ、シャリシャリリ感がたまらないカクテルだ。下準備として、焼酎をペットボトルに入れて冷凍庫で凍らせることから始める。揉みほぐしながらジョッキにシャーベット状の焼酎を入れ、よく冷やしたホッピーを一気に注げば完成だ。

クロウメP

梅酒でホッピーを嗜みたいのならこれだ。よく冷やしたグラスに冷えた梅酒と梅を一粒、あとは黒のホッピーを勢いよく注げば出来上がりだ。

ホッピーオンザスカイ

こってりした料理にも合う、爽やかな柑橘系のカクテルを紹介しよう。作り方は、よく冷やしたグラスにジンを入れ、ホッピーを一気に注ぎ、最後にライム片を飾れば出来上がりだ。飲むときはライムを絞る、または浮かべて飲もう。

お好みで濃さを調整できるホッピーはお酒に弱い人も楽しめ、どんな料理にも合う。ビアテイストだが、ビールとは違う多彩な楽しみ方が可能だ。より楽しめるよう自分にあった飲み方を見つけてほしい。

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