49047初めてのソロキャンプをする前に知っておきたい筆者の失敗談5つ

初めてのソロキャンプをする前に知っておきたい筆者の失敗談5つ

男の隠れ家編集部
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筆者は焚き火を愛してやまないソロキャンパーである。ソロキャンプでひたすら焚き火を眺めながら自分時間を謳歌しているが、もちろんソロキャンプスタート時からすべてがスムーズだったわけではない。そこで、これまで筆者がソロキャンプで経験した数々の失敗談の一部を紹介したい。どれもありがちな失敗なので、これからソロキャンプを始めたいと思っている人は、事前に対策をしておくのを強くおすすめする。
目次

失敗その1|強風でテント&タープ崩壊

ポールは、キャンプ用品において重要な役割を担っている。例えばテントなら骨組みとして、タープなら全体を支えるパーツといった具合。比較的多い失敗が、風による影響だ。

とあるソロキャンプ時でのことだが、テント設営時にはそよ風程度だった風が、時間の経過とともにその威力を増し、周辺に置いていたキャンプ道具が凄まじい勢いで地上を転がり、タープを支えるポールを抑えていたペグが飛び、挙句の果てにテントがクラッシュ。

強風を受けたドームテントの骨組みとなるメインポール2本が見事に曲がってしまった。曲がったポールは、頑丈な素材がゆえ、手では直せない。屋外で使用するテントは、そもそも耐風性を考えられた形状になっているが、限度を超える強風の場合は、もはや、なすすべなしである。

ポールが曲がっただけで折れはしなかったため、いびつなドームテントで寝ることはできたため、不幸中の幸いではあったのだが……。夜通し吹き荒れる強風に怯えながら一夜を過ごした。

また別の日には、当時使用していたポールの径が細かったことや素材なども関係しているが、タープのアルミ製ポールが折れたことも。海沿いの絶景自慢のキャンプ場だったが、日によってはかなり海風の煽りを受けることで有名だった。ペグをしっかり打てば飛ばされることも、ましてやポールが折れるとは思いもよらず。

今思えば、強風だったにも関わらず、無謀なことをしたと猛省している。ましてや、周囲の人に怪我をさせなくて本当に良かったと……。ちなみにこの時使用していたテントはワンポールテントだったが、テントの被害はなかった。

筆者のように、テント設営後に強風に煽られた場合は、ひとまず、周辺に飛んでいきそうな道具を車内に避難させ、テントやタープ抑えているペグを確認し、場合によっては、ペグを増やして対応、もしくは撤収も視野に入れたほうがいいだろう。

強風時の対策&注意点

設営前
・事前に天気予報アプリなどで風速を調べておく
・風がおさまるのを待ってから設営
・ひどい強風が続くならあきらめる

設営後
・すべてのペグが深くまで打ってあるかを確認(30cmほどの長い丈夫な鍛造ペグだとより安心)。
・安全を確保するため、テントやタープのポールを抜く(強風時のタープ設営はNG)
・風上に車を置き、少しでもテントが受ける風をシャットアウト
・キャンプの道具が風に飛ばされないように車内など安全な場所に避難させる
・強風時の焚き火は火の粉が飛んで危険なためNG

ちなみに、幾度となく強風時のソロキャンプを体験したなかで、比較的安定していたテントは、三角錐のような形状が特徴的なワンポールテント。形状に加え、1本のポールだけでテントを支えるため、径が太く、スチール製などの頑丈なポールが使われているのも影響しているのだろう。

失敗その2|暗闇の中手探りでテント設営

筆者の場合、ソロキャンプはもっぱら車での移動だが、大荷物でも難なく運べる便利さがある一方で、渋滞など、予測不能の自体になることも。それが失敗を招くことになったのだが……。とあるソロキャンプでのこと、少々出発が遅くなったのと、ひどい渋滞で大幅にチェックイン時間をオーバーしてしまった。キャンプ場に迷惑をかけてしまったのはもちろんのこと、さらに問題となったのは暗闇の中での設営だ。

テントに適した場所(傾斜や鋭利なゴミなどの有無)なのかを判断することもままならず、ヘッドライトひとつで、薄暗い中手探りで設営を済ませた。加えて車を横付できないフリーサイトだったため、荷物を運ぶのもひと苦労。通常の倍以上の時間をかけて荷降ろしと設営を終え、暗闇の中での設営は二度としまいと心に誓った……。

なにより、車での移動の場合は、渋滞を見越した早めの行動が吉。なお、万が一チェックイン時間を過ぎてしまいそうな時は、事前にキャンプ場に連絡するのがマナーだ。

ちなみに筆者は、キャンプ帰りの高速道路でタイヤがパンクしてしまった経験も。車やバイクは、日々のメンテナンスを怠らないのも重要だ。

失敗その3|大雨でテント破壊

どしゃぶりのなかテント設営を試みたところ、テントに降り注ぐ雨が「おもり」となって、テントを立ち上げる際、ポールを曲げてしまった。早く設営を終えたいがために、力づくでポールを立てようとした結果がこれだ。しかもどしゃぶりでテント内まで雨水が浸水。設営後、タオルで拭き掃除を行い、歪んだテントで一夜を過ごした。

雨天時のテント設営は、タープを立て、その下でテントを設営するのがセオリー。面倒だったこともあり、タープを設営しなかったのが最大の敗因だ。雨天時のキャンプは、面倒でもタープを立ててから設営を。

失敗その4|火起こしができない!

まだ初心者だったころ、雨天時に焚き火を試みるも、太すぎ&雨による湿気を吸っていた薪のせいで火起こしができなかった。着火剤を多めに投入するも、無駄に終わった経験がある。

とくに雨キャンプでは、薪を濡らさないように、薪スタンドなどで雨をガードすると同時に、太い薪なら火付きを良くするために、ある程度アウトドアナイフや斧で細くしてやる必要がある。ガスコンロを持参していたため、キャンプ飯にはありつけたが、その後、薪スタンドとアウトドアナイフを購入したのは言うまでもない。

晴天ならキャンプ場に落ちている小枝や枯れ葉を拾い集めて火起こしすることもできるが、雨天だとそうもいかない。また、キャンプ場で売られている薪は太い物が大半のため、カットできるアイテムがあるとより安心だ。また、薪は、地面に置くと湿気を吸ってしまうため、天候に関わらず直に地面に置くのは避けた方がいいいだろう。

失敗その5|必須アイテムを忘れて撃沈

未だに頻繁にやるミスが「忘れ物」だ。一番困った忘れ物が「寝袋」。幸いにも春だったため、それほど寒い思いをせずに寝られたのだが、これが真冬なら車中泊を余儀なくされていたはず。

また、筆者の一番多い忘れ物が調味料の類。オリーブオイルやみりんに限っては、何度忘れたか数え切れないないほど。調味料は、なくてもさほど困りはしないが、キャンプ当日つい忘れた調味料をコンビニなどで購入してしまい、自宅にはオリーブオイルとみりんの山……といった有様。

その他にも、ポール、ランタン、コンタクトなど、ありとあらゆるものを忘れている。そこで、筆者は、持ち物をリスト化できるアプリ「CAMP NOTE」をスマホに入れて対策している。チェック項目があるので、一つひとつ確認しながら積み込みができる。「CAMP NOTE」のおかげで確かに忘れ物は減ったものの、それでも忘れ物があるのは不思議でならないが……。

こうして、ソロキャンプでのさまざまな失敗を経て今があるわけだが、防げるものは事前に対策を、突発的なものは、経験値が対応力を成長させてくれるはず。どんな状況でも楽しむことを忘れず、安全にソロキャンプを楽しんでほしい。

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