旅行やキャンプなどのアウトドアにおいて、虫や動物が苦手な方も多いはず。そこで利用すべき製品が「ハッカ油」だ。ハッカ油を使用すれば虫除け対策になるだけでなく、アウトドアを快適に過ごすための効果が見込める。

そこで本記事では、ハッカ油の基礎知識や使い方、おすすめのハッカ油を解説していく。真夏のアウトドアを心から楽しみたい方は、ぜひ最後まで閲読してほしい。

ハッカ油とは?

夏のアウトドアを快適に過ごすためのアイテム「ハッカ油」。ハッカ油とは、ハッカ草と言われる植物を乾燥させ、その成分から抜き出した油のことを指す。ハッカは「ミント」の和名であるほか、日本に自生する「ニホンハッカ」のことを呼ぶケースもある。

このハッカ油はアウトドアの虫除け対策として使用されるほか、抗菌効果や消臭効果、覚醒効果が見込めるため、日常生活のあらゆる場面で活用されている。

ハッカ油の効果

それでは、ハッカ油の詳しい効果を1つずつ解説していこう。

中でも虫除け効果が最も有力であり、蚊やハチ、アブ、カメムシ、ゴキブリなど、あらゆる虫に対して効果が期待できる。虫たちにとってはハッカ油のスースーする匂いが苦手なのだ。自然豊かなアウトドアで使用しても良いし、自宅など日常生活で使用しても良いとされる。

また、ハッカ油に含まれる成分「メントール」においては抗菌効果が見込める。ハッカ油には抗菌効果があるため昔から、筋肉痛薬や咳止め薬、かぜ薬、かゆみ止めとして使用されていた。ほかにも、以前流行した病原性大腸菌にも効果があるとされている。

さらにハッカ油には消臭効果があるため、アウトドアで汗をかいたときにも有効である。また靴や寝袋、テント内のゴミ箱などに使用すれば気になる臭いも軽減できるだろう。

ハッカ油を使用する上での注意点

ハッカ油にはあらゆる効果が期待できるため、真夏のアウトドアにおいては重要アイテムとなる。とはいえ、ハッカ油を使用する上では注意点も存在している。ハッカ油を用いてアウトドアを安全に楽しむためにも、注意点を事前に知っておこう。

動物と赤ちゃん

ハッカ油を使う上での注意点1つ目は、動物と赤ちゃんに対しての使用だ。ハッカ油の強い臭いは虫が嫌がる臭いであると同時に、動物に対しても嫌悪感を与えてしまう。動物にとっては、その刺激臭がストレスになってしまう恐れがあるのだ。

また、猫などの肉食動物は精油を分解できないことから、体に悪影響を与えるリスクもある。最悪の場合、中毒症状を引き起こす危険性があることを覚えておこう。

さらにハッカ油を使用する際は、動物だけでなく赤ちゃんに対する注意も必要だ。ハッカ油は医療薬として用いられるため、人間には害が少ないとされている。しかし、肌の弱い赤ちゃんの場合は肌荒れを起こす可能性があるのだ。以上のことから、動物と赤ちゃんが近くにいるときは、ハッカ油の使用をできるだけ控えよう。

目や粘膜の周辺

ハッカ油を使用する際の注意点2つ目として、目や粘膜の周辺に使用できない点があげられる。ハッカ油を目や粘膜の周辺に使用してしまうと、強い痛みを誘発する恐れがある。これは、ハッカ油に含まれる成分が強力であるためだ。

そのため覚醒効果が見込めるからといって、目や粘膜付近に使用しないよう心がけよう。なお、ハッカ油が万が一目に入ってしまった場合は流水でよく洗い流そう。

持続時間

ハッカ油3つ目の注意点は持続時間がそこまで長くないことだ。ハッカ油の持続時間は一般的に1〜2時間だとされている。そのことから、ハッカ油を1回吹きかけたとしても、長時間効果が持続するわけではないのだ。これはハッカ油の濃度によるため一概には言えないが、一定時間ごとに吹きかけることをおすすめする。

ちなみに、ハッカ油は虫除け効果に期待できるものの、殺虫効果はないため注意しよう。

ハッカ油の使い方

ハッカ油を使用する上での注意点は理解できただろうか?正しく安全に使用するためにも必ず覚えておこう。続いて、ハッカ油の使い方を解説していく。以下5つの使い方を理解し、ハッカ油の効果を最大限発揮させよう。

  • 肌に直接スプレーする
  • マスクに数滴垂らす
  • 化粧水として使用する
  • テントや網戸につける
  • ディフューザーとして使う

これらを1つずつ解説していこう。

肌に直接スプレーする

まず1つ目の使い方は、ハッカ油を肌に直接スプレーする方法だ。目や粘膜を避けて、腕や足、脇、背中などにスプレーしよう。虫除け効果が期待できると同時に消臭効果もあるため、汗をかきやすい真夏のアウトドアに最適だ。

マスクに数滴垂らす

ハッカ油2つ目の使い方として、マスクに数滴垂らす方法があげられる。ハッカ油の匂いはスースーするため、マスクに数滴垂らすだけで喉や鼻に清涼感を与える。また、爽やかな香りを常に感じられることで、心からリラックスできるはずだ。

なお、マスクの内側ではなく外側に垂らすのがポイント。

化粧水として使用する

続いて、ハッカ油を化粧水として使用する方法を解説する。ハッカ油には毛穴を引き締める効果があり、ひんやりとした感覚も相まって真夏のアウトドアにはピッタリだ。就寝時に化粧水として肌に塗っておけば、虫や動物が近づきにくくなるだろう。

ただし、ハッカ油を原液のまま使用すると刺激が強いため、通常の化粧水に混ぜて使用することをおすすめする。

テントや網戸につける

ハッカ油の使い方4つ目は、テントや網戸につける方法だ。ハッカ油のスプレーをテントや網戸にしておけば、虫が寄ってくるリスクを軽減できる。生き物が苦手なキャンパーにおすすめの使い方だ。

また、アウトドアだけでなく家庭の網戸にスプレーしておくことで、普段から虫の侵入を防止できる。しかし、ハッカ油はポリスチレン素材を溶かしてしまうため、ポリスチレン素材の網戸を使っている場合は注意が必要だ。

ディフューザーとして使う

使い方5つ目としてディフューザーの使用方法を解説する。ディフューザーとは、アロマなどに使用する道具のことであり、石やスティック、アロマポット、ロウソクなど、複数のタイプが存在する。それらディフューザーにハッカ油を合わせることにより、アロマとして楽しめると同時に消臭効果や虫除け効果にも期待できる。

なお、ディフューザーを用いればハッカ油の効果を長時間持続させることが可能だ。

ハッカ油の作り方

ここまで、ハッカ油の使い方を5つ紹介した。ハッカ油を有効活用するためにも、いくつもの使い方を理解しておこう。次に、ハッカ油スプレーの作り方を解説していく。

ハッカ油は原液で使用すると肌荒れを起こす恐れがあるため、ハッカ油スプレーを作って安全に活用しよう。なお、ハッカ油スプレーは意外にも簡単に作ることができる。まずは以下4つの材料を確認しよう。

  • ハッカ油:10滴
  • 無水エタノール:10ml
  • 精製水:90ml
  • スプレー容器:1つ

ハッカ油スプレーの作り方は、ハッカ油と無水エタノールをよく混ぜて合わせる。その後、合わせた液体を容器に移して精製水を加え、よく混ぜ合わせればハッカ油スプレーの完成だ。ハッカ油スプレーは劣化を防ぐためにも、直射日光を避けて冷暗所で保管すると良いとされる。

ハッカ油スプレーを作る際はスプレー容器に注意しよう。ハッカ油はポリスチレン素材を溶かしてしまうため、スプレーの容器はポリエチレンやガラスを素材に選ぼう。

ハッカ油の選び方

続いて、ハッカ油の選び方について3つのポイントで解説していく。自分好みのハッカ油を使用するためにも、選び方を事前に知っておこう。

産地の確認

ハッカ油を選ぶポイント1つ目は産地の確認だ。ハッカ油の産地には大きく分けて国産と外国産の2つがある。国産では北海道北見が有名な産地であり、天然のハッカ油を多く生産している。また、和種ハッカはメントールの成分が多量に含まれているため、スースーとした香りが特徴的だ。

一方、外国産のハッカ油は価格が手頃である反面、合成成分が多く含まれている傾向にある。そのことから、ハッカ油を食品として使用できない製品もある。

天然か合成か

産地の確認と同時に、天然か合成かをチェックしておこう。ハッカ油には天然成分100%の製品と、オイルなどで薄めた合成製品の2つがある。天然成分100%のハッカ油の場合、値段が高額であることから効力が高く、人体への悪影響が少ない傾向にある。そのため、天然のハッカ油であればお菓子などの食品に用いることが可能だ。

一方、合成のハッカ油は値段が安い分、香りや効力が天然に比べて劣っていることが多い。人体に直接触れない掃除や虫除けに使用すると良いとされる。

入れ物の形状

ハッカ油を選ぶポイント3つ目として、入れ物の形状があげられる。ハッカ油の入れ物は大容量でお得の瓶タイプや、すぐに利用できるスプレータイプといったようにさまざまな形状が存在する。製品によって使い勝手や容量が異なるため、用途にあった形状を選択しよう。

ハッカ油おすすめの製品5選

ハッカ油の選び方は理解できただろうか? ハッカ油の選び方を解説したところで、おすすめのハッカ油を5つ紹介していく。自分好みのハッカ油を選択して、アウトドアを快適にしよう。おすすめのハッカ油は下記の5つがあげられる。

  • 北見ハッカ通商 ハッカ油びん
  • 武内製薬 ハッカ油びん
  • 健栄製薬 ハッカ油
  • アメージングクラフト 天然ハッカ油
  • ペパーミント商会 天然ハッカスプレー

これらを順番に見ていこう。

北見ハッカ通商 ハッカ油びん

おすすめのハッカ油1つ目は、「北見ハッカ通商 ハッカ油びん」だ。ハッカ油の中で最も有名と言っても過言ではない製品であり、天然添加物であるため安心して使用できる。ゼリーやお菓子、お茶、リキュールといった飲食物に対する使用も可能だ。アウトドアにおける虫除けはもちろんのこと、スーッとした香りでリラックスすることができるだろう。

こちらの製品は20ml入りの小瓶タイプであり、値段は1,000円前後で販売されている。「初めてのハッカ油で失敗したくない」という方におすすめの製品だ。

武内製薬 ハッカ油びん

続いて、おすすめのハッカ油「武内製薬 ハッカ油びん」を紹介する。こちらの製品も天然のハッカ油であり、同時に国内工場生産であるため安心できる。また滴下式であることから、使いたい量を調節して使用可能。生活の至るところで使用できる万能なハッカ油である。

「武内製薬 ハッカ油びん」は20mlで600円前後で購入できる。ほかにもスプレータイプや大瓶タイプもあるため、用途に合わせて選択することが可能だ。

健栄製薬 ハッカ油

おすすめのハッカ油3つ目として、「健栄製薬 ハッカ油」があげられる。食品添加物であるため、虫除けや掃除、食品など幅広い分野に使用できる。国内で非常に人気のハッカ油であり、Amazonのベストセラー1位を獲得している。

本製品は20mlの小瓶タイプで、値段は600円前後という手頃な価格。ドラッグストアでも販売されていることから、「手軽にハッカ油を使用したい」という方におすすめだ。

アメージングクラフト 天然ハッカ油

4つ目に紹介するおすすめのハッカ油は「アメージングクラフト 天然ハッカ油」。メントールが30%以上含まれているため、清涼感が強いという特徴を持つ。そのため虫除けはもちろんこと、入浴剤や芳香剤、消臭剤としても高い効果を発揮する。

本製品の容量は200mlであり、約2,000円で販売されている。また、ほかの容量でも複数販売されているため、必要量に応じて購入することができる。「安価なハッカ油がほしい」という方におすすめの製品だ。

ペパーミント商会 天然ハッカスプレー

最後に紹介するおすすめのハッカ油は、「ペパーミント商会 天然ハッカスプレー」だ。天然和種ハッカ100%であり、同時に添加物製造業の許可を受けている食品添加物だ。そのため、食品や飲み物に安心して使用できる。

本製品は容量20mlで約800円なので、他のハッカ油に比べると値段が高い傾向にある。スプレータイプをすぐに使用したい方や品質を求める方におすすめ。なお、スプレーの容器はガラス素材であるため、取り扱いには注意が必要だ。

まとめ

本記事では、ハッカ油の基礎知識や使い方、おすすめのハッカ油を解説した。ハッカ油はアウトドアにおける虫除け対策に使用されるほか、日常生活のあらゆる用途で活用できる。抗菌効果や消臭効果、覚醒効果に期待できる優れものだ。

旅行やキャンプなどのアウトドアを最大限楽しむためにも、ぜひ本記事の内容を参考にして、自分好みのハッカ油を見つけてほしい。