11713男の豪快キャンプ料理。燻製のやり方と燻製つまみの作り方

男の豪快キャンプ料理。燻製のやり方と燻製つまみの作り方

男の隠れ家編集部
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アウトドアキャンプでやってみたい燻製(スモーク)料理は必要な道具さえ揃えば、初心者でも簡単にできる。初心者でもできる燻製の方法から、手軽にできて酒のつまみになるスナック燻製の作り方まで紹介する。
目次

木材チップを燻(いぶ)した煙で食材を調理する燻製は、キャンプやBBQだけでなく家で始める人が増え、ちょっとしたブームになっている。キャンプで挑戦する前に、燻製のやり方や自宅でもできる簡単な燻製で予習しておこう。

香ばしい芳香放つ。男の豪快料理「燻製」のやり方

他にない独特の風味と美味しさが味わえる燻製。燻製にするとそのまま食べるより、味に深みが生まれる。それは燻製の煙の中に含まれるカルボニル化合物、フェノール化合物、有機酸などの作用により新たな風味が加わるからだ。さらにこれらの働きで殺菌作用も期待できる。これが、燻製の長期保存を叶える秘密のひとつなのだ。

燻製の方法には燻す時間と温度によって3つある。高温で短時間の熱燻法、中温で数時間の温燻法、低温で長時間の冷燻法だ。以下の順番で基本工程をマスターしておこう。

1.下ごしらえ
肉なら脂身やスジ、魚なら内蔵や血合いを取り除き、下処理で腐敗を防ぐ。

2.塩漬け
塩を直接擦り込む、スパイスやハーブを混ぜた塩水(ソミュール液)に漬ける方法があり、食材の殺菌と味付けを行う。

3.塩抜き
流水で洗うのが一般的で、余分な塩分と食材の雑菌などを落とす。保存が目的なら塩味を濃いめに調整するのがコツだ。

4.乾燥
風通しのよい日陰などで表面の水分を乾燥させ、保存性を高める。

5.燻煙
燻製法別に、温度調節しながらお好みのスモークチップを使って一定時間燻していく。熱燻法なら80~140℃で10~60分ほどの燻製時間でOKだ。温燻法なら30~80℃で数時間から1日ほど、冷燻法なら15~30℃で数日から数週間ほどの時間が目安だ。

慣れてきたら、チップをブレンドして、オリジナルの香りを作り出すのも楽しいだろう。燻製後、しばらく寝かせるとさらに美味しさが増していくので、ぜひ試してほしい。

上質に薫る。酒のつまみ「スナック燻製」の作り方

燻製の方法がわかれば、作ってみたくなるのが道理というものだ。つまみになるスナック燻製の熱燻法を利用した作り方を紹介する。

【材料】
ミックスナッツ、ドライいちじく、レーズン、バナナチップス…各適量
【道具】
燻製器(スモーカー)または厚めのフライパン&蓋&金網、アルミホイル、スモークチップ(サクラ・ヒッコリー・クルミなどお好みで)

1.燻製器にチップを入れ、網の上に材料の入ったアルミホイル皿を均等に並べる。フライパンの場合は底にアルミホイルを敷き、チップを置いて金網を敷く。その上に材料を入れたアルミホイル皿を置くが、1種類ずつ燻していくと香りがまんべんなく付きやすい。

2.燻製器は強火で加熱後、煙が出たら蓋を少しズラして被せ、水蒸気を逃しながら中火で約10分燻す。フライパンは最初から蓋をして強火で加熱する。煙が出たら、約10分、中~弱火で燻していこう。

3.香りが付けば完成だ。

一度、燻製の作り方を覚えてしまえば、上級者向けスモークサーモンなどもすぐに自作できるだろう。燻製器の使い方やチップの選び方で出来具合が違ってくる。奥の深い燻製作りにぜひチャレンジしてほしい。

編集部
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いくつになっても、男は心に 隠れ家を持っている。

我々は、あらゆるテーマから、徹底的に「隠れ家」というストーリーを求めていきます。

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