毎日のことゆえ、いい加減に済ませがちなシャンプー。頭髪をすみずみまで丁寧に洗えるお助けアイテムとして、シャンプーブラシが注目されている。さまざまなタイプが登場しているが、何をポイントに選んだら良いのだろうか。アートネイチャー商品開発部で毛髪診断士の資格を持つ、金山達哉さんにシャンプーブラシの選び方と基本のシャンプーブラシの使い方を聞いた。

ピンタイプのシャンプーブラシ(ハード・ソフト) アートネイチャー LABOMOスカルプブラシ各1,650円(税込)

■いいことずくめ! シャンプーブラシのメリット

ここ最近、男性の美容アイテムの1つとして知られてきたシャンプーブラシ。元々、ネイルの長い女性用に需要はあったが、男性にも支持を集めている。そこには、男女問わず人気になるだけの理由があるはず。アートネイチャーの金山さんに話を聞くと、まずは頭髪への効果の高さがあげられると言う。

「通常、シャンプーは指の腹で洗っていきますが、頭の毛穴というのはとても小さなもの。特別なテクニックのある美容師でもない限り、汚れを取り去るのが難しいんです。そこで登場したのがシャンプーブラシ。先端が細くなっている形状が毛穴に引っ掛かるようになっているので、毛穴の汚れがしっかり落ちます」(金山達哉さん、以下同)

毛穴の汚れを落とすことは、頭髪の成長を促すうえでとても重要。脂や汚れが放置されると、毛穴の詰まりを招いて新しい毛髪が成長しにくくなる。そればかりか、雑菌の温床になって炎症を招き、薄毛や細毛につながってしまうのだという。洗髪時に、毎日の毛穴汚れを落とすのは基本であり、非常に重要なのだ。

さらに、ここまでシャンプーブラシが支持されているのは、もう1つ理由があるそう。

「シャンプーブラシを使うと、とても気持ちいいんです。毛穴が刺激されることによるリラックス効果の高さも支持されている理由だと思います。シャンプーでブラッシングしている時間が長くなると、耳やうなじなど際までしっかり洗えるようになるので、汚れ落としもできていいことずくめですね」

汚れ落としに加え、リラックス効果もあるシャンプーブラシ、取り入れない手はなさそうだ。

シャンプーブラシは形状からいくつかのタイプにわけることができる

■タイプ別・シャンプーブラシの選び方

いざ、シャンプーブラシを選ぶとなると、いくつかのタイプがあることがわかる。ブラシの先端の形状の違いは、そのままメリットやデメリットとなり、自分にぴったりのタイプを選ぶにあたっての手がかりになる。

●剣山タイプ

先端が尖っている生花の剣山のようなタイプ。毛穴にピタッとおさまったときの気持ちよさは秀逸。一方で、やりすぎてしまうと頭皮を痛める原因にも。髪の多い女性におすすめ。

●イボイボタイプ

シリコン製で先端にイボがついているようなタイプ。ブラッシング効果とマッサージ効果の両方を併せ持っている。ブラッシング効果はやや落ちるので、どちらかといえば頭皮用。マッサージの気持ちよさも求める人に。

●ピンタイプ

ピンのような細い形状ながら先端が丸くなったタイプ。細いので毛穴の洗浄力がありながら、先端が丸くなっているので頭皮を痛めない。男性におすすめ。

このほか、最近では電動タイプもあり、水に濡らしても使えるようになっているが、多くは頭皮マッサージ用。シャンプーブラシで汚れ落としをした後にWで使うのが良いそうだ。

■シャンプーブラシの使い方と注意点

すでにシャンプーブラシを所持し、使用している人は多いが、シャカシャカと洗うだけになっている人も多い。実際はどのような手順で洗えばいいのかを聞いた。

「まずは分け目の真ん中をおでこから頭頂部に向かって、前から後ろになぞるようにブラッシング。頭頂部まで来たらブラシを離します。その後は頭の右半分、左半分を同じように前から頭頂部に向かってブラッシングします。

最後にうなじから頭頂部に向かって、下から上へブラッシングし、同じように、右、左とブラシを通してください。ポイントは、一方方向にブラッシングすること。往復してしまうと頭皮を引っ掻きすぎてしまうので、注意が必要です」

気持ちいいからといって、やりすぎはご法度。一方方向に洗うことを心がけたい。また、シャンプーブラシは歯ブラシと同じで、開いてきたら取り替えどき。半年に一度は交換した方が良いそうだ。自分に合ったシャンプーブラシを正しく使い、毎日のシャンプータイムを充実させよう。

取材協力:アートネイチャー
増毛・ウィッグ・ヘアケアなど、あらゆる髪の悩みに応えるヘアケアメーカー。自社のオンラインショップでは、シャンプーブラシなど独自開発のヘアケア商品も好評販売中。

取材・文:岡本のぞみ(verb)

▶︎あわせて読みたい