デジタル機器が普及されたことにより、すっかり見かけることが減ったレコード。それにもかかわらず、なぜ未だに多くの人に支持され続けているのだろうか。この記事では、今こそ知っておきたいレコードの持つ魅力について解説する。
独特の音の魅力がある
レコードの最大の魅力といえば、その「音のよさ」だろう。ノイズがないクリアな音を質が高いとするならば、アナログはデジタルに到底及ばない。しかしCDは、可聴周波数を越える音域をカットしている。一見必要のないデータに思えるが、それによって耳に入る音に違いが出ることが分かってきた。原音のまま刻まれるアナログレコードが、まるでライブで聴いているような「音のよさ」を感じることができるのはそのためだ。
音を作り上げる楽しさがある
デジタル音源は、誰が再生しても一定の音質は担保されている。一方で、それ以上にもそれ以下にもならないのが少々面白みに欠けるところだ。アナログレコードは、たとえば針圧の設定ひとつでも音が随分と変わる。自分好みの音を作り上げていくことができるのは、アナログレコードならではの魅力だ。
アルバムのジャケットが魅力的
ジャケットが大きいので、視覚的に楽しめるのもよいところだ。アート性にこだわった作品が多く、インテリアアイテムとして壁などに飾ると様になる。もちろん、レコード機器自体も同様だ。部屋に置いているだけで、ワンランク上のおしゃれな空間にしてくれるだろう。
手入れをする楽しさがある
レコードには、定期的なメンテナンスが必要だ。ホコリなどの汚れを取り除くことによって、長くよい音を保つことができる。CDと異なり手間がかかるが、その分レコードに対して愛着もわくのではないだろうか。手をかける楽しさは、音楽と向き合う楽しさともいえるだろう。
今回は、レコードの魅力について紹介した。デジタル化によって手軽に音楽が聴ける時代だからこそ、あえてレコードを手に取ってみてはいかがだろうか。