落下する買い物客(ロンドン)

高級ショッピング街のビルの壁にステンシルで描かれたのは、ショッピングカートごと落ちていく女性。消費社会への警告か。

Falling Shopper
場所:Bruton Ln Mayfair, London

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ピアスの少女(ブリストル)

「Girl with a Pierced Eardrum(ピアスの少女)」は、フェルメールの《真珠の耳飾りの少女》をパロディ化したもので、真珠の耳飾りの部分をもともと設置されていた黄色い六角形の警報機で表現したもの。イギリスのセキュリティー産業への傾倒に対する批判が込められているようだ。

新型コロナウイルスの流行後、少女の口元にマスクが加えられ、位置によりGoogleのストリートビューでも確認できる。

Girl with a Pierced Eardrum
場所:(ブリストル,UK)

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世界一眺めの悪いホテル(パレスチナ)

ザ・ウォールド・オフ・ホテル(The Walled Off Hotel)

バンクシーが出資し、2017年3月20日にパレスチナ自治区ベツレヘムに開業した宿泊施設。ベツレヘム市を囲む分離壁に面し、どの部屋からも分離壁とイスラエル軍の監視塔を見ることができる“眺めの悪さ”は、まさに施設名が語っている景色。

The Walled Off Hotel
場所:182 Caritas Street, ベツレヘム パレスチナ自治区
公式サイト:The Walled Off Hotel

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愛は空中に(パレスチナ)

Love Is In The Air/The Flower Thrower(ラヴ・イズ・イン・ジ・エア/フラワー・スロワー)

イエス・キリスト生誕地としてしられるベツレヘムの街のガソリンスタンドの裏側に描かれたバンクシーの作品。石ではなく花束をイスラエル側に投げ込もうとするパレスチナの若者が描かれ、どんな変革も平和的手段で達成されなくてはならないというバンクシーの強いメッセージが込められている。

Love Is In The Air/The Flower Thrower
場所:アッシュ・サロン・ストリート、ベツレヘム

Yellow Lines Flower Painter(ロンドン)

道路から続く黄色いラインがそのまま壁へと続き、大きな黄色い花を咲かせている。ラインを引いたペインターが、傍らで一休みしている。歩道を横切っていたラインは取り除かれたが、画家と花はそのまま残された。

Yellow Lines Flower Painter
場所:47 ポラード・ロウ、ロンドン

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The Royal Family(ロンドン)

バッキンガム宮殿のバルコニーから手を振るイギリス王室を道化風に描いた。建物のオーナーは壁画をそのまま残すつもりだったが、2009年、市職員が誤って、大部分を黒いペンキで上塗りしてしまった。

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Well-Hung Lover(ブリストル)

裸のまま窓からぶら下がる男は、情事の合間に入り込んできた愛人の夫によって、今まさに発見されそうになっている。性感染症専門病院が入ったビルの壁に描かれた。青い絵の具で上書きされたが、現在もそのまま残されている。

Well-Hung Lover
場所:ブリストル, イングランド

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Parking(ロサンゼルス)

もともとあった「PARKING(=駐車場)」の「ING」を白く上塗りし、「PARK(=公園)」に。「A」に縄をかけたブランコで遊ぶ少女が描き加えられた。子どもの遊び場の不足を訴え、アメリカの自動車依存を批判している。

Parking
913 S Broadway Los Angeles

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