6819酒ツーリズム商品も展開。日台文化交流を担う、台湾人の好みに合わせた台湾限定日本酒「これあらた(維新)」誕生

酒ツーリズム商品も展開。日台文化交流を担う、台湾人の好みに合わせた台湾限定日本酒「これあらた(維新)」誕生

男の隠れ家編集部
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アメリカやフランスなど、和食人気から日本酒を愛飲する文化が芽吹いた国々で、現地の米や水を使った日本酒づくり“クラフトSAKE”に取り組む動きが進んでいる。その土地に根ざすものをいただくテロワールを味わう嗜好が広まりを見せる中、隣国・台湾では、原産・原料は日本ながらも、台湾人の好みに合わせて仕込み、台湾国内でのみ販売展開する、台湾人向けの日本酒が誕生した。
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訪日台湾人香港人向けNo.1日本観光情報メディア「樂吃購(ラーチーゴー)!日本」を運営するジーリーメディアグループは12月1日、台湾人の趣味趣向に詳しい強みを活かして醸した台湾限定日本酒「これあらた(維新)」の発売を開始する。

台湾は近年、日本酒市場の拡大や関税引き下げが日本酒事業参入の追い風となり、日本酒の輸出量は増加傾向にある。富裕層を中心に日本酒への人気が高まっているのに加え、2019年7月から日本酒の関税が従来の40%から20%と引き下げられたことから、今後さらなる日本酒市場の拡大が期待されている。

「日本の地方の日本酒の魅力を知り、その体験から観光で訪れる人が増えるきっかけになれば」と日本酒事業への参入を決めた同社は、奈良県橿原市の老舗蔵元「喜多酒造」とパートナーシップを結び、日本の清酒の発祥ともいわれる「水もと」という古くから奈良県に伝わる独自の製法を採用。甘口でフルーティーな日本酒を好む台湾人の傾向に合わせ、天然の乳酸菌を含み、爽やかでフルーティーな風味が特徴的な日本酒を開発した。

台北市内の同社アンテナショップ「MiCHi cafe」で発売し、その後台湾南部最大の百貨店「漢神百貨」や台湾内の飲食店でも順次展開を予定するほか、台湾人へ奈良・橿原への旅行を促す観光セミナーの開催や、パッケージ商品も展開する。観光セミナーでは、試飲会と合わせて日本はじまりの地と言われる橿原神宮や、「重要伝統的建造物群保存地区」の選定を受けている江戸時代の町並みが残る今井町、ユネスコの世界遺産登録を目指す“飛鳥・藤原の宮都とその関連資産群”など、台湾人に知られていない観光名所などをPRする予定。

販売予定価格は720ml=1,888台湾元(約6,700円)。限定2,000本のみの販売。消費する国の嗜好に合わせた新たな日本酒や酒ツーリズムにより、日本の地方創生の一助を担う台湾限定酒。今後どのように日台の文化交流を担っていくか展開が楽しみだ。

商品名:これあらた(維新)
発売日:2019年12月1日(日)
販売場所:アンテナショップ「MiCHi Cafe」(台北)台湾南部最大の百貨「漢神百貨」(高雄)や台湾内の飲食店でも順次展開予定※喜多酒造でも数量限定で販売

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