61887廃棄危機の余剰ビールがジンとして再生? コロナ禍で生まれたクラフトジン「REVIVE」でエシカル消費に貢献

廃棄危機の余剰ビールがジンとして再生? コロナ禍で生まれたクラフトジン「REVIVE」でエシカル消費に貢献

男の隠れ家編集部
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新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けたビール市場は、これまでにないほど深刻な状況に陥った。そんな状況を打破しようと立ち上がったエシカル・スピリッツ株式会社は、廃棄危機となった余剰ビールを再生した2種類のクラフトジンの発売を開始した。

SDGsへの取り組みが進む昨今、どのような魅力が眠っているのだろうか。男の隠れ家デジタルが注目したクラフトジン「REVIVE」について紹介していく。

■廃棄危機となった余剰ビールを蒸留してジンに再生!

新型コロナウイルス感染症の影響で、未曾有の危機に陥ったビール市場。売れないビールは廃棄する以外に方法はなく、多くの企業が途方に暮れていた。

そこで立ち上がったのが、エシカル・スピリッツ株式会社である。“再生と循環”をテーマに掲げるエシカル・スピリッツ株式会社は、これまで廃棄される酒粕をジンに再生する取り組みを行ってきた。そして今回、廃棄危機となったビールをジンに再生するという驚きの取り組みを成功させたのだ!

ビールから生まれたクラフトジン「REVIVE」は、2020年9月に数量限定で生産された。発売されるやいなや大きな話題となったREVIVEシリーズから、新たに2種類のクラフトジンが登場。それぞれの特徴や味わいは、以下をチェックしてほしい。

REVIVE from Hoegaarden <Root>

ベルギーを代表するホワイトビール「Hoegaarden(ヒューガルデン)」を再生させた<Root>。コリアンダーシードとオレンジピールの温かな香りを活かすことで、元のビールの味わいを尊重した爽やかなジンに仕上がっている。

REVIVE from IPA <Disrupt>

シカゴ発のIPAを再生した<Disrupt>。フルーティでパンチのある味わいが特徴のDisruptは、元のビールのイメージを覆す個性的なジンに仕上がっている。ホップの青々しさ、レモンの爽やかさ、抹茶のほのかな甘い香りを感じる唯一無二の味わいを楽しんでみてほしい。

■複数の企業が共同で生産した画期的なクラフトジン「REVIVE」

ビールをジンに再生するという画期的な取り組みは、ビール市場が陥った深刻な事態を受けたエシカル・スピリッツ株式会社がビールを蒸留してジンに変える技術を月桂冠に提供したことから始まった。ここにアンハイザー・ブッシュ・インベブ ジャパン会社が廃棄予定だった約8万杯分のバドワイザーを提供したことで、エシカルなジンREVIVEが誕生した。

今回発表された新シリーズでは、明利酒類株式会社や善兵衛農園、株式会社TeaRoomも協力。さまざまな企業がタッグを組んで生産されたREVIVEは、多くの作り手の思いが込められた特別なクラフトジンといえるだろう。

■エシカル消費で地球のことを考えてみる

<Root>と<Disrupt>の 2種類のクラフトジンは、約6万Lの余剰ビールから生産されている。つまりREVIVEを購入することで、自然環境に配慮した“エシカル消費”に貢献できるということになる。

味わいや価格を重視して商品を選ぶことは、けっして間違いではない。しかし、地球や環境のことも考えられる男こそ、真の格好良い大人の男といえるのではないだろうか。

■2022年夏頃発売のREVIVEの新シリーズにも期待!

REVIVEシリーズの<Root>と<Disrupt>は、2022年5月9日(月)よりオンラインで一般販売が開始された。

ちなみに<Root>と<Disrupt>は第1弾であり、今年の夏には第2弾となる新たな2種類のクラフトジンの発売が予定されている。ぜひ、今後の情報にも注目してほしい。

公式サイト「The Ethical Spirits & Co

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