はじめに
日本の伝統的な文化として、国内だけではなく世界中から愛されている日本酒。
味や飲み方が豊富にあるため、少し前まではお酒が好きな男性だけが飲むイメージが定着していた日本酒は、最近では若い世代や女性にも広く浸透している。
世界的に名が知られているグローバルなお酒となった日本酒だが、魅力や種類、本当においしい絶品の銘柄を皆さんはご存じだろうか。
本記事では、男の隠れ家が厳選した本当に美味しい日本酒を種類別で42銘柄紹介していく。
合わせて、日本酒の魅力や種類別の特徴も詳しく紹介していくので、日本酒に興味がある方はもちろん、最高の逸品を探しているという方はぜひ最後までご覧いただきたい。
日本酒とは
今や世界規模でその名が知られている日本酒は、英語圏では「sake」と呼ばれている。
日本酒に使われている米の上品な甘みや香りについて話せる人は多くても、定義、起源、種類について詳しく把握している方は少ないはずだ。
以下の項目では、日本酒とは何かという点を深堀りして紹介していこう。
定義
日本酒の定義を簡単に説明すると、米を使っている、麹と水で発酵して熟成させている、アルコールが含まれているの3つだ。
日本酒はよく清酒と混同されることが多いが、酒税法上では日本酒は清酒に分類されているため、原料や作り方という観点からみれば双方に違いはない。
酒税法における清酒の定義は、下記のように定められている。
- 米、米こうじ及び水を原料として発酵させて、こしたもの
- 米、米こうじ、水及び清酒かす、その他政令で定める物品を原料として発酵させて、こしたもの
米、米こうじ及び水を原料として発酵させたものを「もろみ」と呼ぶ。この「もろみ」をこしたものが「清酒」で、こしていないものは「どぶろく」となる。
その他政令で定める物品とは、醸造アルコールや有機酸、アミノ酸塩などが含まれていて、使用量には制限が設けられているのが特徴だ。
日本酒は日本国内産の米を使用していて、国内で醸造されたものだけを指すため、海外で作られている清酒は日本酒にはならない。
また、酒税法においては上記の定義に加えてアルコール分が22度未満のものだけが日本酒であると決められている。清酒の中にはアルコール度数が46度に達するものもある。
起源
日本酒の起源は、稲作が伝わったとされる弥生時代であるという説と、縄文時代にはすでに米で作られたお酒が飲まれていたという説の2つが有力視されている。
西日本では米を使ったお酒について書かれている記述があるため、どれだけ遅くても弥生時代までには日本酒の原型となるお酒が飲まれていたことは間違いないようだ。
ちなみに、現在のような手法で日本酒が飲まれるようになったのは奈良時代から。この時代に中国から米麹を使った製法が伝わり、全国的に製法が広まったとされている。
平安時代に入るとさらに日本酒に関する文献が増え、僧坊酒と呼ばれる日本酒が当時は最も品質がいいお酒であるとして高い注目を集めていたことが記載されている。
日本酒が庶民でも飲めるようになったのは江戸時代から。この頃になると、職人の手による大量生産が可能になり、保存性を高めるための「火入れ法」という技術も発達している。
日本酒はかつて神事に飲まれていた神聖なお酒だが、その名残は現在も結婚式や正月に飲むという風習で伝わっている。日本酒は古来から現在に至るまで、長く愛されているお酒だ。
種類
米、米麹、水を主原料にする日本酒は、精米歩合やその他政令で定める物品の使用により、さまざまな種類に分類されている。
以下の項目では、代表的な日本酒の種類をまとめて紹介していく。
種類 | 原料 | 精米歩合 |
純米大吟醸酒 | 水・米・米麹 | 50%以下 |
純米吟醸酒 | 水・米・米麹 | 60%以下 |
特別純米酒 | 水・米・米麹 | 60%以下または特別は製造方法 |
純米酒 | 水・米・米麹 | 規定なし |
大吟醸酒 | 水・米・米麹・醸造アルコール | 50%以下 |
吟醸酒 | 水・米・米麹・醸造アルコール | 60%以下 |
特別本醸造酒 | 水・米・米麹・醸造アルコール | 60%以下または特別は製造方法 |
本醸造酒 | 水・米・米麹・醸造アルコール | 70%以下 |
大きく分けると、米と米麹のみで作られているのが「純米酒」、醸造アルコールが含まれているのが「吟醸酒」と「大吟醸酒」にわかれている。
精米歩合とは、どれだけ米を磨いたかを表しているもので、歩合が高いお酒ほど米が小さくなるため1回で作れる量は少なくなり、価格も高くなっていく。
さらに、原料と精米歩合だけではなく、日本酒は香りと味でも下記の4つに分類される。
種類 | 特徴 |
薫酒(くんしゅ) | フルーティーで華やかな香り。軽めの日本酒が多い。 |
爽酒(そうしゅ) | 軽快でスッキリとした味わい。淡麗と表現されることが多い。 |
醇酒(じゅんしゅ) | どっしりとした味わい。米の旨味とコクを感じられる。 |
熟酒(じゅくしゅ) | 熟成された深い香味。まったりとした飲み口を感じられる。 |
上記で紹介した以外にも、加水調整をしていない状態の「原酒」、加熱処理を行わずに生の状態で出荷される「生酒」、その年に収穫した新米で醸造する「新米新酒」などがある。
日本酒は原料と精米歩合で大きく風味が変わるため、自分が好きな特定名称酒を覚えておくだけで、好きな銘柄を選びやすくなる。
以下で紹介するおすすめ銘柄45選の項目では、特定名称酒のそれぞれの味の特徴も解説していくので、そちらも合わせて参考にしてほしい。
日本酒の魅力は?世界中から愛されている理由
農林水産省によると、日本酒は全世界71ヶ国に輸出されている。その内、アメリカ、台湾、中国、香港、台湾で全体の約8割を占めている。
日本酒の海外輸出量はこの10年間で2倍に成長しているため、日本のみならず世界中から日本酒が愛されているのが数字でも証明されている。
なぜ日本酒は本国日本だけではなく、世界中から愛されているのだろうか。以下の項目では、日本酒の魅力を詳しく解説していこう。
さまざまな飲み方を楽しめる
日本酒は、多種多様な飲み方を楽しむことができるお酒だ。
代表的な美味しい飲み方の種類としては温度、器、割り物が挙げられる。それぞれで深い使い分けができるため、自分に合った美味しい飲み方を追求してほしい。
日本酒は温度だけでも、下記のように細かく分類されている。
温度 名称 5℃ 雪冷え 10℃ 花冷え 15℃ 涼冷え 20℃ 冷や(常温) 30℃ 日向燗 35℃ 人肌燗 40℃ ぬる燗 45℃ 上燗 50℃ 熱燗 55℃ 飛び切り燗
冷酒、冷や、熱燗などが有名だが、細かく分類するとこれだけの量がある。
温度により日本酒の味わいも大きく変わる。日本酒本来の味わいを堪能したい場合は冷や、豊かな香りを堪能したい場合は熱燗といった具合に、自分が日本酒に求めているもので温度を調整していくと、さらに深い味わいを感じることができるようになるのだ。
割り物の種類も豊富で、最近では日本酒ハイボールが高く注目されている。1:1の割合で日本酒を炭酸水で割り、柚子や酢橘などの柑橘類を加えると、清々しい味わいを堪能できる。
他にも、緑茶割り、ジュースやスパイスと混ぜるカクテル、風変りなアレンジではバニラアイスを組み合わせるものまで、その種類は豊富だ。
日本酒は少し飲みにくいというイメージが定着しているものの、アレンジを加えることで気軽に飲めるお酒になるため、ぜひ自分に合った飲み方を追求していただきたい。
シンプルに美味しくて料理との相性が抜群
日本酒はとにかく美味しい。それが世界中から愛されている最もシンプルな理由だ。
なんとなく癖が強くて飲みにくいイメージを持っている方も多いと思うが、日本酒は日本人の主食であるお米から作られているお酒なので、日本人の体に馴染みやすい。
日本酒の真価が最も発揮される場面は、料理と共に飲んでいる時だ。
日本酒には、料理を引き立てるためのさまざまな効果があるとされている。たとえば、癖が強い鮮魚などの発酵食品を食べている時は、苦みとなる生臭さを日本酒が弱めてくれる。
さらに、日本酒に含まれているアミノ酸は食事の旨味を増幅する効果があるため、食事が進む要素として大きな役割を担っているのだ。
日本酒は、料理と組み合わさると味を調和してくれる。また、口の中の風味をリフレッシュしてくれる効果もあるため、次の料理を美味しく食べることができるのだ。
お酒でありながら健康効果が高い
日本酒に含まれているさまざまな成分は、健康の促進に役立つといわれている。
お酒は体に悪いと思っている方も少なくないが、一概にそうとはいえない。たしかに飲みすぎて良い効果を発揮することはないが、適量であれば健康の促進に役立てることができる。
日本酒を飲むことで得られる主な健康効果は下記の通りだ。
- ペプチドが血圧を下げてくれる
- アデノシンが血行を改善して筋肉をほぐしてくれる
- 豊かな香りは癒しの効果が高いためリラックス効果がある
- 抗酸化作用が期待できるポリフェノールが含まれている
日本酒を飲んで、体がポカポカするような感覚を感じたことがある方はいるだろうか。
日本酒のアルコールには、血管を拡張させて血液の働きを活性化するアデノシンが含まれているため、飲むと体がポカポカするような感覚になる。
血行が促進されると凝り固まった心身がほぐされていき、肩こりや万病の元ともいわれている冷え性を改善する効果が期待できる。
他にも、命の源といわれているアミノ酸が含まれているため、免疫抗体としてウイルスから体を守る効果や、酸素として代謝を調節する役割が期待できる。
お酒でありながらさまざまな健康効果が期待できる日本酒だが、前述したように飲みすぎは体を悪くする要因になるため絶対に避けなくてはいけない。
健康を促進できる適量は1日1合が目安であるとされているが、人によりアルコールの強さは千差万別なので明確な基準は決められない。
飲みすぎに注意しながら、適量の日本酒を楽しもう。
日本酒のおすすめ銘柄42選を種類別で紹介
ここからは、日本酒の代表的な特定名称酒8種類の中から、とくに飲んでほしいおすすめの42銘柄を紹介していく。
男の隠れ家が本当に旨い日本酒のみを厳選したので、美味しい日本酒を探している方は、ぜひ参考にしてほしい。
純米大吟醸酒
純米大吟醸酒は淡麗辛口でありながら、フルーティーで華やかな香りを感じられるという特徴がある日本酒だ。飲む時に華やかな香りをふんわり感じることができる。
温めると特徴的な香りを感じられにくくなるため、飲み方のおすすめは冷酒だ。精米歩合が50%以下なので、一般的な値段相場はやや高めに設定されている。
男の隠れ家が厳選したおすすめの純米大吟醸酒はこちらの6銘柄だ。
- 久保田 萬寿
- 旭酒造 獺祭
- 銀河鉄道の夜
- 白瀧酒造 上善如水
- 梵 GOLD 無濾過
- 十四代 七垂二十貫
以下の項目では、それぞれの特徴、風味、価格を詳しく紹介していく。
久保田 萬寿
新潟県長岡市朝日で醸造されている純米大吟醸酒の『久保田 萬寿』は、日本酒が好きな方であれば誰でも一度は聞いたことがある有名なお酒だ。
久保田シリーズの最高峰ともいわれている萬寿は、口あたりは柔らかく辛口ではあるものの、お米の甘みを存分に感じられる逸品である。
香りがフルーティーで華やかなので、おすすめの飲み方は冷酒か常温だ。魚料理とよく合うとされているため、刺身を食べる時にぜひとも選んでいただきたい。
商品名 | 久保田 萬寿 |
製造元 | 朝日酒造 |
生産地 | 新潟県 |
アルコール度数 | 15~16% |
参考販売価格 | 8,921円 |
販売ページ | Amazon |
旭酒造 獺祭
山田錦を45%まで磨き上げた『旭酒造 獺祭』は、日本酒をあまり飲んだことがない初心者にもおすすめできる雑味のなさが大きな特徴だ。
甘さと旨味のバランスが絶妙な塩梅になっているおり、獺祭シリーズでは最もスタンダードな銘柄であるとされている。癖が少ないため、さまざまな料理に合わせられる。
価格も比較的リーズナブルではあるが、山田錦の栽培が難しいため安定調達が困難な点が唯一の懸念点として挙げられる。
商品名 | 旭酒造 |
製造元 | 獺祭旭酒造 |
生産地 | 山口県 |
アルコール度数 | 16% |
参考販売価格 | 5,082円 |
販売ページ | Amazon |
銀河鉄道の夜
鮮やかなブルーのラベルが特徴的な『銀河鉄道の夜』は、原料米として岩手県産の酒造好適米「吟ぎんが」を採用している純米大吟醸酒だ。
岩手県を代表する童話作家である宮沢賢治の同名作品がモチーフなので、物語をイメージしたブルーのボトルと銀河鉄道がパッケージには描かれている。
フルーティーな香りが漂うスッキリとした辛口の味わいなので、日本酒に慣れていない女性の方でも美味しく飲めるはずだ。非常に飲みやすい。
商品名 | 銀河鉄道の夜 |
製造元 | 桜顔酒造 |
生産地 | 東北地方 |
アルコール度数 | 15% |
参考販売価格 | 2,328円 |
販売ページ | Amazon |
白瀧酒造 上善如水
酒造好適米を45%まで磨き上げて作られた『白瀧酒造 上善如水』は、雪解け水のようなスッキリとした味わいと、するりと喉の奥へ落ちるシンプルな味わいが特徴だ。
仕込み水で軟水を使っているため、口あたりは非常に滑らかで軽い。そして味わいはフルーティーなので、日本酒が苦手な方でも気軽に飲み進められる。
アルコール度数も一般的なものに比べると低めに設定されているため、日本酒特有のツンとした感じが苦手な方にもおすすめ。入門編にうってつけの逸品だ。
商品名 | 白瀧酒造 上善如水 |
製造元 | 白瀧酒造 |
生産地 | 新潟県 |
アルコール度数 | 14% |
参考販売価格 | 3,892円 |
販売ページ | Amazon |
梵 GOLD 無濾過
黄金のラベルが特徴的な『梵 GOLD 無濾過』は、-10℃で約1年間も熟成させ、出荷の直前に加熱処理を施して旨さを封じ込めた日本酒だ。
味わいは非常に柔らかく繊細で、凝縮された旨味は口の中に含めると一気に広がっていくため、日本酒の風味が好きな方にはたまらないはずだ。
原料米は、兵庫県の特A地区で栽培されている山田錦のみ。海外の日本酒コンクールでも高く評価されている逸品なので、ぜひチェックしてほしい。
商品名 | 梵 GOLD 無濾過 |
製造元 | 加藤吉平商店 |
生産地 | 兵庫県 |
アルコール度数 | 15% |
参考販売価格 | 4,640円 |
販売ページ | Amazon |
十四代 七垂二十貫
日本酒が好きな方であれば誰もが憧れる十四代。幻のお酒と呼ばれており、市場に出回る際はプレミア価格で販売されるため、高価な日本酒の代表であるともされている。
そんな十四代が醸造している『七垂二十貫』は、20貫の米から取れるお酒がわずか7垂れという希少さを表している純米大吟醸酒だ。
毎年7月と10月の2回にわけて出荷されており、希少性は極めて高い。味は雑味がなくフルーティーであり、酸味との相性が抜群のハーモニーを醸し出している逸品だ。
商品名 | 十四代 七垂二十貫 |
製造元 | 高木酒造 |
生産地 | 山形県 |
アルコール度数 | 16% |
参考販売価格 | 58,900円 |
販売ページ | Amazon |
純米吟醸酒
精米歩合が60%以下で、かつ吟醸造りで醸造されたものを純米吟醸酒と呼ぶ。
醸造アルコールが加えられているため飲み口がスッキリとしており、雑味が抑えられて風味が引き立つのが特徴。そのため、お米本来の旨味を存分に感じることができる。
男の隠れ家が厳選したおすすめの純米吟醸酒はこちらの6銘柄だ。
- 山形正宗 亀ノ尾
- 石鎚 緑ラベル
- ロ万
- 真澄 辛口生一本
- 伯楽星
- ちえびじん
以下の項目では、それぞれの特徴、風味、価格を詳しく紹介していく。
山形正宗 亀ノ尾
米本来の味わいを最大限に引き出した『山形正宗 亀ノ尾』は、山形県で生まれた酒造好適米の亀ノ尾で醸した純米吟醸だ。
厚みのある味わいと酸味が絶妙なバランスで絡み合い、時代に媚びない本物の日本酒の味わいを存分に堪能することが可能。味わいが芳醇なので、口の中に風味が広がる。
青リンゴを思わせるようなフルーティーな旨みが広がる逸品なので、日本酒の独特のアルコール感が苦手な方でも、安心して楽しめるはずだ。
商品名 | 山形正宗 亀ノ尾 |
製造元 | 山形正宗 |
生産地 | 山形県 |
アルコール度数 | 16% |
参考販売価格 | 1,980円 |
販売ページ | 販売ページ |
石鎚 緑ラベル
愛媛県で醸されている『石鎚 緑ラベル』は、愛媛の食に合うお酒を決める「えひめSAKE with FOOD」を受賞した純米吟醸酒だ。
原料米の特徴を最大限に反映する純米吟醸酒らしく、一口でも飲めばお米の旨味とふくらみを存分に感じることができる。
世界的な評価も高く、全日空国際線の搭載酒にも選ばれている。日本だけではなく世界から高い注目を集めている話題の日本酒だ。
商品名 | 石鎚 緑ラベル |
製造元 | 石槌酒造 |
生産地 | 愛媛県 |
アルコール度数 | 17% |
参考販売価格 | 3,450円 |
販売ページ | Amazon |
ロ万
福島県の花泉酒造で造られている『ロ万』は、林農庁認定が認定している水源森百選の一つである高清水が使われている日本酒だ。
水だけではなく、米も南会津産のヒメノモチを使用。徹底的に水と米にこだわったことで、爽やかでありながらまろやかな純米吟醸酒が誕生した。
淡く濁っているお酒は優しい口あたりなので、優しい味付けの料理と合わせてほしい。薄口の郷土料理との相性が抜群なので、ぜひ組み合わせていただきたい。
商品名 | ロ万 |
製造元 | 花泉酒造 |
生産地 | 福島県 |
アルコール度数 | 15% |
参考販売価格 | 4,420円 |
販売ページ | Amazon |
真澄 辛口生一本
発売以来改良を続けている『真澄』は、前半の柔らかい甘みと後半にかけて口の中に広がる苦みのバランスが絶妙な日本酒だ。
まずはスッキリとしていながら華やかな香りを堪能してほしい。そして、ドライな味わいが綺麗に調和されたキレのある余韻へと続く。
酒質的には辛口ではあるものの、透明感があるスッキリとした味わいなので、辛口が苦手な人でも飲めるはずだ。ぜひとも、相性がいい野菜料理と組み合わせて飲んでほしい。
商品名 | 真澄 辛口生一本 |
製造元 | 宮坂醸造 |
生産地 | 長野県 |
アルコール度数 | 15% |
参考販売価格 | 1,892円 |
販売ページ | Amazon |
伯楽星
宮城県の新澤醸造店で醸造されている『伯楽星』は、全米日本酒歓評会の吟醸部門にて金賞を獲得した実績を持つ有名な日本酒だ。
食を引き立てる名脇役を目指す酒造が造る逸品で、過去には、テレビタレント優香さんの旦那である青木崇高さんが、日本一の日本酒であると大絶賛していたこともある。
少しでも口に含むと繊細な味わいが広がり、飲み進めていくとシャープな口あたりが広がっていく感覚がある。繊細かつまろやかな風味を感じることができるだろう。
商品名 | 伯楽星 |
製造元 | 新澤醸造 |
生産地 | 宮城県 |
アルコール度数 | 16% |
参考販売価格 | 2,950円 |
販売ページ | Amazon |
ちえびじん
お洒落で可愛いラベルが特徴的な『ちえびじん』は、とくにアルコールがあまり得意ではない方におすすめしたい日本酒だ。
2019年にフランスで開催された日本酒品評会「KURA MASTER」にて、金賞を受賞した実績がある逸品で、地元大分県産の山田錦の旨味を存分に生かしている。
旨味と酸味のバランスが絶妙で、口あたりが滑らかで飲みやすいので、日本酒が苦手な方にもおすすめしたい逸品である。
商品名 | ちえびじん |
製造元 | 中野酒造 |
生産地 | 大分県 |
アルコール度数 | 16% |
参考販売価格 | 1,760円 |
販売ページ | Amazon |
特別純米酒
特別純米酒は精米歩合が60%以下、または特別な醸造方法で醸すことが条件であり、さらにランクが3等以上の玄米を精米して使用しなければいけない。
純米酒の中でも特別な醸造方法で作れば、特別純米酒を名乗ることが可能。特別な醸造方法に関してはとくに決まりはないため、それぞれの判断に任されている。
男の隠れ家が厳選したおすすめの特別純米酒はこちらの3銘柄だ。
- 白鶴 特撰 山田錦
- 鍋島
- 大山 十水
以下の項目では、それぞれの特徴、風味、価格を詳しく紹介していく。
白鶴 特撰 山田錦
白鶴酒造で醸造されている『白鶴 特撰 山田錦』は、最高峰の酒米として知られている最高峰の山田錦を100%使用している特別純米酒だ。
原料である米と水にこだわり、精米歩合は70%まで磨き上げている。料金設定もリーズナブルな設定なので、日本酒初心者でも安心して手を出せるだろう。
口あたりは非常に滑らかで、使用されている山田錦の味わいを濃厚に感じられる。後口が軽快に切れていくので、日本酒にキレ味を求めている方には最適な逸品だ。
商品名 | 白鶴 特撰 山田錦 |
製造元 | 白鶴酒造 |
生産地 | 兵庫県 |
アルコール度数 | 14% |
参考販売価格 | 2,554円 |
販売ページ | Amazon |
鍋島
地元佐賀県の水と米にこだわり作られた『鍋島』は、辛口でありながら自然体のお酒として地元だけではなく全国から高い評価を獲得している特別純米酒だ。
数々の賞でも金賞を受賞しており、過去には全国新酒鑑評会や福岡国税局酒類鑑評会で優秀賞を受賞している。さらに、全米日本酒鑑評会では金賞を受賞した経歴を持つ。
大正時代から酒造りを行っている歴史ある蔵元が作る鍋島は、濃厚な香りに包まれながら飲みやすい甘口が大きな特徴だ。日本酒が苦手な方でも気軽に飲めるだろう。
商品名 | 鍋島 |
製造元 | 富久千代酒造 |
生産地 | 佐賀県 |
アルコール度数 | 15% |
参考販売価格 | 5,390円 |
販売ページ | Amazon |
大山 十水
もう少しコクがある日本酒を飲みたいという方には、『大山 十水』を強くおすすめしたい。
これまでの大山では淡麗辛口の商品を販売していたが、十水は今までとは真逆のお酒。十水仕込みという独自で編み出した製法で作られた日本酒で、旨味があるふくよかな味わいが特徴だ。
濃厚でコクがある味わいは日本酒の玄人向き。とはいえ、旨味が口の中に広がるため、飲みにくさは全く感じない。少々変わった独特な逸品であるといえるだろう。
商品名 | 大山 十水 |
製造元 | 加藤嘉八郎酒造(株) |
生産地 | 山形県鶴岡市 |
アルコール度数 | 15% |
参考販売価格 | 1,899円 |
販売ページ | Amazon |
純米酒
純米酒は、米・米麹・水だけで作られている日本酒が分類されている。
アルコール添加が含まれていないため、米本来の旨味と深いコクを感じられるのが純米酒の最大の特徴。また、さまざまな温度で楽しむことができる点も、ファンを獲得している理由だ。
男の隠れ家では、下記に記載する6種類の純米酒をおすすめしたい。
- 新政 エクリュ
- 梵 吟撰
- 黒牛
- 七賢 風凛美山
- 天明
- 梅錦 酒一筋
以下の項目では、それぞれの特徴、風味、価格を詳しく紹介していく。
新政 エクリュ
新政酒造の8代目当主である佐藤祐輔さんが作り出した『新政 エクリュ』は、平成26年度の秋田県清酒品評会にて優秀賞を受賞した純米酒だ。
日本酒とは思えない風変りなネーミングはもちろんだが、ボトルも独特。まるでウイスキーかのような変わった作りになっており、それがお洒落さを強く演出している。
当主は酒業界の革命児とも呼ばれている程の有名な人物。エクリュは口あたりが甘くて爽やかではあるものの、酒の風味を確かに感じられる逸品だ。
商品名 | 新政 エクリュ |
製造元 | 新政酒造 |
生産地 | 秋田県 |
アルコール度数 | 15% |
参考販売価格 | 5,190円 |
販売ページ | Amazon |
梵 吟撰
加藤吉平商店が醸す『梵 吟撰』は、国内で高く評価されているのはもちろん、世界100ヶ国以上に輸出され世界からも高く注目されている純米酒だ。
原材料にこだわった無添加の純米造りであり、日本酒によくある癖がなくて飲みやすいため、世界からも高く評価されている。まるでワインのようなテイストだと人気だ。
醸造アルコール無添加の純米酒であり、蔵の創業当時から続けている伝統的な手法で日本酒を作り続けている。世界各国で認められている逸品を、ぜひチェックしてほしい。
商品名 | 梵 吟撰 |
製造元 | 加藤吉平商店 |
生産地 | 福井県 |
アルコール度数 | 15% |
参考販売価格 | 2,158円 |
販売ページ | Amazon |
黒牛
和歌山県の名手酒造で作られている『黒牛』は、過去に数回に渡り全国新酒鑑評会にて金賞を受賞した経験を持つ純米酒だ。
初めて飲む方は最初の一口目で少々物足りなさを感じるかもしれないが、黒牛の本領発揮はここから。次第に米本来の味わいが口の中に広がるため、芳醇な香りが包み込んでいくだろう。
口に広がる風味は非常バランスがよく、旨味と酸味を交互に感じられる。また、温度により違う顔が見られるので、興味がある方はさまざまな温度で飲んでほしい。
商品名 | 黒牛 |
製造元 | 名手酒造 |
生産地 | 和歌山県 |
アルコール度数 | 16% |
参考販売価格 | 2,695円 |
販売ページ | Amazon |
七賢 風凛美山
酒造好適米「ひとごこち」で仕込んだ『七賢 風凛美山』は、旨味と甘味を同時に感じられる少し変わった飲み心地が特徴的な純米酒だ。
山梨県を代表する銘柄である七賢は、柔らかくバランスがいい旨味が美味しいと評判だ。粗さやクセが少ないため、食事の邪魔をせずに美味しく飲み続けることができる。
コスパがいい日本酒として有名で、純米酒の魅力を最大限に引き出しながらリーズナブルな価格で販売されているので、初心者でも手を出しやすいというメリットもある。
商品名 | 七賢 風凛美山 |
製造元 | 山梨銘醸 |
生産地 | 山梨県 |
アルコール度数 | 16% |
参考販売価格 | 2,650円 |
販売ページ | Amazon |
天明
香る旨辛に仕上げられた『天明』は、果実のような風味が特徴的な純米酒だ。
グレープフルーツを思わせるような香りが漂い、口の中にいれると確かな酸味を感じられる。甘さはあるものの控え目で、全体的には柑橘系の果実のような風味がある。
優れたバランス感覚をもつ日本酒なので、料理との相性も抜群。とくに刺身や揚げ物との相性がいいとされているので、気になる方はぜひチェックしてほしい。
商品名 | 天明 |
製造元 | 曙酒造 |
生産地 | 福島県 |
アルコール度数 | 15% |
参考販売価格 | 1,458円 |
販売ページ | Amazon |
梅錦 酒一筋
原酒ならではの濃厚な香りと強い旨味が特徴の『梅錦 酒一筋』は、キレ味がいい日本酒が好きな方におすすめしたい純米酒だ。
これぞ純米酒という風味と、甘い香りは飲む前から味への期待が膨らんでいく。やや薄く平坦な印象を受ける味わいではあるが、酸味が効いているため飲みごたえは十分にある。
純米酒の風味を存分に味わいたいという方におすすめなので、日本酒が好きな方には向いている逸品であるといえるだろう。
商品名 | 梅錦 酒一筋 |
製造元 | 梅錦山川 |
生産地 | 愛媛県 |
アルコール度数 | 16% |
参考販売価格 | 2,495円 |
販売ページ | Amazon |
大吟醸酒
大吟醸酒は国税庁によれば、吟醸酒のうち精米歩合が50%以下の白米を原料に製造し、固有の香味および色沢がとくに良好な清酒と定義されている。
つまり、精米歩合が50%以下の白米を原料にしながら、醸造アルコールを添加して吟醸造りしたお酒を大吟醸酒と呼ぶというわけだ。
醸造過程からもわかる通りお米の表層部分をよく削っているため、雑味がないクリアな香りと日本酒特有の香りを感じることができる。
男の隠れ家では、下記に記載する7種類の大吟醸酒をおすすめしたい。
- 北雪 大吟醸 YK35
- 玉川
- 黒龍 龍
- 白鶴
- 八恵久比岐 空
- 久保田 翠寿
- 八海山
スッキリした味わいとフルーティーは風味を堪能したいという方は、ぜひ以下で紹介する大吟醸酒を飲んでいただきたい。
北雪 大吟醸 YK35
山田錦を35%まで磨き上げた『北雪 大吟醸 YK35』は、果実が溶け込んだような豪華な香りと滑らかな口あたりが特徴的な大吟醸酒だ。
これぞ大吟醸酒という口あたりで、軽快な喉ごしが癖になる逸品。ワイングラスでおいしい日本酒アワード2020にて、プレミアム大吟醸酒部門の金賞に輝いている。
国内外での評価が極めて高く、上記以外にもさまざまな賞を受賞している。香りが華やかなので、ワインが好きな方にもおすすめしたい日本酒だ。
商品名 | 北雪 大吟醸 YK35 |
製造元 | 北雪酒造 |
生産地 | 新潟県 |
アルコール度数 | 16% |
参考販売価格 | 4,740円 |
販売ページ | Amazon |
玉川
木下酒造で造られている大吟醸部門で最も飲まれている『玉川』は、トップの輸出商品となっているため海外でも高い人気を獲得している大吟醸酒だ。
外国人杜氏の先駆者でもあるフィリップ・ハーパー氏を要する木下酒造が造る玉川は、口に含んだ時の滑らかでしっとりとした舌ざわりが大きな特徴。飲んだ後も余韻が残る上品さがあり、フルーティーな風味も品があり極上だ。
大吟醸酒ならではのフレッシュな瑞々しさを残しつつ、玉川らしい若々しさも感じられる至極の逸品だ。興味がある方は、ぜひチェックしていただきたい。
商品名 | 玉川 |
製造元 | 木下酒造 |
生産地 | 京都府 |
アルコール度数 | 16% |
参考販売価格 | 2,750円 |
販売ページ | Amazon |
黒龍 龍
黒瀧酒造が造る『黒龍 龍』は、メロンのような香りとエレガントな味わいが特徴的な大吟醸酒だ。
日本酒ファンの間では名が知られている黒瀧シリーズの大吟醸酒で、ロングセラー商品として長く愛されている。抜群のキレが抜群の飲みごたえを演出している。
おすすめの飲み方は冷酒。冷やして飲むとキレがさらに際立ち、香りに癖がないのでどのような料理にも合わせることができる至極の逸品だ。
商品名 | 黒龍 龍 |
製造元 | 黒龍酒造 |
生産地 | 福井県 |
アルコール度数 | 25% |
参考販売価格 | 4,400円 |
販売ページ | Amazon |
白鶴
兵庫県の白鶴酒造で造られている『白鶴』は、リーズナブルな価格で販売されている香りが豊かな大吟醸酒だ。
1743年に創業された老舗の酒造メーカーである白鶴は、江戸時代から現在に至るまで同じ地で日本酒を造り続けている。
白鶴で造られる大吟醸酒は、香りがフルーティーで味わいは淡麗だ。癖がない香りなので料理の邪魔をすることがないため、さまざまな場面で重宝できるだろう。
商品名 | 白鶴 |
製造元 | 白鶴酒造 |
生産地 | 兵庫県 |
アルコール度数 | 16% |
参考販売価格 | 1,299円 |
販売ページ | Amazon |
八恵久比岐 空
新潟県の頚城酒造で造られている『八恵久比岐 空』は、心地よいキレ味が料理との絶妙なバランスを実現している辛口の大吟醸酒だ。
新潟の田舎に広がる雄大な青空をイメージしたボトル。クリアな味わいはまさに爽快の一言で、喉の奥へとスッと抜けていく爽快感を感じることができる。
ラベルには、立体的な鳥の絵柄がデザインされている、見た目も風味も爽やかな志向の逸品なので、辛口が好きな方はぜひチェックしていただきたい。
商品名 | 八恵久比岐 空 |
製造元 | 八恵久比岐 |
生産地 | 新潟県 |
アルコール度数 | 15% |
参考販売価格 | 3,850円 |
販売ページ | Amazon |
久保田 翠寿
新潟県の朝日酒造で造られている『久保田 翠寿』は、低温貯蔵により若々しさと爽やかさの両方を実現した大吟醸酒の生酒だ。
加熱殺菌が一切されていないため、瑞々しくて繊細な口あたりを堪能できる。華やかな香りだけではなく、柔らかい味わいも同時に感じられるため、軽く冷やして飲むことをおすすめしたい。
有名な銘柄なのでプレゼントにも最適。価格帯もリーズナブルであり冷蔵保存で美味しくなるため、家庭に置いておきながら気軽に飲むことができる逸品だ。
商品名 | 久保田 翠寿 |
製造元 | 朝日酒造 |
生産地 | 新潟県 |
アルコール度数 | 16% |
参考販売価格 | 3,990円 |
販売ページ | Amazon |
八海山
新潟県で造られている『八海山』は、お酒だとは思えないほどの上品な甘さと、透明感のある味わいが特徴的な大吟醸酒だ。
最も印象に残るのは、口に含んだ時の清涼感。アルコールの抵抗感が少ない日本酒であるため、お酒が苦手な人でも気軽に楽しむことができる逸品である。
香りはリンゴを思わせる華やかな果実系。口に含むと鼻からほのかに抜けていく風味を感じられるので、後味だけではなく飲んでいる最中から夢中になれるはずだ。
商品名 | 八海山 |
製造元 | 八海醸造 |
生産地 | 新潟県 |
アルコール度数 | 15.5% |
参考販売価格 | 4,015円 |
販売ページ | Amazon |
吟醸酒
日本酒の特定名称酒のひとつに分類される吟醸酒は、精米歩合が60%以下で吟醸造りという製法で造られている日本酒を指している。
よく磨いたお米を10℃前後の低温で1ヶ月近く時間をかけて発酵させる吟醸造りは、時間と手間をかけて造られるため、フルーティーな香りを実現できる。
初心者でも飲みやすい吟醸酒だが、男の隠れ家では以下の銘柄をおすすめしたい。
- 無冠帝
- 車坂
- 出羽桜 桜花
- 越乃寒梅
- 洗心
以下の項目では、フルーティーな香りが特徴的な吟醸酒の逸品をまとめて紹介していく。
無冠帝
新潟県の菊水酒造で造られている『無冠帝』は、新潟県産米を100%使用している吟醸酒で、冴えたキレと旨味を同時に味わえる逸品だ。
さっぱりとした料理との相性が抜群で、繊細な味を引き立てることが可能。個性のある料理と組み合わせても、味を引き締めて旨味を凝縮する効果が期待できる。
香りは控え目でありながら、喉を落ちていく心地よさは絶品。キレがあるため、日本酒本来の味わいを堪能したいと考えている方におすすめの逸品だ。
商品名 | 無冠帝 |
製造元 | 菊水酒造 |
生産地 | 新潟県 |
アルコール度数 | 15% |
参考販売価格 | 1,396円 |
販売ページ | Amazon |
車坂
吉村秀雄商店で造られている『車坂』は、魚に合う吟醸酒という名前で売り出されている日本酒だ。
その名の通り、美味しい魚との相性が抜群。地元である和歌山県のお寿司屋さんの強い要望で誕生した日本酒なので、徹底的に魚との相性を考えて造られている。
軽快なタイプの味わいで、少しだけ酸が高いためお寿司をはじめ魚との相性がいい。魚をアテにお酒を飲みたい方は、ぜひチェックしてほしい逸品だ。
商品名 | 車坂 |
製造元 | 吉村秀雄商店 |
生産地 | 関東地方 |
アルコール度数 | 15% |
参考販売価格 | 2,310円 |
販売ページ | Amazon |
出羽桜 桜花
山形県の出羽桜酒造株式会社で造られている『出羽桜 桜花』は、1980年に発売されてから現在に至るまで、多くの方が愛飲している出羽桜の定番銘柄だ。
吟醸ブームを切り開いたともいわれる銘柄で、フルーティーな香りと爽快な味わいは国内だけではなく世界中から高い支持を獲得している。
2015年の山形トロフィーを受賞、IWC SAKE 吟醸酒の部では2016年に金賞、2018年には銀賞を獲得している。世界的に名が知られている有名な吟醸酒だ。
商品名 | 出羽桜 桜花 |
製造元 | 出羽桜酒造株式会社 |
生産地 | 山形県 |
アルコール度数 | 15% |
参考販売価格 | 3,100円 |
販売ページ | Amazon |
越乃寒梅
新潟県の石本酒造で造られている『越乃寒梅』は、酒造好適米のみで醸される端麗辛口の吟醸酒だ。
常温で飲むと爽やかだが、ぬる燗で飲むと味の幅が広がるため、温度により違う顔を楽しむことができる点も大きな特徴として挙げられる。
爽やかな口あたりと軽妙な後味はまさに絶品。次の1杯が進んでしまうため、飲みすぎにはぜひとも注意してほしい。
商品名 | 越乃寒梅 |
製造元 | 石本酒造 |
生産地 | 新潟県 |
アルコール度数 | 16% |
参考販売価格 | 3,170円 |
販売ページ | Amazon |
洗心
新潟県の朝日酒造で造られている『洗心』は、このうえなく淡麗でありながら洗練されたお米の味とふくらみを堪能できる日本酒だ。
洗心には、初心に戻り人を尊び煌めき生きる様をという意味がある。香りは主張しすぎず癖が少ないため、さまざまな料理に使うことができるのも特徴として挙げられる。
お刺身や上品な味付けの料理に使えるため、自分へのご褒美でぜひ飲んでいただきたい。
商品名 | 洗心 |
製造元 | 朝日酒造 |
生産地 | 新潟県 |
アルコール度数 | 17% |
参考販売価格 | 12,000円 |
販売ページ | Amazon |
本醸造酒・特別本醸造酒
特別名称酒のひとつに分類される本醸造酒は、精米歩合70%以下の米や米麹、および醸造アルコールや水を原料にして造られた日本酒と定義されている。
純米酒との明確な違いは原料で、本醸造酒には米や米麹の他に醸造アルコールが添加されているため、すっきりとした味わいを引き出すことが可能だ。
本醸造酒の中には「特別本醸造酒」と名付けられている銘柄もあるが、こちらは名前の通り、特別な製法で造られている本醸造酒を指している。
とはいえ、特別な製造方法には厳密な決まりはないため、製造元が特別だと主張すればそれは特別本醸造酒に分類される。
男の隠れ家では、以下の9銘柄をおすすめの本醸造酒として紹介したい。
- 一ノ蔵 無鑑査
- 酔鯨 特別本醸造
- 宮崎本店 極上宮の雪
- 澤乃井
- 賀茂鶴 本醸造 辛口
- 根知男山
- 加賀ノ月 三日月
- 三百年の掟やぶり
- 国稀北海鬼ころし
以下の項目では、詳しく味の特徴や価格を紹介していくので、本醸造酒・特別本醸造酒を飲みたいと考えている方は、ぜひ参考にしてほしい。
一ノ蔵 無鑑査
宮城県の一ノ蔵酒造で造られている『一ノ蔵 無鑑査』は、スッキリとした後味が特徴的なコスパ抜群の本醸造酒だ。
おすすめの飲み方は食中酒。とくに45℃のお燗で焼き餃子との相性が抜群であるとして推奨されているおり、塩味と旨味を引き立てる役割を担っている。
膨らみのある柔らわく穏やかな味わいでありながらスッキリとした風味なので、落ち着きながら飲める晩酌酒としても重宝されている逸品だ。
商品名 | 一ノ蔵 無鑑査 |
製造元 | 一ノ蔵酒造 |
生産地 | 宮城県 |
アルコール度数 | 15% |
参考販売価格 | 2,056円 |
販売ページ | Amazon |
酔鯨 特別本醸造
高知県の酔鯨酒造で造られている『酔鯨 特別本醸造』は、料理の味わいを最大化するスッキリとした後味が特徴的な本醸造酒だ。
おすすめの飲み方は常温、冷や、熱燗と幅広い。鏡川源流域の湧き水でじっくりと醸した酔鯨からは、熊本酵母特有のほのかな吟醸香を感じることができる。
飲む温度で味わいに幅とキレがあり、さまざまな顔を見ることが可能。スッキリとしている口あたりなので、さまざまな料理に合わせることができるだろう。
商品名 | 酔鯨 特別本醸造 |
製造元 | 酔鯨酒造 |
生産地 | 高知県 |
アルコール度数 | 15% |
参考販売価格 | 2,954円 |
販売ページ | Amazon |
宮崎本店 極上宮の雪
宮城県で造られている『宮崎本店 極上宮の雪』は、三重県産の五百万石を60%磨きあげて造られている本醸造酒だ。
純水酵母と手造りの麹を使用し、低温でじっくりと丁寧に発酵させているため、かすかな酸味の中にフルーティーな香りを感じることができる。
口あたりは軽快でまろやかなので、日本酒が得意ではない方や、アルコールが苦手な方でも気軽な気持ちで楽しむことが可能な逸品だ。
商品名 | 宮崎本店 極上宮の雪 |
製造元 | 宮崎本店 |
生産地 | 宮城県 |
アルコール度数 | 15% |
参考販売価格 | 2,310円 |
販売ページ | Amazon |
澤乃井
東京都の小澤酒造で造られている『澤乃井』は、しっかりとしたキレが特徴的な本格辛口の日本酒だ。
奥多摩の名水を仕入水として醸した商品で、口に含むと清涼感が溢れる軽快な味わいを堪能できる。そのため、キレを感じやすい冷やがおすすめの飲み方だ。
300年以上の長きに渡り続く奥多摩の蔵元で造られた逸品は、日本酒が好きな方であればぜひ一度は飲んでいただきたい絶品である。
商品名 | 澤乃井 |
製造元 | 小澤酒造 |
生産地 | 東京都 |
アルコール度数 | 15% |
参考販売価格 | 2,650円 |
販売ページ | Amazon |
賀茂鶴 本醸造 辛口
広島県の賀茂鶴酒造で造られている『賀茂鶴 本醸造 辛口』は、口の中に含むとキレがある辛口の味わいを堪能できる本醸造酒だ。
キレと喉ごしが特徴で、スッキリとした味わいを堪能できる。冷酒から熱燗までさまざまな飲み方に適しているため、料理に合わせて飲み方を考えてみよう。
リーズナブルな価格で気軽に飲める日本酒なので、入門編としておすすめしたい。
商品名 | 賀茂鶴 本醸造 辛口 |
製造元 | 賀茂鶴酒造 |
生産地 | 広島県 |
アルコール度数 | 15% |
参考販売価格 | 1,328円 |
販売ページ | Amazon |
根知男山
新潟県の渡辺酒造で造られている『根知男山』は、きめ細かい味わいとふんわりとした香りが絶妙のバランスで整っている日本酒だ。
素材を活かした味わいになっているため、家庭料理や和食との相性が抜群。蔵元のコンセプトとして「お客様に飲んで頂ける価格帯の商品の品質向上に力を入れている」を掲げているため、リーズナブルな価格で販売されている点も魅力的だ。
口に含むと、新潟県の豊かな水と空気の香りを感じることができる。米作りに最適な地域で造られている日本酒なので、味わいと風味は抜群だ。
商品名 | 根知男山 |
製造元 | 渡辺酒造 |
生産地 | 新潟県 |
アルコール度数 | 15% |
参考販売価格 | 2,400円 |
販売ページ | Amazon |
加賀ノ月 三日月
石川県の加越で造られている『加賀ノ月 三日月』は、スルリとした喉ごしが特徴的な本醸造酒なので、日本酒が苦手な人でも気軽に飲むことができる。
月の満ち欠けにより味わいが異なることから名付けられており、冷酒から熱燗までさまざまな飲み方に合っているため飽きがこないのが特徴だ。
滑らかかつ繊細な口あたりは、さまざまな料理に合わせることも可能。リーズナブルな価格なので、自宅に置いていつでも楽しんでいただきたい。
商品名 | 加賀ノ月 三日月 |
製造元 | 加越 |
生産地 | 石川県 |
アルコール度数 | 16% |
参考販売価格 | 1,551円 |
販売ページ | Amazon |
三百年の掟やぶり
山形県の寿虎屋酒造で造られている『三百年の掟やぶり』は、口に含んだ時の抜群のインパクトが特徴的な日本酒である。
新聞紙にくるまれているボトルと銘柄の名前も十分に強いインパクトを与えているが、メロンのような香りと強いアルコール感は風味も抜群の印象を与えてくれる。
アルコール度がやや高めなので日本酒が得意ではない方は好き嫌いがわかれるが、濃い味の日本酒が好きな方にはおすすめしたい逸品だ。
商品名 | 三百年の掟やぶり |
製造元 | 寿虎屋酒造 |
生産地 | 山形県 |
アルコール度数 | 19% |
参考販売価格 | 1,270円 |
販売ページ | Amazon |
国稀北海鬼ころし
北海道の国稀酒造で造られている『国稀北海鬼ころし』は、鬼をも殺すほどのインパクトがある超辛口の日本酒だ。
飲み口は抜群にいいものの超辛口であるため、アルコール度数はやや高め。香りが際立つ超辛口なので、しっかりと味が付いている料理との相性が抜群だ。
銘柄名は荒々しいが、飲み口はスッキリしていて超辛口ならではの爽快感も抜群だ。超辛口の日本酒が好きな方は、ぜひ飲んでいただきたい。
商品名 | 国稀北海鬼ころし |
製造元 | 国稀酒造 |
生産地 | 北海道 |
アルコール度数 | 18% |
参考販売価格 | 1,210円 |
販売ページ | Amazon |
まとめ
おすすめの日本酒を種類別で42銘柄紹介してきたが、飲んみたいと思う逸品は見つけることができただろうか。
古来から日本で飲まれている日本酒は、今や国内だけではなく、世界中から愛されてる注目のお酒だ。冷酒から熱燗までさまざまな飲み方があり、料理の味を際立たせる特徴があるため、普段から愛飲している方も決して少なくないはずだ。
本記事では、男の隠れ家が厳選したおすすめの日本酒をまとめて紹介してきたが、もちろんこれが全てではない。ぜひ自分に合った日本酒を見つけていただき、極上の味わいを堪能していただきたい。