34022東京vs大阪!?東西二大都市地酒対決|にほんしゅの『令和日本の酒最前線』

東京vs大阪!?東西二大都市地酒対決|にほんしゅの『令和日本の酒最前線』

にほんしゅ(あさやん、北井一彰)
にほんしゅ(あさやん、北井一彰)
日本全国津々浦々を旅し、数千種類の日本酒を飲み、漫才や講座で地酒の魅力を伝えてきたきき酒師の漫才師「にほんしゅ」の二人が酒場で激論が交わされる酒ウンチクの数々を好き勝手に検証する!今回のテーマは「東京vs大阪!?東西二大都市地酒対決」。ちょっと意外な大都会の地酒の旨さに迫る!!
目次

「地酒は東北のものが美味い!」「大都市圏では日本酒は造ってない?いやいやバカなことを言うな!」「塩さえ舐めれば酒が飲める!」「日本酒は夏こそ熱燗!」「泡盛は水割りが一番!」・・・酒好き同士で交わされる様々な議論があります。「そんなめんどくさい酒の場に巻き込まれたくない!」という気持ちもわかりますが、自分の味の好みを知りながら、お酒を共通の趣味として意見を交わして飲むお酒は実に楽しいものです。居酒屋で飲むだけでなく、リモート飲み会もスタンダードになった令和の時代。たまたま隣り合った酒好き同士が初対面とは思えないほど意気投合する「酒場ならではの楽しさ」もありますが、リモート飲み会ならではの出会いや再会も楽しい!さぁ、酒飲み新時代の幕開けです!

東京・大阪にも美味しい地酒がある!?東西2大都市、地酒の魅力対決!

大阪の地酒「秋鹿(あきしか)」を持つにほんしゅ・あさやん(写真左)と、東京の地酒「屋守(おくのかみ)」を持つにほんしゅ・北井(写真・右)

あさやん:日本酒の酒蔵って全国にあって「秋田の酒はやっぱり美味いなぁ!」とか「高知の酒はキレがよくてカツオに合う!」とかあぁだこうだ話しながら飲むのも楽しいやんか。

北井:確かに。現代は酒造りの技術の情報共有も進んで全体のレベル上がりまくりでどこの県のお酒も美味しいもんな。幸せな時代やで。

あさやん:そうそう。ただレベルが上がって飲みやすいお酒も増えた分「〇〇県の地酒ってこんな味!」みたいな地酒らしさを語りにくくなった面もあると思うねんなぁ。

北井:あぁ、確かに。そういうことも言えるかもしれへんなぁ…。

あさやん:言えるかもしれへんなぁ。。。やないねん!何を寝ぼけたこと言うてんねん!

北井:ど、どないしてん!?言うてることに同調してるやん!

あさやん:どこの地酒も美味しい時代やからこそ、その土地土地の気候風土とか酒造りの歴史とかのバックボーンを知りながら飲むことで、一杯の同じ日本酒を飲んだとしても・・・「日本酒を飲んだ」のではなく!「地酒を飲んだ」ということになるんでしょうが!

北井:ちょっと落ち着けって!めっちゃ素敵なこと言うてるけど。

あさやん:俺の大好きな地元、大阪にも歴史ある酒造りがあるけど、全国的になかなか知られてないから悔しいねん!地元のお酒を地元の人間が誇れる!そんな時代を作っていきたいねん!

北井:熱いなぁ。確かに大阪とか東京とか大都市って地酒造ってるイメージ持たれてへんこと多いよな。

あさやん:だから今回は俺の地元「大阪の地酒の魅力」を知ってもらおうと思って!

北井:おぉ、ええやん!

あさやん:ほんで大阪人の俺には倒したい相手がおる。

北井:倒したい相手?

あさやん:東京ーーー!!お前だーーー!!

北井:うるさいなぁ!半沢直樹みたいな口調になってるって。まだ半沢にハマり続けてんの?

東京は地酒においても大阪の天敵!? 徹底討論開始!

東京、大阪、どちらの地酒が魅力があるか勝負!

あさやん:東京対大阪!みたいな構図があった方がコラムとしても読みやすいかと思って。

北井:熱いんか冷静なんかどっちやねん。俺兵庫生まれの関西人やけど東京地酒の魅力を語って対抗すればええんやな?

あさやん:そうそう!東京も大阪も酒蔵の数は多くないけど魅力はたっぷりあるやろ?まずは東京が先攻でいこう!

「首都」東京は「酒都」でもある!? 実は歴史ある地酒どころ!

北井:東京の地酒の魅力といえば!玉川上水など、実はきれいで豊かな仕込み水に恵まれていて、多摩地方を中心に約10の酒蔵さんが現在でも美味しい江戸地酒を醸されています!さらには江戸地酒をより美味しく感じさせる涼やかな江戸切子のグラスも大きな魅力!まさに、首都東京は「酒の都」と書いて酒都東京とも言えるでしょう!これが東京地酒の魅力ですよ!

あさやん:ふぅ。なかなか東京もやるやんけ。江戸切子のグラスで冷酒飲みながら江戸前寿司や天ぷらをつまみたくなるとこやったわ・・・、さぁ次は後攻!大阪地酒の魅力を言うてみぃ!

北井:いや、なんでやねん!大阪地酒の魅力は大阪人のあさやんが言うんやろ?

東京地酒の「屋守」近年大人気の銘柄です。乾杯酒にもぴったりのフレッシュな飲み口です。飲み過ぎ注意!

あさやん:ふぅ。油断も隙も無いやつやで。

北井:どういう意味?俺が言うたぐらいのこと言われへんのかいな。大阪生まれのくせに。

対する大阪は「天下の台所」ならぬ「天下の酒どころ」!? 摂津・河内などは日本酒の歴史に欠かせない

あさやん:えぇい!大阪の地酒の魅力といえば歴史の深さ!江戸時代から大阪は摂津・河内・和泉など有名な酒どころを擁しました!大阪人の舌に鍛えられた地酒はすっきりした飲み口の中に旨味の奥行きを感じさせるお酒が多く、さらには大阪名物粉もんにかけるソースは野菜や果物が原料なので実はフルーティな吟醸酒と相性ばっちり!まさに大阪は、食い倒れも飲み倒れも出来る「天下の台所」!そして「天下の酒どころ」でもあるんです!目指す高みは通天閣!これが大阪地酒の魅力ですよ!

北井:・・・バッチリ伝えれるんかい!大阪地酒とお好み焼きで一杯やりたくなったわ。

あさやん:ふぅふぅふぅ・・・。ほなワシはこれで失礼しますさかいに。

北井:帰るなや!そんなに全て出し切った?お酒の飲み比べもせんとあかんやろ!

いざ東京・大阪飲み比べ!

東京都酒造組合WEBサイト

大阪府酒造組合WEBサイト

いざ、味で勝負!東京・東村山の「屋守」、大阪・能勢の「秋鹿」を飲んでみよう!

あさやん:あぁ、そうか、東西利き酒対決!飲まれたら飲み返す・・・倍返しだ!!

北井:半沢直樹好きやなぁ!倍返しで飲んでたらベロベロなるだけやろ。じゃあ東京の地酒でオススメなのはこれ!「屋守(おくのかみ)」!志村けんさんの出生地としても有名な東村山市で造られてるフレッシュな飲み口でなめらかな甘みのあるお酒!日本酒ファンの心をがっちり掴んでる銘柄やな。

志村けんさんの出生地としても有名な東村山市の地酒「屋守」。無調整生というしぼりたてのフレッシュでイキイキした状態で瓶詰めされています

あさやん:ええお酒出してくるやんけ・・・!対する大阪地酒はこれや!大阪の北端、能勢で造られる「秋鹿(あきしか)」や!自社で酒米の王様「山田錦」を造るほどの筋金入りやで!

秋鹿酒造は自社で酒米造りまで取り組む全国的にも珍しい酒蔵さんです

北井:秋鹿もええなぁ!ええ勝負になりそうや。まずは屋守から。

あさやん:ふん、食い倒れの街大阪で鍛えられたこの舌をなめるなよ・・・うまーーい!!

豊島屋酒造「屋守」一口飲めばみずみずしいフレッシュさで幸せに。果物を使った料理なんかも相性バッチリ!

北井:無理に悪態つかんでええで?「屋守」を造る豊島屋酒造さんは明治時代中期に誕生した旨味とキレが楽しめる「金婚」っていう銘柄が軸でずっと酒造りをされてきたけど、この新しい銘柄「屋守」はいい意味で現代風というか、フレッシュで口当たりよくて美味しいよなぁ。豊島屋さんは元々酒屋兼居酒屋をやってて、その後「白酒」っていう雛祭りに供えるお酒を造ったりとブランドストーリーも興味深いのよなぁ。

あさやん:大阪も負けてへん!次は秋鹿や!大阪地酒の雄!秋鹿を飲んでみぃ!

「秋鹿」は一升瓶が似合う日本酒です。常温や燗酒で飲むと旨味がじゅわっと広がります

北井:うんうん・・・美味い!!やっぱり秋鹿の味わいって濃醇な旨味があって田んぼの風景が見えるようなあたたかさや滋味深さが感じられてええよなぁ。

旨味しっかりで飲みごたえのある「秋鹿」心に余裕を作ってくれるお酒です

あさやん:おいおい!悪態つけよ!

北井:いや、お前も屋守飲んで「うまーーい!!」言うとったやないか。お酒飲んで無理矢理悪態つかんでええねん。

あさやん:そやな。フレッシュでなめらかな「屋守」しっかり濃醇な旨味の「秋鹿」・・・タイプは違うけどどっちも美味いもんなぁ。東京も大阪もこんなに美味しい地酒を造ってる酒蔵さんが残ってるのをもっと知って欲しい!

引き分けで決着!東西の大都市にも美味い地酒が確かにあった!

あさやん:ここまで対決して来て、こう言うのもなんやねんけど最初から引き分けは分かってたやろ?

北井:お前が言うんかい!まぁ分かってたけど。東京・大阪それぞれに日本酒の歴史があって今も受け継がれてて最高よ!

居酒屋さんが日本酒も造り出したのが起源!? 興味深い豊島屋酒造のストーリー

北井:豊島屋酒造さんは酒屋兼居酒屋が起源っていう歴史も興味深いよなぁ。江戸時代に豊島屋さんがやってた居酒屋はつまみとして味噌を豆腐に塗った後に焼いて出す「豆腐田楽」を安く提供しててお酒のつまみとして大人気やったらしいで。

あさやん:うわぁ、ええなぁ!日本酒のつまみとして最高やん!

豊島屋酒造さんは現在取り組んでいるイベントの数々も魅力的!蔵で開催される「豊島屋フェスタ」は毎年チケットソールドアウト!

北井:酒飲みのつまみって江戸時代も令和も大して変わらへんのかもしれへんな。時代は変われども酒飲みの本質は変わらず。

あさやん:せやなぁ。タイムスリップして江戸時代の豊島屋さんで一杯やりたいわ!

北井:あと、豊島屋さんといえば色んなイベントをやって地元の人も日本酒好きも楽しませてくれるのが最高なんです!毎年新酒が出来上がる11月ごろに開催される「豊島屋フェスタ」は東村山の酒造場を開放して利き酒やおつまみ、ステージが楽しめるまさにフェスタ!ステージも盛りだくさんで、落語が楽しめたりDJブースがあって大盛り上がりでチケットも毎回ソールドアウトらしいわ!

あさやん:あと「夜の酒蔵見学」もあってめちゃくちゃワクワクするよな。

北井:参加させてもらったけど楽しかったなぁ。夜の酒蔵さんってなかなか入れる機会なんてないから「学校に夜忍び込んでる!」みたいなちょっと悪いことしてるような気分になったりな。笑 俺らは夜の酒蔵見学兼にほんしゅの酒漫才を楽しむ宴をイベントとしてやらせてもらって最高の夜やったな。

あさやん:蔵を案内してくれて俺らの漫才を観てくれた杜氏さんがノリのいい人で漫才のアンコールを先導したりな!

北井:あったな!杜氏さんも面白い人よなぁ。こういうフェスタや見学会って新しい取り組みのようで「お酒を中心にみんなが集まれる場を作る」っていう地酒の酒蔵さんの本質的な役割やと思う。

あさやん:ほんまそうやなぁ。豊島屋酒造さん最高!東京地酒最高!よっしゃ気持ちよく打ち上げや!それでは東京地酒で、、、かんぱーーい!!

日本酒は自然と会話を弾ませてくれるお酒です

北井:大阪はええんか?

あさやん:あかんがな!危なかったー!!豊島屋さんの楽しい思い出に浸って秋鹿さんの話すのを忘れそうやった。

田んぼの大阪!? 秋鹿酒造は米作りから自社で取り組む全国でも珍しい酒蔵

北井:東京・大阪対決はあんたが言い出したんやから最後まで頑張れよ!秋鹿酒造さんには酒蔵と田んぼの見学に行かせてもらって楽しかったやん。

あさやん:楽しかったなぁ。大阪のイメージって道頓堀のグリコの看板とか、お好み焼きとかたこ焼き、串カツ、立ち飲み!みたいな賑わってる派手なイメージを皆さん持ってると思うんですけど、、、

北井:秋鹿酒造さんの蔵があるところは全くイメージと違う大阪やな。笑 

あさやん:めちゃくちゃ気持ちええ田舎なんですよ。でも大阪の中心部から車で1時間くらいで行けるんよな。

秋鹿のボトルを見ると蔵の周りに広がるのどかな田園風景が浮かびます。思い出の風景が地酒をより美味しくさせます!

北井:そうそう、ちょうどええドライブの距離やったな。大阪北部の北摂といわれるエリアなんですが、丹波のエリアとも近所なので栗とかもよく採れて、案内してくれた俺らの同年代の次期蔵元さんが「ちっちゃいときは栗ご飯がトラウマになるくらい出てましたわ。笑」って言うてはったなぁ。米作りからやってる酒蔵さんだけあって除草剤を使わないとか、肥料ももみがらや酒粕を使ったりして、まさに「稲で循環する」米作り、、、随所にプライドやこだわりが見えてカッコ良かったな!そのお米で仕込むお酒はコクがあって濃醇でキレのいい味わいに仕上がるのも納得!秋鹿酒造さんのスローガンは「農醸一貫」という言葉やけど、まさに「農業と醸造」が1つの流れの中にあって、米の国の米の酒「日本酒」の本質が見えるっちゅうもんやで。こんな酒蔵さんが大阪にもあるっていうのは最高やな!

あさやん:いや、ちょっとちょっと!!大阪担当は大阪人の俺やから!秋鹿さんのええとこ全部言うなよ!

北井:すまんすまん。めっちゃ思い出が蘇ってきてな。他まだ魅力あるやろ?

思い入れが深い銘柄について話しながら飲む日本酒は一層美味しい

あさやん:えっと、、、あ!蔵元さんに教えてもらった餃子屋さんが美味しかった!

北井:なんやねんそれ!確かに教えてもらった餃子屋さんに帰り道に寄ったけど。

あさやん:餃子の濃い味にも負けない秋鹿は最高です!

北井:確かに。餃子に合う濃醇さとキレの良さって秋鹿ならではかもな!

あさやん:そうそう!「地酒」はやっぱりその土地の空気を感じたり、その土地の料理と一緒に楽しんだり、その蔵の酒造りの歴史に興味を持ったり、1本のボトルに詰め込まれたロマンを感じながら飲むと最高!日本人としての誇りも蘇るもんです!皆さんもコスパや味わいの違いだけじゃない日本酒の魅力感じてみてくださーい!東京・大阪地酒対決は引き分けにて終了ー!!

北井:見事にまとめたなぁ!酒はケンカの種じゃない、人と人を繋ぐもの!日本中にそんな日本酒がまだまだ健在なのは幸せです!それじゃあ東京・大阪地酒で、、、

あさやん・北井:かんぱーーい!!

地酒東西対決は乾杯により平和的に決着

【にほんしゅの味評定】

お酒:「屋守 純米中取り 無調整生酒」

  • 香り:穏やか ◀ 〇〇〇★〇 ▶ 華やか 
  • 味 :淡 麗 ◀ 〇〇★〇〇 ▶ 濃 醇

「どんな酒蔵?」

「蔵人はお酒を醸し、人と人の縁を醸す」をスローガンに東京都東村山市で「金婚」「十右衛門」「屋守」などを製造する酒蔵。

1596年に江戸の神田鎌倉河岸で、初代豊島屋十右衛門が酒屋兼一杯飲み屋の商いを始め、大勢の人びとが集る場として大変繁盛しました。また、十右衛門は江戸では草分けとなる白酒の醸造を始め、大いに賑わいました。それが現在の豊島屋酒造の礎となりました。

豊島屋は豊島屋本店(東京都千代田区)となり、昭和の初期、現在の東京都東村山市に醸造元として豊島屋酒造が設立されました。以来、地域に根ざして多くの方々に喜ばれるお酒を醸す酒蔵として愛されています。

「どんなお酒?」

豊島屋酒造を守り続けていく気持ちと酒販店様、料飲店様の繁栄を守るような作品を醸し続ける思いから銘名されたのが「屋守」。限りなく手作業重視の小仕込で仕込まれ「香りよく優しい味わい」をコンセプトに醸し、「屋守」は全量無調整(無濾過・無加水)が特徴。無調整で瓶詰めされたお酒は香味が変化しやすいので必ず冷蔵保存をして冷やした状態で飲むのがおすすめです。フレッシュでみずみずしくついつい飲みすぎてしまいます。

豊島屋酒造株式会社WEBサイト

株式会社豊島屋本店WEBサイト

お酒:「秋鹿 純米生酒 しぼりたて」

  • 香り:穏やか ◀ 〇★〇〇〇 ▶ 華やか 
  • 味 :淡 麗 ◀ 〇〇〇★〇 ▶ 濃 醇

「どんな酒蔵?」

創業1886(明治19)年創業。大阪の北端、大阪府豊能郡能勢町の酒蔵。「秋鹿」の特徴は酒の原料である米に対するこだわりです。

蔵のある能勢地方は大阪府の最北端、兵庫県と京都府に挟まれ、丹波山地の入り口に位置する海抜250mの盆地です。北摂連山の大パノラマが四方を囲み、棚田が山裾を彩り、山々からの清流が田畑を潤す美しく静かな田園風景が広がります。

夏期の気温は大阪市より5℃も低く昼夜の温度差は10℃以上、一方、冬の極寒期には氷点下5℃以下に下がることもしばしば、という盆地特有の気候ゆえ、良質な米作り・酒造りには最適な土地柄です。

農業と醸造が1つの流れの中にある「農醸一貫」の酒造りとコク深くキレの良い味わいで全国にファンを持つ。造るお酒は全て純米酒。

「どんなお酒?」

香りは穏やかで、ずばっとキレのいいお酒。キレが良いのでスイスイと飲めてしまいますが栓を開けてから空気に触れさせ、少し温度を上げて飲んでも旨味が乗ってきてまた美味しいです。秋鹿らしい飲みごたえのある芳醇で辛口なお酒。大阪の能勢ののどかな田園風景を想像しながら飲んでみてください。

にほんしゅ(あさやん、北井一彰)
にほんしゅ(あさやん、北井一彰)

世界で唯一⁉のきき酒師漫才師「にほんしゅ」。酒漫才披露や司会、セミナー講師、テレビやラジオ、雑誌やWEBなどの各種メディア出演等全国の日本酒にまつわるイベントや日本酒セミナーを開催するなど日々奮闘している。日本酒を学び探究する真摯な姿勢から、全国の酒蔵、酒造組合からの信頼は厚い。

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