新酒のタンクを雪で囲う

「北海道の自然の力を酒造りに生かしたい」という思いで始まった「雪中貯蔵酒」造りは、旭川の酒蔵・高砂酒造の冬の恒例となっている。絞った新酒をタンクに入れて美瑛町の丘陵地に運び、全体を雪でおおう。あとは100日間雪の中で熟成させるのだ。

自然の冷気でまろやかに

雪中貯蔵は低温貯蔵庫(10℃前後)や氷温庫(-3℃前後)に比べ、表面に直接外気がふれないため、タンク全体の温度が-2℃前後に安定する。そのため熟成環境も安定し、酒質はまろやかに仕上がる。

自然の雪中にタンクを設置するため、氷温庫のように電気を使うこともない。エコな取り組みでもあるが、蔵人たちの仕事は大変だ。

雪囲い〜掘り出し作業完了

雪中貯蔵に使われるのは、高さ約3m×直径2mの7klタンク2本。10名ほどの蔵人が5時間あまりをかけてタンクへの雪囲いを行う。

そして100日間雪の中で眠らせた後、掘り出し作業が3月25日に完了した。ここから火入れ・瓶詰めなどの作業が行われ、いよいよ4月23日から発売となる。

実際に雪中貯蔵酒を味わえるのはもう少し先だが、楽しみに待ちたい。今後の詳しい情報は高砂酒造HPで。

純米酒 大雪 雪中貯蔵

〈商品概要〉
商品名:純米酒 大雪 雪中貯蔵
発売日:2021年4月23日(金) 夏季限定商品
酒 質:アルコール度数:14度以上15度未満、使用米:北海道産酒造好適米「彗星」60%精米
料 金:720ml 1,250円(税別)
〈オススメの愉しみ方〉
味わい:口当たりはまろやか、うまみがのった味わいとすっきりした飲み口
温度帯:冷酒(5℃前後に冷やして)
料 理:ホッケや豚の角煮

純米吟醸酒 大雪 雪中貯蔵

〈商品概要〉
商品名:純米吟醸酒 大雪 雪中貯蔵
発売日:4月以降、順次発売予定(2020年出荷分終了次第、通年販売)
酒 質:アルコール度数:15度以上16度未満、使用米:北海道産酒造好適米「吟風」55%精米
料 金:720ml 1,800円(税別)
〈オススメの愉しみ方〉
味わい:華やかに香る吟醸香、米の柔らかな旨味が後を追い、熟成されたまろやかで柔らかな味わいが口に広がる
温度帯:冷酒(5℃前後に冷やして)
料 理:淡白な魚(タイ・ソイ等)のお刺身

▶︎詳細:高砂酒造HP

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