52565ホッと体が温まるフレーバーティーのススメ|ティーバッグから紅茶を始める

ホッと体が温まるフレーバーティーのススメ|ティーバッグから紅茶を始める

男の隠れ家編集部
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紅茶をカッコ良く始めようと思うと、フレンチプレスやティーポット、ティーカップなどをひと通りそろえるだけでも手間がかかってしまう。そこからさらに茶葉の選出を始めるとなれば、理想のティータイムを叶えるまでに時間がかかってしまうだろう。

紅茶を楽しみたい一方で、どうしても手間を惜しんでしまう人は、手軽なティーバッグを試してみよう。お洒落に紅茶を楽しむ第一歩、ティーバッグでフレーバーティーを楽しんでみて欲しい。

●気分を変えられるフレーバーティーの種類

紅茶といえば「ダージリン」と考えるのは、シンプルかつ最高のチョイスであることに間違いない。しかし、そこに「味変」を加える方法は「レモンティー」もしくは「ミルクティー」というチョイスに偏ってしまいがちになる。

もっと自由に紅茶を楽しむのに便利な存在、それが「ティーバッグ」だ。ティーバッグは、すでにブレンドやフレーバーの添加が済んでいるものがほとんどなので、サッとお湯を注ぐだけで最高のティータイムが始められる。まずは代表的なフレーバーについて見てみよう。

■アールグレイ

フレーバーティーの代表とも言える「アールグレイ」は、ベルガモットオレンジの香りを楽しめるフレーバーティー。

■レディグレイ

アールグレイにレモンピールやオレンジピールオイルを添加したフレーバーティー。アールグレイのベルガモットが強すぎると感じた方には、レディグレイがおすすめだ。

■プリンス・オブ・ウェールズ

エドワード8世のためにブレンドされたフレーバーティー。ほかの果実やオイルの香りを添加したのではなく、複数の茶葉をブレンドして独自の香りを作り出している。とても香り高く、見た目の鮮やかな紅茶色が特徴だ。

■イングリッシュ・ブレックファスト

イギリスの朝食でミルクティーを楽しむ際に用いられることが多いフレーバーティー。中国茶にオレンジペコーをブレンドしたものが原型と言われており、基本的にストレートでもしっかりとした紅茶を楽しめる。

■ルイボスティー

ルイボスティー自体はフレーバーティーとは言わず、CTC製法で作られているブレンドティーだ。そこにアップルフレーバーやレモンフレーバーを添加されたものがフレーバーティーとして販売されている。

●ブランドで選ぶ紅茶

紅茶の選び方はさまざまにあるが、続いてブランドを切り口に紹介する。

■Lipton(リプトン)

コンビニでも紙パックで販売されるほどポピュラーな紅茶ブランド。ユニリーバが所有するブランドで、スコットランドで生まれた。

■FOSHON(フォション)

フランスの老舗高級食品店で、ジャムと紅茶に強く力を入れているブランドだ。良い紅茶を手に入れる時、選択肢の一つに取り上げられやすいブランドと言えるだろう。

■TWININGS(トワイニング)

イギリス紅茶の代表とも言える存在。英国王室御用達のブランドでも知られている。

■FORTNUM&MASON(フォートナム&メイソン)

イギリス・ロンドンを拠点とする老舗百貨店。この百貨店自体が英国王室御用達店として知られており、その中で販売される紅茶ブランドがFORTNUM&MASON(フォートナム&メイソン)だ。

■MARIAGE FRERES(マリアージュフレール)

パリ創業のフランス流紅茶の専門店であり、ブランド名としてもそのまま使用されている。ルイ14世時代からフランス上流階級と懇意にしていた貿易商従事者が出会った“マリアージュ家”が作ったブランドだ。

●ティーバッグは何度使える?

紅茶本来の味や香りを楽しむのであれば、ティーバッグは使い捨てと考えるのが良いだろう。しかし、「紅茶の色や香りが出続ける限り使い続ける」という考え方を否定することはない。美味しい状態の紅茶は1番煎じで終わってしまうが、2番3番煎じでも色も若干の香りも残っている。

日本茶も1番茶で終わることは滅多にない上に、中国茶に至っては1番茶を捨ててしまうことさえある。ただし、ティーバッグは通常の葉状の茶葉ではなく破砕された抽出しやすい状態の茶葉を使用しているため、お茶本来の美味しさは煎じるごとにどんどん失われてしまうことを覚えておいて欲しい。

これは茶葉だけではなく、添加されたフレーバーならほぼ1番煎じで抜けてしまう。2番煎じ以降は、フレーバーティーというよりも通常の茶葉の味わいに近くなっていくだろう。

バッグ自体の素材も、繰り返し利用しやすいものとしづらいものがある。不織布で作られたバッグであれば、何度煎じ直しても問題なく紅茶を楽しめる。しかし、紙製のバッグの場合は紙が破れてしまうこともあるため、2番煎じからは茶葉が浮く心配が出てくる。

ナイロン性のテトラパックを採用しているものもあるが、繰り返し使用するのであれば不織布が最も適しているだろう。

●フレーバーティーで体の内側から温まろう

マグカップとお湯さえあれば、手軽に紅茶を堪能できるティーバッグは本当に便利だ。一般的にお茶は高価なものが多い中、ティーバッグに使用される茶葉のグレード的にもリーズナブルに楽しめるのはうれしい。

秋で乾燥が進む中、紅茶の温かさは心にも安らぎを与えてくれるだろう。ぜひ、この秋は紅茶と共に過ごしてみてはどうだろうか。

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いくつになっても、男は心に 隠れ家を持っている。

我々は、あらゆるテーマから、徹底的に「隠れ家」というストーリーを求めていきます。

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