54907加湿器は全部同じじゃない! 種類と特徴を理解して安全に活用しよう

加湿器は全部同じじゃない! 種類と特徴を理解して安全に活用しよう

男の隠れ家編集部
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ビジネスパーソンが働くうえで何よりも大事にしたいのが、健康だ。空気が乾燥する冬場は口や鼻といった呼吸系の粘膜が乾燥しやすく、防御機能が低下するため風邪やウイルス感染しやすくなる。そのため、意識的に加湿器を活用して健康管理を行っている人も多いだろう。

一口に加湿器といっても、実は4つの種類があることを知っているだろうか。この記事では、より安全かつ効果的に使うために押さえておきたい、加湿器の種類について紹介する。

● 加湿器のタイプは4種類

加湿器には種類があり、それぞれにメリット・デメリットがある。スマートに加湿器を使いこなすためにも、違いを理解して選んでみよう。

超音波式

超音波式の加湿器は、水を超音波で振動させることにより微細な粒子に変え、それを噴出することで加湿する。電気代の目安は、1時間あたり0.7円程度だ。

振動を送るだけであるため電気代が大幅に抑えられ、本体価格も安めに設定されている。デザインがおしゃれなものが多く、インテリアにこだわりたい人にも最適だ。ただし、雑菌が発生しやすくこまめな手入れが必要な点がネックである。

スチーム式

スチーム式の加湿器は、ヒーターでお湯を沸かすことにより温かい蒸気を発生させて加湿する。電気代の目安は、1時間あたり3.5~6円程度だ。

とにかくパワフルで加湿力が強い点、煮沸の消毒効果によって雑菌が繁殖しにくい点が強みである。噴出される蒸気が非常に清潔で安全性が高いが、小さい子供やペットのやけどに注意が必要。毎回お湯を沸かす必要があるため、加湿されるまでに時間がかかり電気代も高くなるというデメリットもある。

気化式

気化式の加湿器は、水を含ませたフィルターに風を当てることで水分を気化させて加湿する仕組み。1時間あたりの電気代の目安は0.05~0.2円程度だ。

非常に電気代が安く、水に風を当てるだけという安全性が支持されている。ただし、加湿のスピードが遅く、フィルターの手入れや交換が頻繁に必要となる点がネックとなる。ファンの運転音が大きい、吹出口から冷たい風が出るという商品もあるため注意が必要だ。

ハイブリッド式

ハイブリッド式の加湿器は、温水に風を送るという「スチーム式+気化式」を組み合わせた仕組みで加湿する。もしくは、「スチーム式+超音波式」の仕組みを採用している商品もある。1時間あたりの電気代目安は、スチーム気化式の場合で4円程度、スチーム超音波式の場合で2.5円程度だ。

加熱するため加湿されるスピードが早く、雑菌も繁殖しにくい点が大きなメリットだ。気化式と超音波式のデメリットを補えている加湿器の種類だと言えるだろう。ただし電気代は高くなりやすく、こまめな手入れやフィルターの交換は欠かせない。

● 加湿器を使うときの注意点

加湿器を使用するときは、効果を引き出すために正しい使い方や注意点を押さえておこう。

定期的に手入れする

加湿器の手入れは、基本的に毎日行うことが理想的だ。少なくとも、タンクの水交換と水洗いは毎日行ってもらいたい。タンクやフィルター、本体はクエン酸や酸素系漂白剤を使用して掃除する。時間がなくても、2週間に1回はしっかりと汚れをリセットしてあげよう。

加湿しすぎない

加湿器を使用するときは、湿度が50~60%程度に収まるように調整しよう。これ以上の数値になると加湿し過ぎになり、カーテンや家具にカビが生えてしまうおそれがある。

置き場を工夫する

部屋全体をしっかりと加湿したいなら、加湿器の置き場に注意が必要である。家具や窓から10cm以上離し、吹出口が床から30cm以上の高さになる位置が理想的だ。
また、できるだけ部屋の真ん中に置くようにして、換気扇や出入り口付近を避けると水蒸気が逃げていくことを防げる。

● ビジネスパーソンは加湿器を活用して健康を維持することが大切!

女性が乾燥対策や美容のために使用するイメージの強い加湿器。実は、加湿器はビジネスパーソンが健康を維持する際にもひと役買ってくれるアイテムだ。

「加湿できればいいから」と種類を見ずに購入してしまう人も多いが、それぞれの長所と短所を知っていれば、より加湿器を便利に活用できる。新しく加湿器を購入する際は、ぜひ種類の違いもチェックしてみてほしい。

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いくつになっても、男は心に 隠れ家を持っている。

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