55763「スラマッ パギ!(おはよう)」インドネシアと日本はこれほど違う? 風習や文化を比較!

「スラマッ パギ!(おはよう)」インドネシアと日本はこれほど違う? 風習や文化を比較!

男の隠れ家編集部
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皆さんは日本とインドネシアにおける文化の違いを知っているだろうか? 日本では当たり前だと思っている風習も、インドネシアではまったく通用しないこともある。

例えば、時間に対する考え方や食事のマナー、豚肉・アルコールが禁止されているなど、まったく異なるポイントがいくつも存在する。

そこで今回は、インドネシアと日本における文化の違いを詳しく解説する。

■インドネシアの文化

インドネシアは、東南アジアにある人口約2.735億人の国だ。マレー系をはじめとする約70の民族からなる多民族国家で、日本と異なる文化・風習がいくつも存在する。

また、インドネシアは言語が非常に多く、全部で700程度あるとされている。その700程度ある言語の中で公用語として定められているのは「インドネシア語」であるが、インドネシア人は地方語も取り入れて会話している。

なお、インドネシアではイスラム教が9割近くを占めている。ほかにも、人によってキリスト教やヒンドゥー教、仏教といった宗教に入っている。このように、宗教に重きを置いている人が多い。

■日本との違い①:ゆったりとした時間を過ごす

インドネシアは日本とは違い、ゆったりとした時間を過ごす。「ゴムの時間」と呼ばれることもあり、時間を気にせずのんびりと過ごす人が多い。

日本人は何かと真面目過ぎるため、日常生活を慌しく送っている。その真面目さが日本人の魅力でもあるのだが、忙しいあまりストレスを抱えている人も多いはずだ。

一方、インドネシアでは待ち合わせ時間に30分程度遅れることは当たり前で、誰もその時間の遅れに対して言及しない。時間にひたすらルーズなインドネシア人だが、就業時間はしっかりと守っている。

■日本との違い②:食器は持ち上げずに右手で食べる

日本では食器を持ち上げて食べるのが基本だが、インドネシアでは食器を置いたまま右手で食べる。

インドネシアでは、左手は「不浄」とされているため、食事は右手を使って食べるのがマナーだ。また、食卓には「フィンガーボウル」と呼ばれる水の入った小さなボウルが用意されており、右手の指先を洗いながら食事を行う。

地域によってはこの風習が未だに残っているものの、現代ではスプーンやフォークを使った食事方法が基本だ。

■日本との違い③:給与に応じた仕事だけをこなす

日本とインドネシアでは、給与に対する考え方が違う。日本では仕事の成果や、勤めた期間によって給与を変動させるのが基本だ。

一方、インドネシアでは給与に応じて仕事量を変動させる。例えば、給与が1ヶ月に10万円と決められていた場合、その金額に見合った分の仕事量しか行わない。

また、給与に対する考え方がシビアであるため、「同じ仕事量で給与が少ない」などの場合はトラブルに発展しやすい。インドネシア人を会社で雇用する際は、この考えを忘れないでおこう。

■日本との違い④:豚肉・アルコールが禁止

インドネシア人はイスラム教徒が多いため、豚肉やアルコールの飲食ができない。また、豚由来、動物由来などの食べ物にも注意が必要だ。

さらに、豚肉やアルコール類を扱う仕事に対しては、あまり良い印象を持たないとされている。

しかし、インドネシアに住んでいるすべての人にこの考えが当てはまるわけではない。現地の人でも、豚肉やアルコールを好んで食べ飲みしている人も中にはいる。

とはいえ、日本人の文化とは大きく異なる点であるため、豚肉やアルコールの扱いには注意が必要だ。

■まとめ

今回は、日本とインドネシアの文化・風習の違いを解説した。

インドネシアは民族の種類が多い、言語が多数ある、宗教に重きを置いているなどの理由から、日本と文化・風習が大きく異なる。

日本では当たり前だと思っていることも、インドネシアではまったく通用しない場合もある。また、何も知らないで振る舞ってしまうと「とても失礼な人だ」と思われてしまうため、ぜひ本記事で解説した文化・風習の違いを理解しておこう。

なお、今回紹介した文化のほかにも異なる点がいくつもあるため、興味がある人はぜひ調べてみてほしい。

編集部
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いくつになっても、男は心に 隠れ家を持っている。

我々は、あらゆるテーマから、徹底的に「隠れ家」というストーリーを求めていきます。

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