56422いつか行きたい別府の秘湯! 【鶴の湯】はちょっと怖いけど開放感がバツグン

いつか行きたい別府の秘湯! 【鶴の湯】はちょっと怖いけど開放感がバツグン

男の隠れ家編集部
編集部
目次

古くから湯治場として日本人に愛されてきた別府。世界には10種類の泉質があると言われているが、別府ではそのうち7種もの泉質が楽しめるため、温泉好きにはたまらないスポットだ。

今回は、日本一の源泉数と湧出量を誇る別府温泉の中でも、周囲の自然を一身に味わえる秘湯「鶴の湯」について紹介する。

一人旅やワーケーションなどを行う際は、ぜひ候補の一つとして別府を検討してみてほしい。

●鶴の湯は明礬エリアにある温泉

ひと口に「別府温泉」と言っても、北浜や鉄輪、明礬などいくつかのエリアに分かれている。

今回紹介する「鶴の湯」は、硫黄の香りが漂う明礬エリア・鶴見にある。JR「別府駅」から車で20分ほどの場所に位置し、24時間利用できる。

ただ、道中で鶴見霊園という墓地を通る必要があるため、お化けが苦手な人は日中に行くことをおすすめする。

このほか、近くには標高1374mの活火山「鶴見岳」があり、登山や日の出が楽しめるため、観光やアクティビティを満喫しても良いだろう。

●霊園を抜けると秘湯があった

霊園の側道を進むと、「Uターン場所にて駐車禁止」と書かれた土管が見えてくる。そこからは車で入れないため、徒歩での移動となる。地元の常連客の中にはバイクで奥へと進む人もおり、ツーリングの立ち寄り場所としても利用できそうだ。

周辺の景色を楽しみながら歩くこと約10分。硫黄の香りが段々と強くなり、立ち上る湯気が視界に入ってくる。鶴の湯に到着だ。

●ボランティアの人たちのおかげで気持ち良く入浴できる

秘湯の中には人の手が加えられていない温泉もあるが、ここ鶴の湯は想像以上に手入れが行き届いている。

温泉の側に建てられた掘立て小屋は脱衣所として利用できるほか、トイレやベンチが設置されている点も利用者には嬉しいポイントだ。

●鶴の湯、めちゃくちゃ気持ちいい!

衣服を脱ぎ「早く温泉に浸かりたい!」という気持ちを抑え、まずは下流に設置されたベンチの側で掛け湯。この日は誰もいなかったため独り占め気分を味わえるが、どんな状況でも温泉のマナーは守るべきだ。

上流に行くほど湯が熱くなるため、下流の温度は掛け湯にちょうど良い。そして、体の汚れを落とし、いざ入浴!

心地よい硫黄の香りを楽しみながら、冷えた体がじんわりと温まってゆく。開放感あふれる空間で湯浴みを楽しめるのは、秘湯ならではの醍醐味だろう。

また、途中からやってきた地元民に話を聞くと、鶴の湯の周辺には街灯などの光がないため、夜は星空を眺めながら温泉が楽しめるらしい。夜道は暗いので、ライトなどを使って足元に注意しよう。

●温泉郷だからこそ味わえる至福の時間

仕事の疲れやストレスのことを忘れ、ただ癒されるひとときは、忙しい現代人にこそ必要な時間かもしれない。

今回は秘湯にフォーカスしたが、温泉郷として知られる別府には至る所に入浴施設がある。「仕事の息抜きにちょっと温泉に入ろう」といった過ごし方もできるため、ワーケーションの場所としても十分に魅力的な場所と言えるだろう。

旅行でも仕事でも、別府を訪れた際はぜひ秘湯の魅力も存分に味わってもらいたい。

【鶴の湯】の詳細
住所:〒874-0840 大分県別府市鶴見(鶴見霊園の奥)
料金:無料
利用時間:24時間
持ち物:タオルなど(最寄りのコンビニで購入可能)

編集部
編集部

いくつになっても、男は心に 隠れ家を持っている。

我々は、あらゆるテーマから、徹底的に「隠れ家」というストーリーを求めていきます。

Back number

バックナンバー
More
もっと見る