59067三人寄れば文殊の知恵? クリエイター陣が手がけるNIHON NOIE PROJECTが由布院で始動!

三人寄れば文殊の知恵? クリエイター陣が手がけるNIHON NOIE PROJECTが由布院で始動!

男の隠れ家編集部
編集部
目次

「あたらしくて、なつかしい日本の家」

一見、両立しそうにないテーマに思うかもしれないが、周辺の自然と調和し、暮らしの夢が膨らむ住宅「NIHON NOIE PROJECT by SOU・SOU」が大分県由布院に誕生した。

ちょっと堅いイメージのある「和モダン」っていうよりも、もっとカジュアルで居心地の良い空間が広がっている。和の雰囲気って、甚兵衛とか手拭いとか手軽に持てるアイテムもいいけど、どうせなら日本的な空間に体ごと浸かってみたいよね。

今回は、「NIHON NOIE PROJECT」レセプションイベントに参加してみて分かった、“和の心地良さ”を紹介するよ!

まずは「NIHON NOIE PROJECT」について簡単に紹介

簡単に言うと、和の文化や暮らしが大好きなクリエイターたちがコラボして、「日本を愉しむ暮らし」を発信していくプロジェクト。

家や暮らしをもっとカジュアルに楽しむメディア「Dolive(ドライブ)」をはじめ、テキスタイルデザインで日本らしさをポップに表現するブランド「SOU・SOU」、クリエイティブプロダクション「株式会社社外取締役」のクリエイター陣が携わっている。

そして、第一弾の取り組みとして誕生したのが、規格住宅の「NIHON NOIE PROJET by SOU・SOU」だ。モデルハウスが大分県由布院に建てられたのは、季節ごとの表情を見せる山や田んぼ、静かに流れる小川など、誰しもが懐かしさを覚える原風景がここにあると感じたからだと言う。

庭にはサウナ小屋も設置されている

一般に販売される規格住宅のプランには含まれていないが、敷地内にはサウナ小屋が設置されており、暮らしの中に「+α」となる楽しみを提案している。

サウナ小屋を監修したのは、自然が広がるスポットに合った企画開発やブランディングなどを行う企業「DAICHI」。NIHON NOIE PROJECTのコンセプトに合うよう、「茶室のような和のサウナ」をイメージしてデザインしたと言う。

眼前に広がる自然を眺めながら入るサウナは、いつもとは違った気持ち良さを味わえるだろう。

ただの暖簾と侮ることなかれ!

「入り口に暖簾(のれん)って、安直な!」と思いきや、暖簾にもちゃんと意味があって、ここをくぐっていく所作に“日本らしさ”があるのだとか。このほかにも、「軒をくぐる」「玄関で履物を脱いで一段上がる」など、生活を営む中で日本的な動作をとるよう住宅がデザインされている。

そして、暖簾をよく見ると数字のテキスタイル柄が使われており、派手じゃないのにお洒落な雰囲気。風に揺られている暖簾を見ているだけでも癒されそうだ。

玄関の右手にはポップな和室が

玄関の左手には居間、右手には和室がある。和室を覗いてみると、室内の照明はそれほど強くないが、明るい雰囲気が漂っている。外からの自然光を取り入れることで、柔らかく明るい空間を演出しているようだ。

壁に掛けられたファプリックパネルは、桜や菊など四季ごとに変えられる

和紙のような凹凸がある「壁紙」のほか、掛け軸の代わりに用意された「飾りパネル」にもテキスタイル柄が用いられている。飾りパネルは、四季に合わせて変えられるよう4種の柄を用意していると言う。

たしかに、“季節の移ろい”は日本の魅力の一つに挙げられる。家の外に広がる景色の変化だけでなく、屋内でも季節を楽しめるアイデアが盛り込まれている点に和の趣が感じられる。

居間ってなんでこんなに落ち着くんだろ

和室の向かいにある居間は、食堂にもつながっている。屋内は全体的に低く設計されているが、これも日本的な動きを意識したものだ。布団を敷いて寝たり、ちゃぶ台を囲んで語らったりと、地面に近い生活を「和の暮らし」として取り入れている。

また、昔懐かしいスタイルで料理ができるよう、キッチンが外側を向いて設置されているのも特徴的。窮屈さを感じさせないキッチンスペースは料理も一層捗り、家族団欒の時間を過ごせることだろう。

2階はちょっとした隠れ家みたい

居間から続く階段を上がっていき、寝室のある2階へ。窓から差し込む光が柔らかく、ここなら気持ちの良い朝を迎えられそうだ。

4mほどのデスクも設置されており、正面は吹き抜けになっている。ちょっとした隠れ家を思わせるようなスペースは、仕事や勉強などをするのにも丁度よい広さだ。

さまざまな働き方が可能となりつつある今こそ、都心以外の選択肢として“自分が住みたいと思える家”を探すチャンスではないだろうか。今回のNIHON NOIE PROJECTで誕生したモデルハウスを訪ねてみて、あらためて「日本らしさっていいな」と感じられた。

田舎に帰ったような懐かしさと和の趣が調和した住宅で、心にゆとりのある暮らしを送ってみるのも良いだろう。

<NIHON NOIE PROJECT by SOU・SOUのクリエイター紹介>

Dolive ディレクター:林 哲平さん
SOU・SOU:若林 剛之さん
社外取締役:谷尻 誠さん、土井地 博さん

公式サイト「NIHON NOIE PROJECT

・イベントの様子
 →NIHON NOIE PROJECT RECEPTION EVENT at YUFUIN
・クリエイターインタビュー
 →『NIHON NOIE PROJECT by SOU・SOU 』
※今回のプロジェクトで生まれた「かぼす緑茶」セットを抽選で30名様にプレゼント!
 詳しくはこちら!(期間は2022年5月6日~6月30日まで)

編集部
編集部

いくつになっても、男は心に 隠れ家を持っている。

我々は、あらゆるテーマから、徹底的に「隠れ家」というストーリーを求めていきます。

Back number

バックナンバー
More
もっと見る