CAPTAIN HEROS R|中野駅北口

表の看板のてっぺんに等身大スパイダーマンのフィギュアが飾られていて、一目でこれとわかる派手な外装。しかもスパイダーマンと黒(スティルス・スーツ)の二人の扮装した店員さんがチラシをまいているので、通りを歩いていてもとても目立つ。

「CAPTAIN HEROS R」は2018年8月に開店。店内は、1、2階ともそれぞれ映画を楽しみながら食事が出来るようになっている。お店で上映されているのはアメコミ作品がほとんどだが、当日お客さんからの上映リクエストも可能だ。料理のほうは、和食、タイ料理、洋食と、バリエーションに富んだ本格的な料理が楽しめる。

「CAPTAIN HEROS R」の店内の壁には、『アイアンマン』のマスク、『キャプテンアメリカ』の盾など本格的な装飾品が展示されている。また2階の個室には『スターウォーズ』のR2-D2、BB-8(スマホで操作可能)などが置かれ、『アベンジャーズ/エンドゲーム』(2019 年公開作品)の絵画ポスターも壁面全面に貼り込まれている。

他にも『アイアンマン』、『ハルク』、『キャプテンアメリカ』、『ブラック・ウィドウ』、『マイティ・ソウ』、』ホークアイ』などが大きく美しく描かれ、なんとも壮観な個室になっている。しかもそこには『アベンジャーズ/エンドゲーム』の映画公開関連で来日したスタッフや俳優の方達のサインが書き込まれている。

2階の個室は予約制で、パーティなどで利用可能だ。貴重なフィギュアやグッズをながめながら、シネマ鑑賞と酒席を楽しめる、アメコミファンにはたまらない、まさにおたくの隠れ家なのだ。

しかし、なぜ中野の居酒屋にこれだけのハリウッド映画関連の製作スタッフが来店しているのだろうか? その秘密はこの店のオーナー西岡龍馬さんの広い人脈にある。実はオーナーは芸能プロダクション「RYU-SHOW」も経営しており、そこの役者たちがTV、映画などにも出演している。日によっては、彼らや友人の俳優、声優がお店に来ていることもある。オーナー自身もTV出演の経験者とのことだ。

CAPTAIN HEROES R
・営業時間 (月~木・日曜)18:00~翌2:00(※翌1:00閉店の場合もあり)・(金・土・祝日)18:00~翌5:00(※翌4:00閉店の場合もあり)
・定休日なし

中野食堂|中野駅北口

もう1軒ご紹介しよう。「CAPTAN HEROES R」の分室的な2号店が、10メートルほど行った先にある「中野食堂」だ。ここは1階の間口を広げて看板を付け直すなどリニューアル。今後も改装を続けていくつもりで、現在はまだ未完成とオーナーの西岡さんは語る。

ちなみにオーナーの西岡さんは四国土佐の出身で、大の坂本龍馬ファン。彼の携帯コールは「西郷どん」のメインテーマ曲だ。西岡さんは坂本龍馬の生き様になぞらえて、未完成だがこれからどこまでも伸びていくお店をイメージして頑張っていくと語る。発展途上のお店にはこれから無限の伸びしろがありそうだ。

「中野食堂」は日本アニメーション作品(スタジオ・ジブリなど)を中心に上映しているが、アニメ放映以外にも、ラグビーやサッカーの中継なども行っている。先日のラグビーデーにはお店に多くのファンの方が詰めかけ、賑わった。

中野食堂は「CAPTAN HEROES R」の分室的な店。営業時間やメニューなどは同じ。

西岡さんは「アニメファンだけでなく、スポーツファンにも広く好かれるお店を目指していく」と語ってくれた。

文/宮川総一郎
エッセイスト、漫画家、小説家。代表作:漫画『マネーウォーズ』(集英社ビジネスジャンプ)。小説:「七福神食堂」「東京謎解き下町巡り」(マイナビFan文庫)。総監修:「漫画から学ぶ生きる力」、他。