40498世界中から集まった病みつきソウルフードたち|コザ・カルチャーの深奥へ

世界中から集まった病みつきソウルフードたち|コザ・カルチャーの深奥へ

男の隠れ家編集部
編集部
コザではぜひ、世界のソウルフードを楽しみたい。米国、インド、中国、フィリピン、韓国など、沖縄市には約40カ国の外国人が暮らし、国際色豊かな食文化が育まれている。外国人相手の飲食店も多く、本場の味を楽しめるのだ。
目次

外国人にも評判の本場の味をそのままに

今でこそ日本でも知られるようになったメキシコ料理のタコス。しかしコザには50年以上前から専門店があった。たっぷりの具材を挟んだソフトシェル(柔らかいタコスの皮)の食感が癖になる。その旨さは外国人をもうならせる。

外国人客で終日にぎわうタイ料理レストランの人気の秘密は、日本人向けにアレンジしていない本場の旨辛味。この濃厚な味わいを体験してしまうと、今までのタイ料理では満足できなくなるだろう。

ジャークチキンはジャマイカの郷土料理だ。ジューシーに焼き上げたチキンにかぶりつくわけだが、これが独自のスパイスが効いていくらでも食べられてしまう。評判を聞きつけて基地からわざわざ食べに来る米軍関係者も多いとか。

2018年にオープンしたシナモンロール専門店も、甘い物好きの米国人コミュニティ御用達だ。

もちろんのこと沖縄市には定番の沖縄そばや山羊料理の飲食店も多い(他の市町村とはひと味違う独特な味付けが特徴)。お馴染みの伝統料理を楽しんだら世界のソウルフードにチャレンジだ。

もっちりタコシェルがとても美味しい「チャーリー多幸寿」

沖縄で最初のタコス専門店。米軍関係者の間でも評判で、コザ名物として愛されている。まずはビーフ、チキン、ツナの3種類セット「オリジナルタコス3P」750円(写真)から食べてほしい。島唐辛子を使った特製サルサソースもお忘れなく!

チャーリー多幸寿(ちゃーりーたこす)
沖縄県沖縄市中央4-11-5 
TEL/098-937-4627
営業時間/11時〜19時30分 
定休/木曜(休日・祝日は営業)

本場仕込みの逸品「ソムチャイ」

中央パークアベニューから少し入ったパルミラ通りにあり、いつも外国人の行列ができる。厨房を仕切るフィリピン系カナダ人のマパ・リチャードさんは料理の腕をタイで磨いた国際派だ。タイ料理の食材が沖縄では入手しやすいとのこと。タイスープ麺「クイッティアオ ナム」950円(写真)が絶品だ。

ソムチャイ
沖縄県沖縄市中央1-17-14
TEL/098-937-2208
営業時間/11時30分〜14時30分、17時〜19時
定休/日曜、月曜(令和3年より日曜、月曜、木曜)

パンチの効いたスパイシーチキン「バンブーカフェ」

「ジャークチキンプレート」890円〜

10種類以上のスパイス・ハーブ・唐辛子などをブレンドしたジャークシーズニングに漬け込んだチキンを、直火で焼き上げる「ジャークチキンプレート」890円〜(写真)がお勧め。チキン以外なら「ジャークポーク」980円〜が人気。

バンブーカフェ
沖縄県沖縄市中央3-1-9
TEL/098-934-5471
http://bamboocafeokinawa.com/
営業時間/10時〜17時
定休/月曜

濃厚な甘さが癖になる!「ブラウンロール」

地元外国人がSNSで情報を拡散して瞬く間に繁盛店になったシナモンロール専門店。焼き上げる前にひと晩寝かせた生地はしっとりモチモチ。甘さとシナモンのバランスが絶妙で何度でも食べたくなる。シナモンロールは1個380円〜。トッピング(別売り)が選べるのも楽しい。

ブラウンロール
沖縄県沖縄市中央1-31-15
TEL/098-988-7949
https://brownroll.studio.site/
営業時間/8時〜17時(土日10時〜17時)
不定休(月1回程度)

ドーナツを片手に映画鑑賞「シアタードーナツ」

街歩きに疲れたら、コザの超有名人である宮島真一さんがセレクトした映画を観賞しながら、ドーナツとコーヒーでひと休みしてはいかが。映画後の宮島さんの映画解説を楽しみにしているファンも多い。映画鑑賞料金1,320円(一般)。手作りドーナツ各種155円〜。

シアタードーナツ
沖縄県沖縄市中央1-3-17 
TEL/070-5401-1072
https://theater-donut.com/
営業時間/10時30分〜19時(最終上映会終了まで)
年中無休(年末年始除く)

文◎仲武一朗 写真◎安村直樹

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いくつになっても、男は心に 隠れ家を持っている。

我々は、あらゆるテーマから、徹底的に「隠れ家」というストーリーを求めていきます。

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