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時空旅人ベストシリーズ「日本鉄道歴史紀行」好評発売中
近代国家建設を急ぐ日本にとって、経済を支える交通網の整備は大きな意味を持っていた。路線網は瞬く間に全国へと拡大。戦時の輸送においても重要な役割を果たしていくことになる。戦後は、時代の変化とともに旅や娯楽の手段ともなり、また世界初の高速鉄道とされる新幹線も誕生し、より身近な存在となっていく。
Part.1【第一章】富国強兵時代と鉄道
幕末。諸外国によってもたらされた文明の中で注目を集めた蒸気機関。明治政府が樹立すると、鉄道の敷設が開始される。産業も資源もない東洋の小国が諸外国に対抗するために、鉄道は国力を養う手段として不可欠なものだった。
Part.1【第二章】レジャーと通勤の時代
敗戦から、見事に高度成長を遂げた昭和日本。その成長の原動力にもなったのが休む間もなく働いていた鉄道だった。豊かな暮らしを取り戻した人々は遠くへ行くという目的ばかりでなく、乗ることにも楽しみを見出した。
Part.1【第三章】高速移動の幕開け
戦争が終わり、人々の暮らしにも余裕が生じるようになると、戦時中は中断していた、特急や寝台といった列車も次々と復活していく。そして東海道本線の全線電化により、速く移動する列車の登場が期待されるようになってきた。
Part.2 明治日本鉄道紀行
西欧の技術を積極的に取り入れて富国強兵を目指す日本に必要だったのは、人や物、情報をつなぐための輸送力と速さだった。それを実現した画期的な手段が鉄道であった。
そのほか、青函連絡船のメモリアルや鉄道博物館の体験記など、鉄道を語る上で欠かせない内容のコラムも充実。