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Diorama World
これぞ大人の ホビー! 懐かしいあの日の情景が蘇る鉄道 ジオラマの世界
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旅の想い出を鉄道模型の世界に託す楽しみもある。鉄道模型では車両コレクションに留まらず心に刻まれた情景をジオラマとして構築することも可能なのだ。
Model Train
Nゲージは 世界で楽しまれる鉄道模型
トンネルを抜けてきたディーゼルカー。 そそり立つ山容に深山の雰囲気が感じられる。これも縮尺にして1/150、Nゲージで作られた鉄道ジオラマだ。
Diorama World
鉄道模型は日本をはじめ、世界各国で親しまれているホビーだ。「Nゲージ」という言葉も耳にするが、これは鉄道模型の規格(ゲージ)のひとつ。日本ではNゲージを楽しむ人が多く、これが鉄道模型の代名詞のようにも使われているのだ。
Nゲージでは、新幹線からローカル線まで様々な新旧の車両が正確なスケールダウンの元に製品化されている。これをコレクションするだけでも楽しいが、さらに鉄道模型ならではの特徴に注目。2本のレールで構成された線路も用意され、ここで車両を運転することもできるのだ。
Model train
もちろん車両と線路のサイズが合っていないとダメ。それを統一する規格がNゲージなのだ。この規格は世界共通、Nゲージであれば欧米の車両も日本の車両といっしょに走らせることができる。
懐かしい情景が蘇る
このシステムを使い、線路の周囲に情景を作り込むこともできる。情景の中に車両を置くと、シンプルな飾り棚で眺める時とは違う活き活きとした姿に見えてくる。もちろんこの情景の中で運転することも可能だ。
ちなみに鉄道模型を楽しむモデラーたちは、運転も可能な情景模型を「レイアウト」と呼んできた。昨今は広義に情景模型を示す「ジオラマ」と呼ばれることも多い。
情景の工作法は様々で、こうしなければいけないというものではない。ビギナーでも取り組める方法を紹介するので、ぜひチャレンジして欲しい。心に残る鉄道情景があなたの部屋によみがえるのだ。
ジオラマの 製作工程 no.1〜4
no.1
基盤素材を加工する
基盤に線路配置を描く
no.2
no.3
基盤は積層構造
no.4
山の形状を整えていく
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作例は600×300mmという大きさ。基盤はスタイロフォームと呼ばれる発泡スチロール製の建材が便利。軽くて相応の強度があり、加工もしやすい。基盤に線路配置を描いていく。
基盤を想定する地形に合わせて切り抜いていく。スタイロフォームは発泡スチロール製なので、電熱線を使った専用カッターで切るのがおすすめ。カッターはDIYで1000円程度。
スタイロフォームは5cm程度のものを使い、積層構造にした。作例では通常の発泡スチロールも追加。周囲は地形に合わせて切り抜いたベニヤ合板。接着はすべて木工用接着剤だ。
ジオラマの製作工程
スタイロフォームなどでおおまかに作り上げた山はカッターナイフなどで削りながら山容を整えていく。地肌はそのままでもいいが、さらに表面に紙粘土などを盛り付けてもいい。
no.1
no.2
no.3
no.4
ジオラマの 製作工程 no.5〜8
no.5
草も散布で表現
パウダーで土を表現
no.6
no.7
樹木や小物を取り付ける
no.8
ベニヤ板を塗って完成
Complete !
地面を覆う土は模型用のパウダー(スポンジ粒、オガクズなど。色調も様々)で表現した。水で4~5倍に薄めた木工用接着剤を塗り、その上にパウダーを散布していく。
工程5終了から一昼夜置き、土のパウダーが固着したら線路を接着、続いて草も表現。草は粒の大小や色調を工夫するとリアルに見える。固着は5同様、水で薄めた木工用接着剤。
工程6から一昼夜置き、固着してないパウダーを軽く叩き落とす。不足があれば追加。その後、樹木を植え、人形や看板などの小物を取り付け。小物は瞬間接着剤の利用が便利だ。
ジオラマの製作工程
全ての作業が終わったところで、基盤を被うベニヤ板も塗っておこう。作例はペンキで仕上げたが、木目を活かしたニス仕上げでもいい。これであなたの鉄道ジオラマが完成だ!!
no.5
no.6
no.7
no.8