男の隠れ家の神出鬼没な編集者・田村巴は年がら年中“休肝日”がない生粋のお酒好き。そんなほろ酔い編集が美味い酒を求めて今宵もぶらりと旅に出る──。
北海道には美味しい日本酒がたくさんある。最近、札幌の酒蔵「千歳鶴」が馥郁(ふくいく)たる純米酒を生み出しているらしいので酒蔵に潜入したの巻!
掲載している内容は2024年5月、取材時の情報です。
ほろ酔い編集・田村巴のちょっと一杯やらないか? 第7杯
米が美味しいところには、旨い酒がある。そんなイメージありません? というわけで、米と水がとにかく旨い北海道で、美味しい日本酒を造るため生まれ変わった札幌の老舗酒蔵「千歳鶴」へ。
故郷の北海道に関しては、積極的に依怙贔屓(えこひいき)していく所存です。今月もよろしくどうぞ。

千歳鶴は道民なら誰もが知る銘柄。そして200万人都市の札幌で唯一の酒蔵でもあります。その歴史は北海道の開拓史に遡り、明治5(1872)年に柴田與次右衛門(よじうえもん)が開いた「柴田酒造店」が始まり。
現在、杜氏を務める市澤智子(さとこ)さんは2015年から千歳鶴で酒造りに携わり、翌年には千歳鶴の歴史上、初の女性杜氏に就任。以来、地元の人が自慢したくなる美味しい酒造りを目指し改革を推し進めています。


こだわりは“米と水”。米は北海道産の酒造好適米をメインに新十津川(しんとつかわ)町の契約農家で育った「きたしずく」や「吟風(ぎんぷう)」を用い、水は創業から変わらず豊平川の伏流水(地下水)を大切に使っているそう。
ちなみに2023年、64年ぶりに建て替えたばかりの新しい蔵を見学してびっくり。規模を縮小しつつも、効率や動線を重視したシステマティックさが素人目にもわかります。


市澤さん曰く、「機械でできることは効率化して体力を温存し、その分これまで以上に酒造りに集中したいですから」とのこと。
確かに酒造りに集中するなら、重たい米は機械で運ぶ方が良いに決まってる。テクノロジーと一緒に進化することに「伝統を重んじていない」なんて言うのは、ダサいのでやめましょうね。


てなわけで「とにかく千歳鶴の純米が旨い!」という評判を確かめに「割烹居酒屋 直営 千歳鶴」へ。新醸造棟での初仕込み「千歳鶴 純米吟醸 きたしずく」を、北海道の海鮮や逸品料理と共にいただきます。
味わいは“馥郁たる”と言いたくなる甘みと酸味、爽やかな米の香りのバランスが良く、まぁ旨いじゃないの。全国民はもちろんだけど、まずは道産子。ちゃんと呑んだ方が良いよ、千歳鶴!









今月の相棒
千歳鶴の全てがわかる「千歳鶴酒ミュージアム」
千歳鶴の蔵元限定酒や各種銘酒が入手できる直営売店。酒蔵見学は団体のみHPから要事前予約。
千歳鶴酒ミュージアム
北海道札幌市中央区南3条東5丁目2
TEL:011-221-7570
定休日:年末年始
営業時間:10:00〜18:00(月末は17:00)
公式HP:千歳鶴
千歳鶴の酒と旨い肴で一献!「割烹居酒屋 直営 千歳鶴」
酒蔵直営の居酒屋で千歳鶴の酒を呑むならここで決まり。こだわりの料理は全部、千歳鶴に合う!
割烹居酒屋 直営 千歳鶴
札幌市中央区南5条西3丁目 ニューすすきのビル1F
TEL:011-531-4788
定休日:日曜・年末年始
営業時間:17:00〜23:00(LO 22:30)
公式HP:直営 千歳鶴
文/田村 巴 撮影/Noriy.k
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