96842宮崎県で仕事終わりに1人打ち上げ「九州元祖ブルーパブでクラフトビール三昧の巻!」

宮崎県で仕事終わりに1人打ち上げ「九州元祖ブルーパブでクラフトビール三昧の巻!」

男の隠れ家編集部
編集部

男の隠れ家の神出鬼没な編集者・田村巴は年がら年中〝休肝日〟がない生粋のお酒好き。そんなほろ酔い編集が美味い酒を求めて今宵もぶらりと旅に出る──。

ふらりと訪れた旅の客にも心底優しいブルーパブ「青空エール」で最高に美味しいクラフトビールを1人でたらふく呑んできました。

ほろ酔い編集・田村巴のちょっと一杯やらないか? 第2杯

2024年2月号では田中ケンさん、翔さん親子と共に宮崎県でアウトドア取材をしました。久々の宮崎にテンション爆上がりの呑んだくれ編集・田村はお二人を宮崎空港まで送った後、一人で打ち上がるべく市内の繁華街へ出向いたのです。

通称・ニシタチと呼ばれる歓楽街から徒歩5分、訪れたのは平成29年(2017)に九州初の“ブルーパブ”として誕生した評判のブルワリー「青空エール」さん。

ブルーパブとは“醸造所が併設されたビアバー”のこと。アルコールが入っていれば何でもOKな田村ですが、中でもビールは格別に愛しています。

故に焼酎のメッカ九州に居ながらクラフトビールをいただきにやって来たのです。だってどうせ一人で呑むんだし、好きにさせてよね。

店内は8割ほど席が埋まった状態。え、まだ16時前ですよ? オーナーの前田康生さんに問えば「背徳の昼飲み、楽しいでしょう?」との素敵な返答が。はい! YES! その通り!

前田さんのご好意で醸造室を見学。
鍋4つを使用して週に1回醸造する酒量は120ℓとのこと。フルーツエールの原料も全て自分の手で抽出する。

「宮崎県庁を定年退職し、セカンドライフとしてビール作りに挑戦しました。埼玉県の麦雑穀工房さんなどさまざまなブルワリーで話を聞き、栃木マイクロブルワリーさんで修業させてもらい、8年前にオープンしたんです」

その行動力には驚くばかり。店内を見渡すとタップから5m、カウンターのすぐ後ろで醸造するビールの年間製造は6000ℓ。

前田さんやご常連の皆様と乾杯し、おすすめのネイパ(650円)を一口。トロピカルフルーツの華やかな風味が、ロケ仕事に疲れた体を颯爽と駆け抜けていきます。

それもそのはず「ジャパンビアアウォード」の金賞を獲得した自慢の一杯。

隣り合わせたご常連によれば、青空エールではフルーツエールを始め、牡蠣などの変わり種ビールも積極的に醸造し、地域おこしの一翼も担っているとのこと。

見知らぬ一見客にも優しい皆様に囲まれ会話も弾み、ビールが止まらない最高の夜になりました。しっかり打ち上がりました!

ここで出会った人は皆、気さくでノリが良く温かい方ばかり。
「若者からご年配まで落ち着いた方が多いです」とは前田さんの言葉。その通りです。

ビール4種類から3つを選べる「テイスティング4」(1000円)を注文。左からブラウン、スタウト、IPA。定番銘柄を並べてこの顔である。すっかりただの酔っ払い。でも味は最高に美味い!

神話の国・宮崎を題材に、地産食材を使用した「ひむかの女神とフルーツエール」も販売中。

今月の相棒

国内外で評判のブルワリー「青空エール」で乾杯!

手作りにこだわり丁寧に醸造したクラフトビールが味わえる名店。宮崎食材のおつまみも豊富だ。

青空エール
宮崎県宮崎市橘通西2-7-7 2F
TEL:0985-86-9252
定休日:月曜
営業時間:HP参照
http://www.aozoraale.com/

【著者プロフィール】
田村 巴(Tomo Tamura)

1979年北海道出身、フリー編集者。長年「男の隠れ家」に携わり現在は「男の隠れ家デジタル」編集長も務める。毎日の晩酌が人生をより良くすると信じて疑わない。

文/田村 巴 撮影/Nory.k

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