新型コロナウイルスの影響もあり、人気上昇中の「ノンアルコールビール」。このノンアルコールビールは美味しいだけでなく、最近では健康志向さえも高まっている。いままであまり興味がない人からすると、「どの商品が良いのかわからない」という方もいるだろう。

そこで本記事では、ノンアルコールビールの基礎概要や醸造方法、おすすめ商品を解説する。本記事を最後まで読めば、自身にとってベストなノンアルコールビールが見つかるだろう。

ノンアルコールビールとは?

人気が年々上昇している「ノンアルコールビール」。ノンアルコールビールとは、含有アルコール量が1%未満のビールのことを指し、正式には「ノンアルコールビールテイスト飲料」という。アルコール度数が1度以上のものは酒税法により酒類に分類される。

ノンアルコールビールは昔からありましたが、アルコール度数0%の製品が販売され始めたのは2009年頃からであり、それまでは微量ながらアルコールを含んでいた。最近はアルコール度数0%でも美味しいビールが販売されており、人気は高まる一方だ。また、ノンアルコールビールは美味しさを追い求めるだけでなく、健康志向さえも高まっているのだ。

ノンアルコールビールを飲んで運転はOK?

ノンアルコールビールはアルコールが含まれていないと解説した。では、ノンアルコールビールを飲んだあとに運転をしても良いのだろうか?

結論からいうと、大手ビールメーカーいわく問題ないとされている。なぜなら、現在生産しているノンアルコールビールの多くがアルコール度数0%だからだ。アルコールが一切含まれていないことから、飲んだあとに運転しても大丈夫なのである。

しかし、製品によっては微量にアルコールが含まれているものも存在している。これを大量に摂取すると法律違反になる恐れがあるため、注意が必要である。ノンアルコールビールを飲んで車を運転する場合は、しっかりとアルコール度数が0%であることを確認しよう。

ノンアルコールビールの醸造方法

ここまで、ノンアルコールビールの基礎概要について解説した。続いて、ノンアルコールビールの醸造方法を見ていこう。実はノンアルコールビールの醸造方法は複数あり、メーカーによって作り方が多少異なる。また、いくつかを組み合わせて使うなどもされている。

生化学的アプローチ

ノンアルコールビールの醸造方法1つ目は、生化学的アプローチによるものだ。この生化学的アプローチは大きく分けて3つの手法に分割できる。

  • 専用酵母の使用
  • 発酵の途中停止
  • コールド・コンタクト・プロセス

専用酵母の使用が最も一般的である。また、発酵の途中停止では酵母を取り除くことで途中で発行を止める。あるいは温度を下げることにより、同じように発酵を止めることが可能だ。一方、コールド・コンタクト・プロセスは、0~5度の低温での24時間程度の発酵によりアルコール生成を阻害する手法である。

物理的アプローチ

ノンアルコールビールの醸造方法2つ目として、物理的アプローチが考えられる。物理的アプローチは大きく分けて下記の2点だ。

  • 熱の利用
  • 浸透膜の利用

熱の利用による物理的アプローチは非常にシンプルだ。ビールを一度揮発させ、アルコールの成分を飛ばす手法だ。しかし、高温状態を長く続けると、色合いの過剰、風味の棄損、糖のメイラード反応などの弊害が生じることがある。そのことから、この方法は現在ほとんど使われておらず、減圧下で沸騰温度を下げてノンアルコール化する手法が主流となっている。

一方で浸透膜の利用は、熱の利用と比較して熱による影響を抑えることができるものの、設備費用などが高くつくというデメリットが存在する。なお、いずれも通常のビール醸造の過程に別途のプロセスが必要だ。

ノンアルコールビールの選び方

ノンアルコールビールの醸造方法はザックリと理解できただろうか?次に、ノンアルコールビールの選び方を解説していく。「ノンアルコールビールを選ぶときにいつも迷ってしまう」そんな方はぜひ参考にしてほしい。

ビールの再現度で選ぶ

ノンアルコールビールの選び方1つ目はビールの再現度だ。やはり、ビールの味が再現されている美味しいものが一番である。味の好みはそれぞれとはいえ、ビールの再現度は非常に優先度が高い。

なお、ビールからノンアルコールビールに変えたいという方は、同じ銘柄のノンアルコールビールを選択すると良いだろう。同じ銘柄であれば作り方が似ているため、味もほとんど一緒であるはずだ。

健康面を考慮して選ぶ

最近のノンアルコールビールは健康面にも配慮されている。例えば、脂肪の吸収を抑える、プリン体ゼロ、カロリーオフなどがあげられる。もし健康面に気を使っているのであれば、こういった要素を考慮しても良いだろう。

なお、ノンアルコールビールには「機能性表示食品」と「特定保健用食品(トクホ)」がある。機能性表示食品は、科学的根拠に基づいた機能性を事業者の責任のもとで表示している。一方、トクホは健康の維持に役立つ機能について、国が審査を実施し消費者庁長官から許可を得ている。

アルコール度数で選ぶ

ノンアルコールビールの選ぶ際にはアルコール度数を考慮すべきである。ノンアルコールビールと一言でいっても、アルコール度数がまったく入っていないものから、1%未満の微量のアルコールが含まれていることがあるのだ。

そのため、ノンアルコールビールを飲んだあとに運転する場合は0%のものを、少しでもビールを飲んている気分を味わいたいケースでは1%未満のものを選択しよう。なお、輸入のノンアルコールビールであればアルコール度数が入っている製品が多いためおすすめだ。

料理に合わせて選ぶ

料理に合わせてノンアルコールビールの種類を選ぶのもあり。例えば、薄味の和食にはあっさり味、こってりした中華料理にはコクのあるタイプがおすすめだ。

ただし、ノンアルコールビールによってはクセの強い製品も存在する。初めて飲む種類の場合は気をつけなければならない。

メーカーで選ぶ

ノンアルコールビールを販売しているメーカーで決め打ちするのもおすすめだ。自身の好きなビールメーカーがあれば、ノンアルコールビールでもそのメーカーがベストかもしれない。気になるメーカーがある場合は試しに飲んでみるの1つの手だ。

ノンアルコールビールのおすすめの商品

ノンアルコールビールの選び方は理解できただろう。では最後に、ノンアルコールビールのおすすめ商品を8個紹介する。気になる商品があればぜひ飲んでみてほしい。

アサヒビール「ドライゼロ」

ノンアルコールビールのおすすめ1つ目は、アサヒビールの「ドライゼロ」だ。スーパードライを彷彿させる、ドライで苦めなのどごしが楽しめる。またアルコールだけでなく、カロリーや糖質ゼロなのもうれしい。スーパードライファンが休肝日に飲む場合も多い。

食物繊維や大豆ペプチドといった添加物が含まれている為独特な香りがするものの、とにかくすっきりのみやすいノンアルコールビールだ。

  • 内容量:350ml
  • 1本あたりの価格:110円
  • アルコール度数:0%
  • カロリー:0kcal
  • 脂質ゼロ:0g
  • 糖質:0g
  • プリン体:0~1.0mg
  • 食物繊維:0.4~1.2g

キリンビール「パーフェクトフリー」

2つ目に紹介するおすすめノンアルコールビールは、キリンビール「パーフェクトフリー」である。脂肪の吸収を抑える・糖の吸収をおだやかにするという機能が報告されている。ライムっぽい風味があり、シャンディーガフのようにごくごくと飲めるノンアルコールビールだ。

ビアテイスト飲料として割り切って飲むのがベターであり、血糖値や脂肪などを気にする、健康志向の方にもおすすめできる。

  • 内容量:350ml
  • 1本あたりの価格:108円
  • アルコール度数:0%
  • カロリー:0kcal
  • 脂質ゼロ:0g
  • 糖質:0g
  • プリン体:0mg
  • 食物繊維:5.6g

ドウシシャ「プレミアムラガー」

ノンアルコールビールのおすすめ3つ目は、ドウシシャ「プレミアムラガー」だ。ローストした麦芽の味わいがあって飲みごたえ抜群。ヴァイツェンのような酸味のある香りがするが、飲んでみるとローストした麦芽のようなコクのある味があり、飲みごたえをしっかりと感じられる。

ドイツビールに似た味わいがするため、ドイツビールが好きな人におすすめだ。なお、アルコール度数が0.9%あるので授乳中・妊娠中の方は要注意。

  • 内容量:355ml
  • 1本あたりの価格:72円
  • アルコール度数:0.9%以下
  • カロリー:15kcal
  • 脂質ゼロ:-
  • 糖質:2.5g
  • プリン体:1mg未満
  • 食物繊維:-

サントリーホールディングス「オールフリー」

ノンアルコールビールのおすすめ4つ目として、サントリーホールディングスの「オールフリー」があげられる。アルコール、カロリー、プリン体、糖質全てがゼロの文字通り「オールフリー」である。

また、モンドセレクションやニューヨーク国際ビアコンテストを受賞している。食べ物と一緒なら最適なノンアルコールビールである。

  • 内容量:350ml
  • 1本あたりの価格:106円
  • アルコール度数:0%
  • カロリー:0kcal
  • 脂質ゼロ:0g
  • 糖質:0g
  • プリン体:0mg
  • 食物繊維:0~0.1g

サントリーホールディングス「オールフリー ライムショット」

サントリーホールディングスの「オールフリー ライムショット」もおすすめである。ライムを絞ったような爽快な味わいを打ち出している。また、味わいも香りもライム感が強く、ビールらしいテイストは薄め。

しかし、コロナビールにライムを入れたときの味わいにかなり近く、コロナ好きな方にもおすすめできる。単純に飲み物として美味しいため、昼間の気分転換や食中、運動後、車を運転する方にもおすすめなノンアルコールビール。

  • 内容量:350ml
  • 1本あたりの価格:109円
  • アルコール度数:0%
  • カロリー:0kcal
  • 脂質ゼロ:0g
  • 糖質:0g
  • プリン体:0mg
  • 食物繊維:0~0.1g

サントリーホールディングス「オールフリー 香り華やぐホップ」

ノンアルコールビールのおすすめ6つ目は、サントリーホールディングスの「オールフリー 香り華やぐホップ」だ。白ぶどうのようなホップ感が秀逸。オールフリーの期間限定品である「オールフリー 香り華やぐホップ」。

アロマホップ特有の華やかなアロマがあり、口に含むと白ぶどうやシャンパンのようなフルーティな味わいが広がっていく。炭酸によるキレと、じんわりと舌に広がるホップ由来の苦味があり、ビールっぽさもとても良い。とにかく味わいのバランスがよく、シャンパンのような上品さが感じられる。

  • 内容量:350ml
  • 1本あたりの価格:109円
  • アルコール度数:0%
  • カロリー:0kcal
  • 脂質ゼロ:0g
  • 糖質:0g
  • プリン体:0mg
  • 食物繊維:0g

パナバック「ヴェリタスブロイピュアアンドフリー」

ノンアルコールビールのおすすめ7つ目として、パナバックの「ヴェリタスブロイピュアアンドフリー」を紹介する。ビール好きにはおすすめ、ヴァイツェンのような小麦感がある。

ドイツの「ビール純粋令」に則り、無添加で麦芽・ホップ・水・酵母のみを使って造られた「ヴェリタスブロイピュアアンドフリー」。ビールをやや薄くしたような味わいで、ビールの再現度に関してはまずまず。ピルスナーというよりもヴァイツェンのような白ビール系の味が薄っすらとある。

  • 内容量:330ml
  • 1本あたりの価格:80円
  • アルコール度数:0%
  • カロリー:12kcal
  • 脂質ゼロ:0g
  • 糖質:-
  • プリン体:-
  • 食物繊維:-

日本ビール「龍馬1865 ノンアルコール」

ノンアルコールビールのおすすめ8つ目は、日本ビールの「龍馬1865 ノンアルコール」だ。

ハチミツのようなねっとりとした香りが特徴的。ドイツ麦芽100%でプリン体&添加物ゼロのビール。

ハチミツのようなクセのある香りで、口に含むと飴のような甘味が最初にきて、後からジワジワと苦味がやってくる。

  • 内容量:350ml
  • 1本あたりの価格:104円
  • アルコール度数:0%
  • カロリー:12kcal
  • 脂質ゼロ:0g
  • 糖質:2.9g
  • プリン体:0mg
  • 食物繊維:0g

まとめ

本記事では、ノンアルコールビールの基礎概要や醸造方法、おすすめ商品を解説した。

ノンアルコールビールとは、含有アルコール量が1%未満のビールのことを指し、正式には「ノンアルコールビールテイスト飲料」という。現在生産しているノンアルコールビールの多くがアルコール度数0%であるため、飲んだあとに運転をしても基本的に大丈夫。

ノンアルコールビールに興味がある人は、ぜひ本記事で紹介したおすすめを参考にしてみてほしい。色々なノンアルコールビールを飲み比べるのも意外と楽しいのでおすすめ。