17478金網で仕切った約1畳半のアトリエ。明るい自然光を取り入れて会話も弾む〈東京都 H.I邸〉|小さな秘密基地の造り方

金網で仕切った約1畳半のアトリエ。明るい自然光を取り入れて会話も弾む〈東京都 H.I邸〉|小さな秘密基地の造り方

男の隠れ家編集部
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「趣味である靴作りを自宅でもできたらと思いまして」と語るのは南町田に住むサービスエンジニアのIさん。購入した築30年のマンションには、何でも自分で作りたいというIさんの思いが込められている。
アトリエスペースは約1畳半。作業台の隣にはお気に入りの厚物用セイコーの腕ミシン。

玄関からリビングに向かうと、まず目に入るのが存在感のある金網。リビングスペースの金網の奥こそが、Iさんの秘密基地である。

キッチンからもお互いを確認でき、会話もできる。

料理を作るように、普段の生活の一部として靴作りもできたらと思っていたIさん。このスペースは、できるだけ普段過ごす場所から隔離したくなかったという。

仕切らずにあえて金網にすることで、家族がリビングやキッチンにいても話をしながら作業ができ、S字フック等を使えば収納スペースにもなるため、とても便利なのだそう。

キッチンに匹敵するほどに、このスペースを造ることを前提で家造りをしたというから、このスペースへの思いの強さが伺える。

金網のため窓からの明かりもキープ。

次に目に留まったのは、アトリエスペースの床がモルタルになっていることだった。これは、靴を修理する時に汚れたままでも置いておくことができ、また靴作り以外でも日曜大工をする際にも大変使いやすいと満足そうなIさん。

作業用の皮や木型のほか、部品別に分けた収納BOXを置ける造作棚。

「どこかアトリエっぽい雰囲気にしたかった」という思いが叶えられた空間には、今日も家族の明るい笑い声が響いている。

【秘密基地造りのPOINT】
1.家族の気配を感じられる金網を使用。
2.汚れが気にならない土間空間。
3.光を取り込める間取りに。

【Owner’s voice】
手の届く範囲に必要なものがほとんどあるのでとても良いです。金網で仕切るだけでも秘密基地感は十分です。

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いくつになっても、男は心に 隠れ家を持っている。

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