12036気分は映画の主人公「SHOOTING BAR EA」でエアガンで遊び酔う(東京・吉祥寺)|深夜の男たちの隠れ家

気分は映画の主人公「SHOOTING BAR EA」でエアガンで遊び酔う(東京・吉祥寺)|深夜の男たちの隠れ家

男の隠れ家編集部
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東京・吉祥寺にあるバー「SHOOTING BAR EA」は、FBI捜査官が射撃練習を行う、映画のワンシーンのような本格的シューティングレンジでエアガンを撃つことができる、一風変わった店である。美味しい酒と食事、楽しい会話に興じながら体験してきた。

リアルな空間で射撃を手軽に体験する

吉祥寺駅を出て井の頭自然文化園方面へ歩くこと約8分。階段を上がり、ビル2階のドアを開けると、ガラス張りの美しいシューティングレンジに迎えられた。「SHOOTING BAR EA」は、お酒や食事、会話を楽しみながらエアガンシューティングに興じられるスポットだ。

スタッフにレクチャーを受けてチャレンジ。

オープンは2010年。映画やゲームなどに登場する銃を模したエアガンを約200種近くそろえ、常時40種ほど提供、登場作品の主人公になった気分で撃てるバーとして話題になった。以来、多くのエアガン愛好者が夜な夜な集っている。中にはオーストラリアなど、海外から訪れる客もいるという。

的の位置はメートル単位で変えられる。

店の中央に据えられたシューティングレンジは、的までの最大距離が射撃競技と同じ10mに設定できる本格仕様。紙の的は5種類、金属の的は1種類ある。好みやレベルに応じて的の種類と距離を選ぶことができる。

また、レーンは3レーンあり、店内にあるモニターで射撃姿のチェックもできる。仲間の腕をモニターで見ながら盛り上がるお客もいるという。

まさに隠れ家的な雰囲気で、映画のワンシーンのような店内。
軍や警察特殊部隊などで用いられる名銃にちなんだカクテル「FN5-7」。

入店後、まずはカウンターに座ってドリンクメニューをチェック。ビールやウイスキーなど一般的なメニューに加え、ガン(銃)にちなんだオリジナルカクテルも充実している。また、食事メニューもそろう。「1ポンドビーフステーキ」は450gの特大ボリュームながら、牛赤身肉のためペロリと食べられた。

ボリュームたっぷりのステーキをカクテルで流し込む。

バーボンのオールド・グロウをベースにした爽やかな味わいのカクテル「グロック17」を飲みながら、ガンメニューをめくり、どの銃を使おうか思案する。

初めてでも店のスタッフたちが親切にレクチャーしてくれるので、安心してチャレンジできるというもの。「HK417 EARLY VARIANT」をセレクトして、構えてみる。4.5kgと重量はあるが、意外なほど的を狙いやすい。トリガーを引くと、バンっと小気味好い音と手応え。

ライフル銃の「HK417 EARLY VARIANT」を構える。

ゾクっとする快感が背筋に走る。的を射る気持ち良さの虜になり、しばし撃ち続けた。美味しい酒と食事、エアガンを撃つ快感、そしてガンにまつわる楽しい会話に興じているうちに、夜はあっという間に更けていったのである。

店内には各国のエアガンがディスプレイされる。

文/浅川俊文 写真/古末拓也

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